メキシコにカトリックが根付いたワケ。宗教を知るとメキシコがわかる。

メキシコツアー

  成田から直行便でたったの12時間、 2026年の夏休み、年末年始の海外旅行、メキシコ観光は弊社におまかせください。

メキシコ在住20年のメキシコガイド兼ドライバーが、複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】な完全プライベート日本語ツアーで、 メキシコの数々の遺跡からグルメ、地方の見所、そしてメキシコの雄大な山まで、 尽きる事のないメキシコの魅力をお得にご案内しております!   

カトリックの方へ

今日はカトリック教に関する話題です。 「非カトリック教徒」、「無宗教」の立場で書いております。 他のブログ同様、 「知らない方達向け」に、 事実を淡々と書いているため、 もしかしたらお気に障る表現などがあるかもしれませんが、 その点ご理解をお願い申し上げます。  

前回はこちら↓

なぜメキシコにはカトリック教徒が多いのか。

  成田から直行便でたったの12時間、 2026年の海外旅行、メキシコ観光は弊社におまかせください。メキシコ在住20年目のメキシコガイド兼ドライバーが、複雑で広大な…

消さずに征服した理由

メキシコの高速道路でグアダルーペ寺院に向かう巡礼者達
12月12日前に高速道路でグアダルーペ寺院に向かう巡礼者達

メソアメリカ(メキシコ)は、 1519年にスペイン人がこの地に乗り込んでくるまで海を挟んだヨーロッパやアジアなどの接触は無く独自の発展を遂げていたんです。  

という事は、 もちろんカトリック教も、 プロテスタントも、 イスラム教も、 仏教も神道も、 この地には一切なかったんです。  

減少しているとは言え、 今日約1億2千万強の人口の 80%以上ものメキシコ国民が 熱心に信じるまでになったカトリック教。  

それは、 もうご存知の通りスペイン人が持ち込んだからなのです。  

そもそも、 カトリック教の「布教」が、 大航海時代の“名目上”の大義名分でしたからね~。  

ヨーロッパ人のアメリカ大陸侵略には、 大きく二つの目的がありました。  

布教と、 もう一つはカネ儲けです。   「カネ」と言うのは、 香辛料と、 あとは金(ゴールド)です。

元々は、 香辛料を得るために、 アジアへの新航路を見つけようと西に船路を進めたのが最初でしたね。

金(ゴールド)への執着心は、 6月30日の夜に起こった、 「歓喜の夜」(通称“悲しき夜”)にスペイン人が大量に持ち出そうとしていた金塊からも見て伺えます。  

「布教」は、 当時のメソアメリカ社会の“征服”や都市建設を行うにはちょこちょこ送られてくる数百人単位のスペイン人の手だけでは到底遂行できるものではありません。  

暴力で背教を理由に“皆殺し”にしても、 教会などの巨大建造物や、 食糧の確保、 生活必需品の取得も不可能になります。  

どの社会を運営するにしても、 人手の確保は必須です。   それには、 現地(メソアメリカ)の住民を“消す”のではなく、 “征服”する必要があります。  

そうなると“信仰心”です。  

精神の征服に登場したあの人

住民の“精神を征服”したのです。

これをスペイン語では、 コンキスタ・エスピリトゥアル (Conquista espiritual) と言います。   

「信じれば魂は救われますよ~」   と。  

そのように、 「徐々にスペイン人に都合がいいように仕向けようとしたのです」とは決して公には言われませんが、 実際そうですよね。(苦笑)  

そこで、 「褐色の聖母グアダルーペ」 の登場です。  

ここでは、 この“言い伝え”の真相についての議論は割愛します。  

僕にはどちらでもいいですが、 重要なのはこの「褐色の聖母グアダルーペ」が その後のメキシコ人社会の精神の礎となっているという事です。  

“重要”だから毎年12月12日にメキシコ各地から「自力」でこの「グアダルーペ寺院」 を目指すのです。 

メキシコの高速道路を走る巡礼車
高速道路を走る巡礼車

 でもですよ、 ちょっと考えてみてください。  

ある日突然「今日から聖母グアダルーペを信じろ」 と言われても心底信じられるものではないですよね。(苦笑)

身近にいる友達や同僚・上司でも信じきるのは難しいのに、(笑笑笑)  

今まで実在していなかった“もの”を、 しかも「神様として拝め!」といわれて、 仮に脅されて返事は「ハイ」 でも内心は「・・・」ですよね。

これじゃ社会は反乱を起こします。  

信仰の対象のすり替え

そこでスペイン人は、 メシカ(アステカ)時代に崇拝されていた神の一つ、 トナンツィン (Tonantzin) を“使い”ます。  

メソアメリカの神は複雑ですので、 ここでは説明は省きますネ。

トナンツィンは、 メシカ帝国で崇拝されていた多くの神の「母」とされていました。

この「神々の母」の聖地が、 現在グアダルーペ寺院があるテペヤックにあったのです。   

だ・か・ら、 他の土地ではなく、 この世界で二番目にカトリックの参拝者が多い グアダルーペ寺院は、 このテペヤック山麓にあるんです。

適当に場所を決めて造ったんじゃないんです。

そしてそれはメソアメリカの文化の一つメシカ(アステカ)の信仰心に端を発するんです。  

じゃあ、 メソアメリカの“トナンツィン”と、ヨーロッパの“聖母グアダルーペ”はどこでどう繋がるのか。  

次回をお楽しみに~↓

こうして繋がった2大陸:メソアメリカとヨーロッパを繋げたものとは。

メキシコ在住20年目、「メキシコの素顔を世界に!」 をモットーに、 メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑功です。 前回はこちら↓ メキシコからカトリックは…

SNSにてメキシコの写真と動画を多数アップしています!

20年に渡りメキシコの社会にどっぷり浸かり生活している私から見た「メキシコの素顔」を、文章、写真、動画でご紹介しております。「飾らないメキシコ」をほぼ毎日撮り続けて1500投稿以上、日本語のメキシコ関連では最大規模のSNS!Mexico Complete Travel でも検索🔍いただけます。ぜひフォローをお願いします!

メキシコ旅行相談窓口

【人生のリバイバルコーチング事業】
私岩﨑はICF(インターナショナル・コーチング・フェデレーション)認定ライフコーチング業も営んでいます。
皆さんが一度限りの人生、限りある人生を有意義に生きられるようお手伝いさせて頂きます。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。

ラテン式人生のリバイバルコーチング事業はこちら
シェアする