オアハカで現地のご家族との交流体験

オアハカで記憶に残るひとときを

オアハカといえば、モンテアルバンやミトラといったサポテカ文明の遺跡、美しく幻想的なアレブリヘ（木彫りの民芸品）、メキシカンラグとして知られるタペテ、そしてモンテアルバン遺跡と共に世界遺産に登録されている歴史あるオアハカの街並みなど、見どころが尽きない人気の観光地です。世界中から旅行者が訪れるこの地を、ただ観光するだけで終わらせるのはもったいないです。

せっかくオアハカに行くなら、もう一歩踏み込んで、現地の人々とふれあいながら「本物のオアハカ」を体験してみませんか？

このツアーでは、今も第一言語としてサポテカ語を使い暮らすご家族との交流を通じて、日常生活に根ざした文化や習慣を体感できます。観光地の裏側にあるリアルなオアハカを、あなた自身の五感で感じてください。

現在ご案内しているアクティビティは3種類。地元家庭で学ぶオアハカ料理教室、伝統技法を用いたタペテ（メキシカンラグ）の制作体験、そして珍しいサポテカ語入門教室です。お好きな体験を1つからご参加いただけますし、組み合わせてのご参加も大歓迎です。

観光地のレストランで食べる料理、土産物店に並ぶ民芸品——それらがどのように作られ、どんな意味を持つのか。普段は知ることのできない背景を知ることで、あなたのオアハカ旅行がより深く、かけがえのない思い出になるはずです。

オアハカ料理体験

地元サポテカ族のご家庭と一緒に過ごす、あたたかな交流型の料理体験です。体験は市場への食材の買い出しからスタート。観光客向けの料理教室とは異なり、地域に根ざした暮らしの一部に触れることができます。

限られた時間の中ですべてを一から作ることは難しいですが、例えばメキシコの食文化の基礎ともいえるトウモロコシのアルカリ処理（ニクスタマリゼーション）や、タコスよりも歴史が古い伝統料理「タマル」の作り方を知ったりと、料理を通じて食の背景にある知恵や文化、自然との関わりまで感じられるのがこの体験の魅力です。

ただ「食べる」だけでは終わらない、五感で学ぶメキシコの食文化体験。調理だけでなく、その背景にある歴史や環境、そしてサポテカの暮らしに触れることで、メキシコという国やその文化に対する理解がより深まることでしょう。旅行の思い出に、ひと味違う本物の体験を加えてみませんか？

 

タペテ（メキシカンラグ）製作体験

現在では羊毛で作られるメキシカンラグ（タペテ）ですが、ヨーロッパから羊が伝来する以前は、この地域では綿を使って織られていました。かつてアステカ帝国の支配下にあった時代には、この土地から高品質な織物が年貢として納められていたという長い歴史があります。

この体験では、10センチ四方の“マイ・タペテ”をご自身の手で織り上げ、旅の思い出としてお持ち帰りいただけます。デザインも自由にアレンジ可能で、世界に一つだけのラグが完成します。

ただお土産として購入するのではなく、原料である顔料と糸づくりから始まります。天然の顔料を使った染色、そして本格的な機織りまで、全行程を職人さんと共に体験いただけます。伝統を守りながら生きる人々と直接触れ合い、その手仕事を間近で知るこの時間は、一般的な観光では味わえない、心に深く残る特別な体験になることでしょう。

オアハカバレーを一望できるハイキングへ

オアハカと聞けば、まずはオアハカ料理やアレブリヘス（木彫りの民芸品）、そしてメキシカンラグを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実はオアハカの雄大な自然も見逃せない魅力のひとつです。この地には、なんと約7000年前から人々の暮らしの痕跡があり、アメリカ大陸における人類史を語るうえで欠かせない場所とされています。

紀元前1500年頃からは、メソアメリカ三大長寿文化の一つとして知られるサポテカ文化、そしてミクステカ文化がこの地で育まれ、やがて壮大な文化を築き上げました。そんな歴史の舞台であるオアハカ・バレーの風景を、当時の人々もきっと見ていたであろう山の頂から、贅沢にも“貸し切り”のような静寂の中で眺めていただけます。山頂には、かつての小さなサポテカ都市の遺跡も残されており、時間を超えたロマンにそっと浸ることができます。そんな特別な景色を前に飲む一杯のコーヒーは、忘れられない味になることでしょう。

山道の所要時間は片道2～3時間ほど。初心者の方でも無理なく登れるルートです。下山後は、地元のご家庭で温かいおもてなしとともに、オアハカ名物のカカオとトウモロコシのドリンク「テハテ」や手作りパンをご用意しています。心と身体を癒す、深く心に残る体験をぜひどうぞ。

こんな方々におススメです！

もちろん、上記の方々以外の方でも大歓迎です！