アステカではなくてメシカと呼ぶワケ・前編
メキシコ在住15年目、
「メキシコの素顔を世界に!」
をモットーに、
メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
アステカではなくて「メシカ」と呼ぶワケ
☝☝☝“アステカ”帝国の首都テノチティトラン跡
アステカからメシカへ
大体どのメキシコ関係の情報サイトや歴史書を見ても、
メキシコと言えば、
「アステカ文明!」
と書かれていますね。
「アステカ文明ってあのテオティワカンでしょ!」
と思われた方、
もう一歩です!(ファイト!笑)
でもご心配いりません。
これからも【キオテ通信】をご読んで頂ければ、
その辺のウヤムヤはすっかり晴れ、
メキシコではすっかりその虜になることでしょう。
メキシコにいらした事がある方でしたら、
現地のガイドから
「アステカ文明はですねぇ~」
なんて説明を受けたと思います。
で、
今日はその「アステカ」という呼称についてです。
その文化についてはまた別の機会に説明しますネ。
僕が説明する時って、
もうお気づきになられている方もいらっしゃると思いますが、
アステカではなく、
「メシカ」
と書いています、よね?
メシカと書いても分からない方もまだ多いだろうと思い、
メシカ(アステカ)と併記しています。
あとはアステカの方が知られていて、
グーグルやヤフーの検索エンジンで拾ってもらいやすいから。(苦笑)
そんな事はどうでもいいとしまして、(謝)
アステカでも全く間違いではないのですが、
より正確には「メシカ」なんです。
僕がいつも情報源として多用している政府機関発行の考古学の雑誌があるんですが、
彼らも30年ぐらい前から、
公式に「メシカ」という名前を使っています。
メシカって、
Mexica
と書きます。
アステカとは
「!?」
と思った方はさすがです。(笑)
国名の
「Mexico」
と似ていますね。
というか末尾がaとoが違うだけじゃないですか!?
そうなんです。
Mexico の由来はMexicaでした。(笑)
最初にですね、
じゃあ、
「アステカ」
とはなんぞや、
という事をお話しします。
アステカはAztecaと書きますが、
この語源はと言いますと、
Aztlanです。
アストゥランと読みます。
これ、
何かというと、
メシカ(アステカ)人の伝説なのですが、
彼らの出身地なんです。
その伝説も、
考古学的な証拠があるわけではないので、
「どこ」
とか、
「どういう場所」
というのは未だに解明されておらず、
あくまで「伝説」ということです。
学校のメキシコ史の教授によると、
現サカテカスのラ・ケマダ付近、
別の情報源威よると、
メスカルティタン(Mexcaltitan)
と言われています、
ということは先日もお話ししましたネ。
👇ここです。
Aztlanはナワトル語の二つの言葉の造語なんです。
Atl=水
tlan=“豊かな場所”
zは音便と言われていて、
正確にはAtlanとも。
「水の都」
と訳せるのでしょうか。
水が豊かな場所、
水に囲まれた場所です。
アステカとは
「アストランの人々」
という意味です。
だから、
アステカと言っても、
広義の意味では間違いじゃないんですね。
いかがでしょう、
アステカの意味をご理解頂けましたでしょうか?
では、
アステカと、
メシカがどう関係するのかというと・・・・・
後編をお楽しみに~ (笑)
アステカではなくメシカ・後編メキシコ発【キオテ通信】バックナンバーはこちら!
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