コロナ:4月17日/ならず者のメディア
コロナウイルスの現状:4月17日現在
上の曲線が感染者数
下の棒グラフが死者数
感染者:6,875(前日比+578)
感染疑い:13,364(前日比+1,024)
死者:546(前日比+60)
実際の感染者数はこの約8.2倍とみられています。
よって実際は50,000人以上が感染している可能性が高いとのことです。
このコロナウイルス禍で、
メキシコ経済で最も影響を受けるのは建設業界です。
既に2018年ぐらいから減速してきましたが、
投資も減退し、
今回のコロナショックがその原則に拍車をかける見通しです。
その次が製造業。
供給面では世界的な供給網が回復するまでに時間を要し、
需要面では減給や解雇により消費者の懐事情が悪く、
消費の低調が続きます。
サービス業は昨年堅調でしたが、
今年は倒産・解雇が相次ぐため、
早期復調は期待できません。
よって、
もし昨日の発表のように、
6月でこの危機を脱することができると仮定すれば、
メキシコ経済が持ち直して来るのは、
第4四半期という予測です。
日本にはああ言えばこう言う有名人は沢山いて、
ニュースやツイッターを見ていると嫌気が差してきますが、(苦笑)
メキシコはあまり話題にならないんです。
ところが昨日アステカテレビの有名アンカーのハビエル氏が、
突如として、
「国が出すコロナ情報は間違っているからもう聞かないようにしよう!」
と公言してしまったんです。
それに対する大統領の返答が、
「優秀な医者であるガテルさんの言う事を聞きましょう。
ものすごく優秀な医者や科学者が出す情報なのです。
どうも私の友達ハビエル君は間違えてしまったみたいですね。
彼はいい人間だし、
きっと良く考えなかったんでしょう。
表現の自由を使っただけで、
人間誰しも間違いを犯すように彼も間違えてしまったんでしょうね。
この件で誰も彼をいじめない様に。」
と。
インパクト的には、
例えばですが、
日テレの羽鳥慎一アナとか?
(☝知らないので、今ネットで一番有名なアナを調べました)
いきなりテレビで、
「もう総理の言う事は聞くな!」
というようなものです。
こういうハビエルのような著名な人や、
不自然に経済を優先させようとする人は、
袖の下を使っているんですね。
旅行でいる分には見えないと思いますが、
実際に住むとイロイロ見えてくるんです。
この国では最終的にはカネがモノを言うコワイ社会で、
表では笑顔を振りまいていますが、
裏では大体カネが動いているんです。
日本もそうだと思いますが、
メキシコはいたるところでそうなんです。(困)
庶民レベルだと例えば交通警察への賄賂とか。(苦笑)
あとは学校の先生とか。(疑)
刑務所の看守も最近ありましたね。(怒)
無視できないのは、
特に低所得者層(ホントにその日暮らしをしている人たち)は、
残念ながらもの凄く感情的で、
こういった扇動的な情報に弱いんです。
だから大統領自らが動画で誰でも分かるように国民に訴えて、
火消しに走る羽目になったのです。
例えばですが、
日本で例え影響力あると言われる堀江さんが、
ホリエモン祭を強行したところで、
影響は限定的でした。
メキシコは6割近くが、
非正規労働のその日暮らしの人達で、
彼らが暴走し始めると、
その影響はかなりのものになります。
そういう点ですごくデリケートな問題なんです。
出典:
https://www.eluniversal.com.mx/
https://www.eleconomista.com.mx/economia/Economia-mexicana-se-recuperara-hacia-el-4T20-BX-20200418-0004.html
https://www.eluniversal.com.mx/nacion/que-dijo-javier-alatorre-y-por-que-es-tendencia