ナワトル語でシナンテカトゥル“9つの山”

ネバド・デ・トルーカ山てどんな山?
正式名称はシナンテカトゥル(Xinantécatl)。ナワトル語で「9つの山」を意味し、古代から神聖視されてきたメキシコの美しい火山です。
写真左に見えるのが山の最高峰ピコ・デル・フライレ(4,680m)、右がピコ・デル・アギラ(4,620m)です。
この山では、標高約4,300mという高地での絶景ハイキングが楽しめます。特別な登山装備は不要で、麓から車またはシャトルバスで標高約4,100mの地点まで移動でき、そこから火口湖のあるカルデラ(約4,200m)へ歩いて降りられます。
火口縁から見渡す雄大なパノラマは、息をのむ美しさ。初心者から高所好きまで楽しめる、メキシコ屈指の絶景スポットです
登山ルートの難易度は?
標高4,680m、富士山より約900mも高いネバド・デ・トルーカ山(ピコ・デル・フライレ)。上り約4時間、下り約2時間のルートで、標高の高さゆえの絶景と達成感が待っています。
ルート自体の技術的難易度はそれほど高くありませんが、途中には崖下の細いトラバースや、終盤に200mほどの急斜面の岩場があり、落石のリスクがあるため、ヘルメットの着用は必須です。山頂直下では、30mほどの細い岩場(まるで槍ヶ岳の“槍”部分のような形状)を登る必要があり、滑落の危険性もあるため、登山経験者のみをご案内しています。
また、ネバド・デ・トルーカ山にはもう一つの峰、第2峰「ピコ・デル・アギラ(4,620m)」があります。こちらは片道約2時間半、下り1時間半のルートですが、想像以上に厳しい岩場が連続し、不十分な装備での登山は非常に危険です。実際に、第2峰付近では過去に致命的な遭難事故が複数発生しており、度々メディアでも報道されています。
そのため、ピコ・デル・アギラへの登頂も十分な装備と登山経験をお持ちの方に限りご案内しております。
安心・安全の登山体験
メキシコ観光省認可ガイドがご案内します
当ツアーは、メキシコ観光省公認の自然ガイドライセンス(NOM-09-TUR-2002)を取得したガイドが同行いたします。この資格には、都市部を離れた自然環境下での一次救命処置(出血、骨折、捻挫、心肺蘇生、異物除去など)の講習が含まれており、1年ごとの更新制で安全技術の維持に努めています。
万が一の事故の際にも、医療関係者が到着するまでの間に必要な応急処置を行える体制を整えております。
緊急時にも対応できる通信体制
携帯電話が圏外となる山岳エリアでも、ベースキャンプに救護要員(一次救命処置訓練済)が常駐し、無線での通信が可能な体制を確保しています。また、4名様以上でのご参加時には、現地に観光省認定のサブガイドも同行し、より手厚いサポートをご提供します。
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