メキシコのカカオの生産地、ソコヌスコ地方へ。


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メキシコのカカオの生産地、ソコヌスコ地方へ。

👆メキシコが原産のカカオでつくるチョコラテ(チョコレート)が特産品

 

なめてかかったタカナ山登山の仕打ちを感じつつ

昨日の高低差2300mの下りで

細胞が1000億個ぐらい破壊され、

久々に感じる筋肉痛でぎこちなく歩きながらも、

僕は前進しなければなりません。(痛笑)

 

メキシコシティでの日々のトレーニングでは、

朝の10キロ走と筋トレで、

大概の山は大丈夫なんですが、

それにしても今回のタカナ君には完全にやられました。

次回はもっとトレーニングを積んでから挑みたいと思います。(苦笑)

 

日本人所縁の地はコーヒー所

で、

今日の目的はカカオと、

最初の日本人移民にまつわる場所を巡ること。

 

チアパス州といっても広いんですが、

その中でも太平洋岸の、

グァテマラとの国境に近い東のエリアを、

ソコヌスコ(Soconusco)といいます。

👇この辺

 

ソコヌスコと言えば・・・

メキシココーヒーの一大生産地。

僕もチアパスコーヒーが好きで、

今日もエスプレッソ用に細かく挽いてもらったのを、

2キロも買い込みました。(苦笑)

 

コーヒーって繊細で長期保存に向かないのは知っているんですが、

今日買った場所は卸売り場。

個人が「1キロください―い」といったって、

面倒な顔をされるだけ。

「じゃあせめて2キロで・・・」といって売ってもらったもの。

 

いつもは豆で買って自分ちで挽いているんですが、

あいにくこの日は豆がなく、

挽いたものしかありませんでした。

いつも地方出張に持参している乾燥剤入りの密閉容器に速攻で移し替え、

なるべく鮮度を保ちながら、

これから数か月間、

ソコヌスココーヒーを楽しもうと思います。(笑)

 

チアパスコーヒーは、

メキシココーヒー独特の酸味が若干低めに感じますね。

 

でもコーヒーの一大産地という割には、

それほどベラクルスみたいにあちこちでコーヒーコーヒーというのを見ないんですよねぇ。

栽培だけで、

ベラクルスのように毎日お茶のようにコーヒーを飲む習慣はないのか。

 

メソアメリカ文明の始まりとカカオの始まり

んで、

今日のタイトルはコーヒーじゃなくてカカオ。

コーヒーはスペイン人が押し入ってくる1519年前には、

アメリカ大陸の地にはありませんでした。

ブラジル、ジャマイカ、グァテマラ、メキシコ、コロンビア、

これらの国のコーヒーは全部ヨーロッパ人によってアメリカ大陸に輸入され、

その歴史が始まったんです。

 

じゃあその前は何があったのかというと・・・

カカオ。(笑)

あのカカオです。

世界中の人たちが愛してやまないチョコレートの原料カカオ。

 

このソコヌスコ地方も、

そのカカオの生産地の一つなんです。

でも一番じゃない。

一番はどこかというと、

オルメカ文化が栄えたベラクルスとタバスコ一帯です。

オルメカと一言で言ってもいろいろあるんですが、

その誕生の地、

つまり最初にオルメカの都市が造られた場所が

サン・ロレンソという場所なんですが、

ここからメソアメリカ最古のものと考えられる、

カカオの遺物が見つかっているんですね。

このエリアでは現在も年間3万トンほどの生産量があります。

 

ちなみに・・・

このソコヌスコ一帯が、

カカオ誕生の地という人がいます。

現にイサパ(Izapa)というイツメニョ文化からマヤ文化に変遷した都市があって、

そこからもカカオの遺物が見つかっているんですが、

年代がオルメカの後なんですよね。

👇イサパのエステラ(石碑)群

 

メソアメリカ文明最古の“集落”でもカカオが

でもです、

イサパじゃなくて、

メソアメリカ圏最古の「球技の儀式場」、

通称フエゴ・デ・ぺロタ(Juego de Pelota)が発見された、

パソ・デ・ラ・アマダ(Paso de la amada)遺跡からも、

オルメカと同じ時期のものと考えられるカカオの遺物が見つかっています。

👇最古の「球技の儀式場」推定紀元前3000年頃

 

パソ・デ・ラ・アマダは紀元前3000年頃から2500年ぐらいに栄えた都市、

というか集落で、

農業の痕跡も確認されている興味深い遺跡です。

 

オルメカのような巨大建造物はなくても、

「球技の儀式場」の存在から、

何らかの信仰があったことは確実かと思われます。

 

こんな風に今ではマンゴーとバナナ農園が広がっていて、

僕の目では何もそれらの痕跡を見ることができませんでした。(苦笑)

👇ここ

 

そのカカオの生産、

現在は下火になっているようすで、

国の農業試験場があるんですが、

地元の人に聞いてもカカオ農園の数自体は少ない様子。

「カカオ公園」なるものもあって期待して行ったんですが、

ほとんど放棄されているような状態。

その代わりにこの一帯ではランブータンという、

ライチに似たフルーツの生産が盛んになっている様子。

 

でもありますちゃんとカカオの存在!

「タカナ山ツアー」に行ったついでに、

または「日本人移民が始まった土地ツアー」で、

この地域に行かれたついでに、

「カカオツアー」をしてみるのもいいと思います~(笑)

👇こんな風に、

チョコラテ(チョコレート)の製造工程の一部を見ることができる家庭にもお連れしますよ~。

 

はい、てなわけでして、

ソコヌスコのカカオ事情でした。

 

ではまた明日。

 

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