日本の方々がもっとメキシコに来て頂くにはどうしたらいいのか。
メキシコ在住15年目、
「メキシコの素顔を世界に!」
をモットーに、
メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
日本の方々がもっとメキシコに来て頂くにはどうしたらいいのか。
それが分れば今頃悩んでいないですよね。(笑)
これも終着なき真理を探し求めるようなもので、
明確な解は無いのだと思います。
こうだ!と思ってやっても片方が下がってしまったり、
または鳴かず飛ばずだったり、(苦笑)
シーソーのようなものです。
いかにそのシーソーの起点部分を上にもっていくかというゲームですね。
昨年日本人の海外旅行者数は過去最高を記録し、
2000万人を突破したそうです!
日本の人口の2割弱ですか。
単純に12ヶ月で割ると1ヶ月あたり160万人が、
国外へ旅立っているという計算です。
ちなみにメキシコへの日本人の入国数は、
年間で15万人ぐらい、
1ヶ月あたり1万2000人ぐらいと言えます。
全海外渡航者の内、
0.7%ぐらいの方々がメキシコに来ているという事ですね。
もちろん仕事関係の出張者も含めて。
昨年12月のタラベラ焼きの世界無形文化遺産認定で、
36もの世界遺産を有するメキシコ。
僕としてはもうちょっと日本の方が増えて欲しいなぁ、
という所なのです。
☝誠に勝手な願です。(笑)
直行便も毎日2便出ていて、
料金だって、
同じような距離のニューヨークやパリなどと同じぐらいか、
若干安いです。
もちろん現地の物価も驚くほど安い。
やっぱり、
メキシコって情報が少なく、
メディアのせいで危ない・怖いのイメージが先行してしまっている、
この2点が大きいな要因だと思いますね。
☝メディアのせいでとしましたが、
とどのつまり、
“未知”、
情報が少ないというのが死活問題です。
これが2つ目の危ない・怖いのイメージを暴走させてしまっているのだと思います。
11月16日でしたっけ、
海外旅行ガイドブック大手の「地球の歩き方」が、
出版事業を学研グループに譲渡するという話がでました。
それも無理もありません。
出国者数が前年比99%ダウンですから、
旅行する人がいなければ、
紙のガイドブックなんか売れるワケありません。
95年ぐらいから年間1500万人以上を、
緩やかにでも堅調にアップダウンを続けてきた日本人の海外旅行者数、
そこから一気に99%落っこちてしまった格好です。
とかく日本は、
周りの韓国や台湾、中国と比べても、
海外旅行の意欲が低いという調査結果があります。
えっ、みなさん、そうなんですか!?(笑)
もっと出ましょうよ!(笑笑)
外には楽しい事たくさんありますよ~(笑笑)
この前なにかの記事を読んでいてこんなことが書いてありました。
「日本人は慎重に、起こりうるリスクを考えて考えて考え抜いて判断するという気質がDNAに組み込まれている」
と。
ただの噂ではなくて、
どこかの優秀な大学の研究論文なんですって。
もちろんそうじゃない人(僕みたいな)も多くいると思いますが、
一般的にそういう傾向にあるとのこと。
「リスクをを取りたがらない」、
から派生して、
「外に出たがらない」
という特徴にもつながるのでしょうかねぇ。
言葉の問題もありますし、
「何か起こった時にどうしよう」
なんて危険予測と対策をいちいち考えていたら、
たぶんそれだけで折角の休みが終わってしまいますね。
特にメキシコは。(笑笑)
デフレが続いた平成には、
旅行業会は「安・短・近」志向にシフトしました。
短いというのは例えば2泊3日など。
2泊3日でも近場の海外旅行をする人がとても多かったようです。
☝あっ、ちなみに僕に任せて頂ければ、
2泊3日でも十分まわれますヨ(笑)
「地球の歩き方」もその傾向に合わせたガイドブックを発行して対応したようですが、
今回のコロナ禍で吹っ飛ばされた形。
今日では、
旅情報の媒体はインターネットに移り、
誰もが“簡単に無料で”ありとあらゆる“旅行情報”にアクセスできるという福音が広がりました。
☝デタラメも多いということです。
しかしそれは、
旅はもとよりその土地の本来の価値をなおざりにもしている側面もあるのです。
少なくてもメキシコに関しては。
☝ピラミッドは登る為のもの、という類。(昔からですが・・・)
そんなところで、
このキオテが少しでも歯止めの役割になればと思っています。(笑)
今のところ、
「これからも地道にコツコツやるしかない」
という結論にいたっています。(苦笑)
でも冗談抜きで、
少しでも知っていらっしゃると全然違いますヨ、
メキシコ。
ご近所さんやお友達にも、
ぜひメキシコをおススメ頂ければ嬉しいです!(👈たとえまだいらしたことがない方も・笑)
#MexicoCentralTours
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