癒し旅行が本当に癒し旅行になるように。(苦笑)


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前回の続き👇です~。まだの方はこちらからどうぞ。

元々僕らの旅は陸の旅、ならばそうするのが最も自然な旅のカタチ。

「陸の旅」が減り、

効率が良い、

地に足を付けない型の旅が普通になっている現代の旅。

 

そうすると感覚が外に触れる機会が減り、

感覚そのものが頽落してない?

という僕の自分勝手な指摘。(苦笑)

 

どうやって外に感覚を晒せばいいのか分からないという方。

 

これはどうでしょう?(笑)

 

山に行くと「不安」になって他人と仲良くなれるらしい(笑)

日本でもメキシコでもそうなんですが、

なぜか山に行くと挨拶しだします。

 

かく言う僕も。(汗笑)

 

いや、

べつに挨拶自体はお互いの存在を認め合うための素晴らしい行為で、

日常にあった方がいい行為ではあるんですが、

普通、

道を歩いていても、

知っている人でない限り挨拶しないじゃないですか。(苦笑)

 

今の日本では?

子供に挨拶したら「変な人」として通報される?(苦笑)

 

でも、

山、特に登山になると、

知らない人にもほぼ全員に挨拶するようになります。

これはメキシコの山も同じ。

 

みんな無意識に「ぼっち」が怖い?

不思議に思っていたんですが、

山では挨拶するのに、

なぜか、

同じ自然に囲まれた状況でも、

キャンプ場になるとあんまり挨拶しない。(苦笑)

 

なぜ?

 

この状況は不思議に思っていたんですが、

よくよく考えてみると、

たとえば、

ちょっとした「危機的状況」に置かれると、

「知らない人」とか「嫌いな人」に掛かる心理的ハードルが取れることがあると思うんです。

 

例えば震災?

普段のご近所づきあいもろくに無かったよそさんと、

急に支え合ったりとか。

 

自分の立場がヤバくなると誰かに頼りたい

僕は以前メキシコでサラリーマンを10年ちょっとやっていたんですが、

集金部のおじさんと馬が合わなかったんです。

(その会社にはなぜか謎の集金部という部署があった)

これは上の人間の怠慢でもあったんですが、

そのおじさんが顧客と直接連絡をとり、

僕の悪口までいう羽目になっていました。

 

とにかく日常の業務に影響が出始め、

大口の顧客の売掛金がとりっぱぐれる可能性がある「ヤバい」という状況にまで発展。

 

するとそのおじさんも責任を感じたのか、

僕が交渉して支払いがある度に、

なんか不思議な一体感が生まれるようになったのです。(苦笑)

 

僕も自分のアカウントにとりっぱぐれが出るとヤバい、

集金部のおじさんも集金部なので貸し倒れるとヤバい、

お互い「ヤバい状況」になったので、

暗黙に「ここはどう危機から脱出するか」

と言う方向で目的が合致したようです。

 

だから、

「登山中の不思議な挨拶」

についても、

「山は危険」という、

無意識に働く危機意識から、

見ず知らずの人同士で「挨拶」を交わすという状況になるのかなと、

自分で勝手に結論付けています。(苦笑)

 

自然の中にいるだけで、

そこまで差し迫って危なくない状況であっても、

人間の本能が作用し、

気持ちがいい「あいさつ」という行為として現れるわけです。

 

なぜか都会になるとみて見ぬふり

これって、

「良い社会」「明るい社会」の根源にあるものだと思うんですよね~。

 

動物学的に一人じゃなにもできない、

だから群れを成すわけです。

ただ、

多すぎても意思疎通が取れないので、

100~150人程度を限度として。

 

だから、

本来「一人」という状況になると、

「他人」を求めるようになるんですよね。

求めて叶わないと余計に心配になって、

今度は免疫力が低下し、

体調そのものが不調になってしまうほど。

そのDNAってもう、

「人間」という種が出来てから250万年ぐらいに渡って、

僕らの体に刻まれているもの。

 

だから「一人でもへっちゃらら~」なんていう人、

ウソです。(苦笑)

本当はみんな一人だと「弱い」し「寂しい」んです。(寂)

 

僕だって散々「集団行動嫌い!」と叫んでいるのに、

気付くと「あれ、最近友達とあってないな」とか、

酷いと一人で勝手に疎外感を感じ出すことも。(苦笑)

そんな時にメッセージや電話があると飛び上がるほど嬉しいものです。(笑笑)

 

昔の日本にもあったご近所さんとのお裾分け文化、

現代社会は自分が大事だからそんなことしている暇なんかありませんが、

お返しを求めない、

自然なお付き合いって大事ですよね。

 

山でなくても一人は嫌なはずなのに・・・

その「弱さ」や「寂しさ」を、

よりリアルに感じることができる場所が山。

「一人でへっちゃらら~」という人は、

一人で山登りしてみてはいかがでしょう。

ほんとにへっちゃらら~と感じるか。

 

単なる「癒され」って逆に疲れたり(沈)

僕は思うんですけど、

山から都会に帰って、

「日常」に戻って痛みがなくなったら「ハッピー」ではなくて、

「何がおこったのか」ぐらいは、

考えることが必要だと思うんです?

 

毎日ブラック企業で働いて身も心もボロボロ、

だから週末や連休に山やキャンプにいって

「癒された~、チャンチャン」

ではなくですね、

そんなブラック度に気付いた方がいい。

 

僕がいた会社はブラックではなかったと思いますが?(願)

いろいろ考えて考えて、

これじゃもったいないよねって僕は感じて、

4年ぐらい前に脱サラしたわけでして、

やって良かったと思うし、

コロナで苦しくても後悔はありません。(苦笑)

 

「旅行したら癒されたい」は人の常

それが山やキャンプでなくても、

「旅行」だって同じこと。

 

旅行を「非現実」と捉えるか、

旅行も「現実の一部」として捉えるかによって、

その旅行に向かう姿勢は全く異なるものになります。

 

彼氏・彼女に振られて「癒し」を求め、

カンクンに行ったところで「癒される」ことはあんまりないわけで・・・・(苦笑)

 

疲れた時に飲むコーラは爽快で一瞬で生き返ったように感じますが、

それって束の間の「癒し」であって、

その爽快感がその後ずっと続くわけじゃない。

でも人はそんなほんの束の間の癒しを求めて、

体に悪すぎる砂糖水のコーラを買い続けるわけですが、

そのコーラが「野菜ジュース」になったら、

その後の人生もうちょっとよくなるよねって思うんです。(苦笑)

 

束の間の快楽を求め、

コーラのような血糖値をガンガンあげるような旅行もいいんですが、(苦笑)

野菜ジュース型の旅行もいいよ?

というのが僕の提案。

 

動物として備わっているステキな能力が落ちないために(苦笑)

たぶん、

これが昨今たまに聞かれる、

「人間はバカになっている」

の所以だとおもいます。

 

感覚の頽落。

 

ここでちょっと前回の内容に戻りますが、

頽落する原因の一つに、

僕は工程の「飛ばし」があると思っているということは、

前回に書いた気がします。

 

だから僕の場合は盛んに、

「陸路で行くメキシコの旅」

をあちこちで叫んでいるわけでございます。(笑)

 

人は生きて行くためには、

美味しいものばかり食べているわけには行けません。

たまには顔を歪めるようなものも口にします。

白子とか。(苦笑)

え、てか白子なんて常食しない。(汗)

 

デコボコいろいろ経験して、

今どきに言えばメタ推理とかメタ思考とでも言うんでしょうか。

一見無駄なことだと思われる、

「目的地に着く前の陸の旅」で得た様々な感覚を使い、

自分の旅行を多面的に把握して、

その自分の旅行をより深くみてみること、

これがこれからの旅行に、

特にメキシコ旅行に大事になってくるのかなと思ってまぁす。

 

メタ旅行、

去年に書いた記憶がありますが、

メキシコは旅行の穴場です。

ぜひですね、

デコボコのメキシコ旅行に行ってみてはいかがでしょう。

きっと皆さんの人間性がグンッとアップすでしょう。

 

はい、てなわけでして、また次回~👇

メキシコ旅行は点と点で終わるべからず

 

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