コロナ:5月6日現在/メキシコの新車市場
コロナウイルスの現状:5月6日現在
上の曲線が感染者数
下の棒グラフが死者数
感染者:27,634(前日比+1,609)
感染疑い:7,149(過去14日以内/+441)
死者:2,704(前日比+197)
メキシコの主要産業の一つである自動車産業も、
このコロナの影響を多分に受けています。
メキシコの新車市場って、
日本のそれの約4分の1なんですね。
日本が年間520万台ぐらい、
メキシコは132万台の新車が売れています。
月平均10万台強です。
コロナの感染が広まり始めた3月の販売台数は、
8万8517台、
2月比でマイナス16.1%でした。
4月はと言いますと、
なんと3万4903台、
3月比マイナス60.1%、
前年同月比でマイナス64.5%でした。
この下落率というのは2007年以降最大です。
トップ3は、
日産が6919台、
GMが5716台
ワーゲンが3737台でした。
人口が日本とほぼ同じであっても、
新車の販売台数が4分の1ということは、
経済的にそれだけ新車を持てる人口というのが少ないということです。
更には、
メキシコには車検制度がないので、
乗ろうと思えばオンボロの車でも直しながらいつまでも乗れるんです。
だから故障して渋滞を引き起こすケースが多い。(苦笑)
そのため買い替えサイクルが日本より長く、
中には2台目、3台目を買わない人も多く出てくるわけです。
このような主要産業の落ち込みや、
メキシコ政府による自国経済へのサポートの薄さなどを鑑み、
メキシコへ投資している投資家がメキシコから資金を抜き始めているようです。
その影響の第一波が今後2-3ヵ月に掛けて、
第ニ波が9月位に売りが集中するのではないかという予測が出ています。
出典:
https://www.eluniversal.com.mx/
Se desploma venta de autos 64.5% en abril, la peor caída desde que se tiene registro