メキシコ旅行業界への提言:決まった形のキャンバスからボチボチ出たくない?(2/6)
前回の続きです~
まだの方はこちらもどうぞ👇
決まった形のキャンバスから出たくない?
👆オルメカのサンロレンソに一時間いた僕
プライベートツアーは売りづらい?
大手でもどこでも、
いろんなツアー商品の中にプライベートツアーも片手間でやりますが、
あんまり力を入れたがらないようです。
理由は単純で「コスパが悪い」から。
プライベートツアーにするとどうしても単価を上げなくちゃいけないけれど、
そうすると絶対ボリュームが落ちちゃいます。
大手だから固定費もガンガン掛かっているから、
ボリュームが落ちるのは死活問題。
その上単価を上げるにはまた工数を掛けなきゃいけない。
でもそんなことを専門に配置できる人員なんて、、、いない?(沈)
だからプライベートツアーは頼まれればやるけれど、
「一押し商品」になることはまずないでしょう。
だから、
大手のツアー商品は大体どれも似通ったものになっちゃいます。
これ👆が今の旅行業界のカタチ。
メキシコでもプライベートツアーとか、
なんちゃってメキシコガイドをやっている人たちは一定数いるんですが、
結局どれも片手間なんですよね。
そうするとまた価格競争になるだけです。
「ウチはいくらですよ~」と。
しかもメキシコでの観光となると、
なかなか一筋縄ではいなないことが多いんです。
お巡りさんとか。(苦笑)
「有名」「無名」で買わない方がいい
テオティワカン遺跡やケレタロやサンミゲル、グアナファトであれば、
「有名」だから人も集めやすいし集まりやすい。
でもこれがグアナファトと同じような背景があって綺麗な町並みなのに、
「モレリア」になるとあんまり集まらないようです。
だってそれらの黄金ルートに比べたら知られていないから。
考えてみると、
「有名」なのって他人の価値観で判断された「有名・無名」で、
自分の「行く・行かない」を無意識に決めちゃいます。
ホントはすっげぇ大事な場所なのに。
広告や集客に工数を掛けられないって、
それは売る側の都合であって、
売る側の都合で買う側が正当に選べないメキシコの観光業界の旧態依然のカタチ、
どうなのよ?って思うわけです。
みられた方もいらっしゃると思いますが、
先日ユーチューで皆さんも知る中田さんの発言がニュース界隈をざわつかせています。
日本の芸能会のドンに物申すというのをやっています。
僕は日本の芸能関係にはほとんど興味がなく、
笑いのツボも外れているのかあんまり笑えないんですよね。(苦笑)
それでも唯一好きで笑えるのがダウンタウンとバカ殿のコンビなんですが、(笑)
あれ今でもたまにみると笑っちゃいます。(笑笑)
賛否両論あるんでしょうけれど、
ん~、僕の立ち位置は中田さんの方ですね。
たとえ実績でも業界の未来にとったら良くないことも
なんかこう、
まあ意見はイロイロあって良いと思うんですが、
業界の一強独裁みたいなのって、
結局ソコだけで終わっちゃうんですよね・・・
はい、そもそも日本のお笑いなんて、
日本国内で流行ればいいというのもあるんでしょうけれど、
これだけ様々な分野で「グローバル化」が進んでいるんだから、
「日本のお笑い」ちょっと「グローバル化」してみたら~?
と素人目線から思ったり。
名前が思い出せませんが、日本のお笑い芸人がイギリスだかどこかで海外デビューしています。
同じ芸能だって、
お隣さんのアイドルグループや映画だってガチグローバルです。
僕も好きなミスタービーンだって、
昔も今も、
みるとクスってなっちゃいます。
お笑いは言葉だから、
微妙なニュアンスや意味が伝わらないと全然笑えません。
だから歌って踊って魅せるのとはかなり違うんでしょうけれど、、、
でもそれが「業界の成長」っていうのではないでしょうか。
あと、
僕はそういう類の「コンテスト」がどっちかというと嫌いです。(苦笑)
コンテストには審査員という人がいるんですが、
本来やる方が選ばれたいのはお客様では?
僕なら「世界最優秀観光ガイド」みたいのがあってもたぶん出ないでしょう。(苦笑)
「売名」という目的もあるんでしょうけど、
やっぱり「旅行者」という消費者、お客様からフィルターを通さずに選ばれ続ける存在でありたいと思うんですよね。
たしかに「コンテストの受賞歴」も一種の判断材料にあるんでしょうけれど、
そもそもそのコンテストの“審査員”(フィルター)てだれ?てのがキモ。
お笑いだったら、
一番笑わせたいのって、
本当はテレビの視聴者や会場への来場者だと思うんです。
どの業界も革新すべき?
弱肉強食の業界で、
実績を長年に渡って築き上げてきたドンがいるのは別に普通だと思うんですが、
「それはそれ」だと思います。
ブランドってやつですかね。
でもそのドンがみんなのアイコン(憧れの的)になっちゃうと、
今度は教祖化しちゃう。
それって一つの型にはまりきって、
その後の革新が進まない要因の一つになり兼ねないと思うのです。
芸人だけじゃなくて、
みる側も同じです。
革新を望まず、
狭い決まり切った枠のなかにしか、
「おもしろい」を求められない。
メキシコ旅行業界でいえば、
ガイドブックにあるコンテンツしか「良い」と思わず、
かつそう信じて疑わない旅行者、
というのがお笑いの視聴者であった観客です。
どういうことかというと・・・
つづきは👇
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