【メキシコの知的財産】メルカドバッグ
メキシコ在住15年目、
「メキシコの素顔を世界に!」
をモットーに、
メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
今日は山の下見に来ています。
メルカドバッグ。
☝☝☝地方の村の公園で売っているメルカドバッグ
はい、文字通りバッグです。
メルカドって
Mercado
と書くのですが、
市場という意味です。
Vamos al mercado!
で「市場に行こう」
という意味です。
そのバッグという事です。
お使い袋ですね。
これが日本で流行っている(いた)ようでして、
たまにお問合せを頂くんです。
流行る、流行らないはどちらでもいいんですが、
一つ気を付けないといけない点があります。
これっていうのは、
実はこれまでにも論点になってきたことでして、
メキシコの誇りやアイデンティにも関わることなので、
放っておけないんです。
どういう事かというと、
メキシコ、
メソアメリカの長い民族の歴史の中で生まれて来た、
現代メキシコを象徴するデザイン、
つまり知的財産を、
外国人が「私物化」し、
それをビジネス化するケースがあるんです。
最悪なのは、
それを商標登録しようとするケースですね。
日本でもおなじみのZara。
スペインの会社ですが、
メキシコのメルカドバッグを
なんと10倍以上の価格で売ったことで“炎上”しました。
メキシコへの冒涜もいい所です。
☝☝☝これがそのブツです。
それ以外にも、
こんな世界的ファッションブランドが、
同じようなケースで訴えられています。
Mara Hoffman、
Pineda Covalín、
Rapsodia、
Madewell、
Intropia、
Mango、
Isabel Marant
☝☝☝メキシコへの冒涜です
メルカドバッグも同じです。
真似しようと思えば中国でもできてしまうようなものです。
メキシコの地的財産を守る為、
お買い求めになる際は、
どこ製か、
おかしなブランドが付いていないか、
確認してご購入頂ければと存じます。(願)
#MexicoCentralTours
【キオテ通信】バックナンバーもどうぞ