コロナ:4月30日現在/メキシコ企業各社の支援
コロナウイルスの現状:4月30日現在
上の曲線が感染者数
下の棒グラフが死者数
感染者:19,224(前日比+1,425)
感染疑い:5,647(過去14日以内/+203)
死者:1,859(前日比+127)
日本でも大企業のオーナーさん個人や、
企業として様々な形で支援を打ち出していると思います。
メキシコもです。
まずは風評被害?に遭っているコロナビールのモデログループ。
(なんでコロナビールが関係するのか分からないです、、、
消費者心理って面白い~と思うと同時にこえ~とも思ってしますね。苦笑)
メキシコ生まれのモデログループですが、
2012年にベルギーの世界最大のビール会社アンハイザーブッシュインベブ(AB InBev)が全株式取得し、
メキシコの会社ではなくなってしまいました。(悲)
ちなみにアメリカだけは、
2013年にコンステレーション ブランズが、
アンハイザーブッシュからモデロのビジネスを買い取っています。
メキシコ全土に販売・物流網を持つモデログループは、
同じくメキシコ全土に120万店存在する零細小売店に対して、
中小企業向けの融資会社と組み、
48時間以内に融資の審査が完了する仕組みを整えました。
複雑なプロセスはなく、
オンラインで全てが完結します。
通常の銀行融資であれば2~3ヵ月掛かりますが、
それだとその間に廃業してしまいますから、
それを防ごうというものです。
食品大手各社の70~80%の売上をしめる零細小売店ティエンディタですから、
彼らの廃業は致命的なダメージになりかねないからです。
ビジネスモデルは、
モデログループが持つ膨大な顧客リストと与信情報を出す代わりに、
手数料を受け取るのだと推測します。(またよく調べてみます、、、)
利息や貸付期間、貸付額などの審査と貸付金の回収は融資会社が担います。
もう一社は世界最大のパン製造会社BIMBOグループです。
パン会社ですが、小麦粉製品一般を製造する会社ですね。
菓子パン、スナック、トルティジャ、クッキーなどです。
この危機的状況下で各産業の減収が際立つ中、
第一四半期の売上が7%増となりました。
売上高は全世界で744億400万ペソ、
日本円で3348億1800万円ぐらいです。
特に北米(米国・カナダ)での売り上げが伸び+9.8%。
輸入品の需要は落ちているものの、
メキシコ国内の売上は+6.2%。
利益もペソ安の追い風にのり+11.4%の400億4550万円。
そんな絶好調のBIMBOグループが打ち出した支援策総額9億円は大きく分けて3つ。
先ず3億1500万を、
コロナ感染患者用の仮設医療施設の建設に。
次にマスクを100万枚。
最後は医療関係者用に250万個のランチです。
加えて5千人の従業員を、
全雇用条件を維持したまま自宅待機にしています。
僕は一事業者として何も大したことはできません。
でも先日フェイスブックページで投稿しました通り、
僕でよろしければ話し相手・文通相手になります。
それしかできなくて心苦しいですが、
こんな時こそ、
どうか自由に僕を使って下さい。(笑)
出典:
https://www.eluniversal.com.mx/