コロナ:5月28日現在/GDPの8.7%を占める観光産業の壊滅は深刻。
コロナウイルスの現状:5月28日現在
上の曲線が合計感染者数
下の棒グラフが新規感染者数
感染者:81,400人
感染疑い:16,315人
死者:9,044人
メキシコ中央銀行は、
今年のメキシコのGDPの落ち込みを4.6-8.8%とする、
新たな推測値を発表しました。
3通りのシナリオとして、
①急速なV字回復、
②インパクトが大きく時間が掛かるV字回復
③U字回復
を挙げています。
急速なV字回復の場合は、
GDPの落ち込みは4.6%程、
U字の場合は8.3%程ダウン、
さらに2021年に入ってからも回復は遅いものになります。
1929年の世界恐慌時でも7%のダウンでしたから、
いかにその影響が大きいかがわかります。
メキシコの場合、
観光業界の壊滅的状態が大きく影響しています。
というのも、
観光業はGDPの8.7%(2019年)を占めいる上、
石油、自動車に続いて3番目(2019年)に外貨を稼いでいる産業だからなんです。
メキシコは世界で16番目に多くの外貨を観光産業で稼ぐ国なんです。
メキシコには年間約4500万人の外国人旅行者が入国しており、
外国人旅行者による経済効果は約2兆7000億円にも上ります。
それが今ゼロって凄いインパクトですね。
もしこの状況が夏まで続けば、
観光産業のGDPは20%、
最悪で46%落ち、
全体のGDPに占める観光産業に占める割合も8.7%から半分に落ちる見込みです。
出典:
https://www.eluniversal.com.mx/