ツアーでそれを求めちゃうと、たぶん自分がガッカリしちゃうかも?(苦笑)先輩ガイドのツアーに参加して感じた顧客視点。
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メキシコ在住16年目、
「メキシコの素顔を世界に!」をモットーに、
複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】な完全プライベート日本語ツアーで、
いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供している、
メキシコ観光省認定日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
メキシコの数々の遺跡からグルメ、地方の見所、そしてメキシコの雄大な山まで、
尽きる事のないメキシコの魅力をお得にご案内しています。
今日も呑気にメキシコから書いています~(笑)
ツアーでそれを求めちゃうと、たぶん自分がガッカリしちゃうかも?(苦笑)先輩ガイドのツアーに参加して感じた顧客視点。
👆今週2度目のシナンテカトゥル(ネバド・デ・トルーカ)山
ガイドとして自己研鑽は欠かせません
自分のガイドとしての能力を高めるために
日々自分で勉強したりトレー二ングしたりと、
いろいろ試行錯誤の日々です。
自分では見えないことも当然たくさんあるので、
時には講習を受けたり、
先輩ガイドのツアーに参加したりと、
盗める技術は盗むようにもしています。(努笑)
で、
今日はですね、
僕の先輩でもある百戦錬磨の山ガイドの一般公募ハイキングツアーに参加してきました。
そんな僕の個人的な目的もあったんですが、
コロナでしばらく会っていなかった友達とも会わない?
ってことで、
妻やその他3人の友達も誘って行ったんです。
ツアーの内容自体は、
バリバリの登山ではなくて、
4000m付近をハイキングするっていう、
いたって簡単な内容です。
先輩ガイドさんからの案内は、
坂道の登り方・下り方の基本的な技術から、
ストックのメリットと使い方、
呼吸の仕方や高地での身体への影響など、
初心者が安全にハイキングや軽登山を楽しめるような、
技術的な説明から文化的な基礎知識、
そして壮観な景色の中をハイキングを楽しむというもの。
それはそれでためになる事ですが、
まぁ僕は自分の勉強も兼ねて、
友達と久々に過ごす時間が楽しみ!
という感じの参加だったんですね。(笑)
やはり経験25年のベテランガイドさんだけあって、
何と言っても僕には無い余裕があります。
ガイド養成学校で、
実地の講習や試験があって、
政府のガイド養成要綱に、
言わなければいけないこと、
やらなければいけないこと、
ってのが結構な量があるんです。
慣れない僕みたいな人にとっては、
覚えるのが一苦労。
中には「なんでこんなの言うの?」ってものいくつかありますが、
よくよく考えると「大事ね」ってことが多いんですね。
観光ガイドについての誤解
今日の経験で、
かなり「観光ガイド」について「誤解」があるね~ってことが分かったんです。
皆さんが「観光ガイド」を思い浮かべた時、
想像されるのは観光地でお客さんの前で説明している光景、
だと思うんです?
👇こんな感じ
僕もそんなイメージがありました。
はい、
それが仕事の一部であることは事実です。
が、
それと同等、
またはそれ以上に「大事な使命」というのがあるんですネ。(苦笑)
でも、お客さんにとったら、
「ガイドの使命とか何でもいいから、
とにかく面白い事やためになる説明をたくさんして~!」
という思う人が大半?でしょう。
ん~・・・
僕の場合、
自分の物分かりが悪いっていうのもありますが、(苦笑)
グアテマラやペルー、マレーシアなどのツアーで、
ガイドさんに説明してもらった内容で、
印象的で覚えている説明って、
ほとんどないんですよね?(苦笑)
その理由は僕にあって、
僕にはガイドさんの説明を理解するに足る基礎知識が全くなかったから、
に尽きるんです。(沈)
知識がないってことは、
興味もないってことなので、
残念ながら聞いても「ふ~ん・・・」なんですね、
結局・・・
結局のところ旅行は自分自身が愉しくするもの
今日僕がこんなことを書くのには理由があってですね、
今回僕と妻が好意で誘った友達がですね、
ツアーが終わった後に
僕が尊敬する先輩ガイドさんのことをボロクソに文句をまくし立てたんです。
しかも帰りの車の中でいきなり。(困笑)
僕は最初何のことを言っているのか分からなかったんですが、
黙って聞いていると、
「お前はあんなガイドにはなるな」だとか、
「上り下りの技術なんてどうでもいいし」とか、
「何一つオモシロイ説明がなかった」とか。(苦笑)
まぁ、
確かに技術的な話も多かったですが、
それはそれで高地でのハイキングや、
もし登山をすることがあるなら知っていて得すること。
てかツアーの案内に書いてあるし。(苦笑)
植物といっても、
標高4000mを超えるので
植物といっても種類が少なく殆どが岩場なんですね。
文化的な事柄といっても、
「このエリアはマトゥラツィンカ文化っていう、
隣のナワ族が属するジュトアステカ語族とはまた別の、
オトパメグループから派生した一言語で、
兄弟にはテオティワカンを造ったオトパメ族や、
オトミ刺繍で知られるオトミ族などがあります。
現存する数少ない言語族の一つの文化が、
メソアメリカ時代にこの山の頂上で儀式をしていたという痕跡があるんです~」
と言ったって、
たぶん100人中99.85人は何の事なのか理解できないと思うんです。
そもそも論、
マトゥラツィンカが何なのか、
ジュトアステカ語族が何で、
オトパメ語族がどう関係するのか、
そしてそもそもメソアメリカ時代とは何なのか、
ってことについて知らないんですね。(沈)
でもそれが「普通」であり、
「知らないこと」が「悪」ではありません。
ぶっちゃけちゃうと、
そういう事柄を現地で100%理解するって、
限られたメキシコ旅行中やツアー時間内だと、
実際かなりハードルが高いんです?(沈)
だからそれを「期待」すると、
あとあとちょっと大変で、
自分でガチで勉強してくるならまだしも、
まぁ、
休暇前のルンルン期に勉強なんかしないじゃないですか、普通。(苦笑)
加えて、
さっきの「ガイドの使命」の話になりますが、
自然系ガイドでしたら、
特に「お客さんの安全」、
そして「自然環境の保護」
という点を、
お客さんにご案内する「義務」があるんですよね。
遺跡などの文化系であれば、
「人類の文化遺産の保護と継承」という点について、
お客さんに「説明」するのが「義務」なんです。
良い悪いは別にして、そう決められていますから・・・
「このピラミッドは何年製で一辺が~mで、
当時は頂上で生贄が行われていました~」
と説明するのはガイドさんの仕事の一部であっても、
それで終わりではないんですね。
その辺、
旅行する側としても現地の環境への共感を持てると、
今度はいろいろ質問ができると思うんです。
「どんな動物が生息しているんですか」
「今冬だけど雪が無いのはなぜですか」
「この花は枯れているように見えますが、ホントに枯れているのですか」
「なんでマトゥラツィンカ語を話す人が減っているのですか」
「なんでメキシコにはスペイン語やナワなんとか語やマトゥラなんとか語とたくさん言語があるんですか」
っていう風に。
お客さんから素朴な質問があると、
ガイドさんも張り切るものです。(笑)
「受動姿勢」だとやっぱり何も理解できないですし、
そうすると必然的にその時間自体が面白くなくなっちゃいます。
それでイイならいいんですが、
残念ながら他人に文句を垂れたところで、
たぶんご自分の旅行が100倍楽しくならないんですよね・・・
何が起ころうとも良い時間にしたい
今日の友人の否定的な姿勢で、
正直せっかくそれまで楽しかったハイキングが嫌な気持ちになってしまいました。
しかも1日3500円しか払ってないのに。(呆)
その時間を生かすも殺すも、
とどのつまり自分次第。
僕は今日の経験で、
これからも続くであろうガイド仲間としての関係をより強化することができました。
知らなかった業界の話もたくさん聞けました。
これからトレーニングを一緒にすることになりました。
そんなことで、
僕には3500円どころか、
1億円の価値になった時間なのです。
ちなみに人の楽しい時間をぶっ潰そうとするこの友人と出かけることはもうないでしょう。(苦笑)
よい週初めを~
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