みなさんが知らないトルティーヤの裏話。

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メキシコ在住20年、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

広くて奥が深すぎるメキシコをわかりやすく案内しています、

メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コ功(こう)です。

 

ちょっと最近忙しすぎて・・・

ブログの投稿が何もできていないのですが、

これから動画もあわせて、

メキシコ現地から「生」の様子を、

観光色に色付けせず、

赤裸々にブログと動画>で伝えています~

 

メキシコの主食、トルティーヤとは

トウモロコシの生地トルティーヤが布に包まれている

出来立てのトルティーヤ

Tortillaとはなんぞや

もう今週もも終わろうとしています。

 

何をしたか思い出せないほど、(笑)

光速で時間が過ぎているように感じます。

 

さてさて、

トルティーヤ、

ではなくて、

メキシコのスペイン語の発音だとトルティジャとなる。

 

一応SEOの関係で「トルティーヤ」と書いているが実際はちょいと異なるのです。

 

メキシコのスペイン語では、

llaはジャと発音します。

 

ちなみに南米アルゼンチンやウルグアイだとシャと発音します。

 

トルティーヤといえば、

メキシコ料理には欠かせないとうもろこしの生地だという事は、

今では多くの人が知っていると思います。

 

トルティーヤ=メキシコ料理と知らなくても、

「丸い生地で具材を挟んで食べるもの」

と言えばなんとなく想像つくのではないでしょうか。

👆手作りトルティジャは忙しい現代人にはもはや特別なも⁉

メキシコでは普通はトウモロコシ粉から作るのですが、

日本では小麦粉のものがいわゆるトルティーヤ

というイメージが定着しているかもしれません。

👇小麦粉のトルティーヤ

小麦粉のトルティーヤ

 

メキシコでも小麦粉のものも食べますが、

普通はトウモロコシ製です。

👆家で毎日作ると大変なのでトルティジェリアでできたものを買う

 

トルティーヤの起源とトラスカラ

先日、タマルの所でもちょっと触れましたトルティーヤ。

 

文献によってはその起源を紀元前500年ごろとするものもありますが、

そこは定かではなりません。

 

メソアメリカのどこで“発明”されたのかも不明です。

 

トルティーヤは

Tortillaと書くのですが、

実は元々の名前はナワトル語のTlaxcalli(トラスカリ)

 

メキシコのお祖父さんお祖母さんたちは、

「トラスカリ」と呼んでいたのでした。

 

メキシコシティの東に

トラスカラという小さな州があります。

👆ここです。

Tlaxcalaと書くのですが、

この語源はTlaxcallanです。

 

どういうことかと言うと、

トルティジャを意味するTlaxcalliと

“場所”を意味するTlan

を組み合わせてできているんです。

 

つまり、

直訳すると

“トルティジャの場所”

となります。

 

だからと言って、

トラスカラ州がトルティーヤ発祥の地なのかは分からないそうです。

 

トラスカラ州って、

マリンチェ登山に行く時に必ず通るのですが、

実はこの州1857年まで、

文字通りメキシコの地図から抹消されていました。

 

トルティーヤとトラスカラとメキシコ史

以前、

何かのブログで書きましたが、

スペイン人が1519年にメキシコに上陸し、

メキシコ湾側にアメリカ大陸初のスペイン人の街を建設しました。

 

その後、

メシカ(アステカ)帝国の首都テノチティトラン(今のメキシコシティ)

に向かって歩を進めるのですが、

途中、

今のトラスカラ州を通ったのです。

 

当地のトラスカラ族は、

メシカ(アステカ)族に徹底抗戦を挑んでいて、

メシカ帝国が制圧できなかった数少ない地域の一つなんです。

 

それを知ったスペイン人のエルナン・コルテスは、

このトラスカラ族を味方に付け、

その後彼らの協力の元、

ヨーロッパ化を進めることになるのです。

 

だから、

見方によってはトラスカラ族は

「メキシコの敵」

とみなされ、

スペインからの独立後30年以上に渡って、

地図に載せてもらえなかったんです。

 

それで、

なんでトラスカラ州がトルティーヤなのかというと、

雨がよく降り、

偏にトウモロコシが沢山採れたからだとか。

(諸説あるはず)

 

それ故、

Tamalli(タマル)も沢山食べていたのでしょうが、

その当時沢山あったトウモロコシを使い、

いつからか存在していたトルティーヤも併せた食生活が存在していたのでしょう。

 

TlaxcalliからTortillaへ

そこから、

彼らが食べていたTlaxcalliに、

スペイン人が“Tortilla”というスペイン語名をあてたのです。

 

Tortillaはラテン語が語源で「小さいトルタ」

トルタというのはハンバーガーみたいなもの👇

トルティジャは、

温かくないと美味しくありません。

 

むしろ、

冷えたトルティジャはパサつき、

食べられたものじゃないです。(苦笑)

 

だから、

「冷たいトルティジャを食べている」

と言うと、

「今うんざりしてるんだよね~」

という意味になるんです。(笑)

 

やはり、

トルティジャは手作りの焼き立てが一番美味しいんです。

YouTube player

👆トルティーヤの美味い/不味いでレストランの良し悪しがきまる

 

使うトウモロコシの種類によって、

味が違えば色も違ってきます。

普通は黄色や青色が多いですね。

👆これはトウモロコシ製ではなく小麦粉製です。
ノパル(サボテン)の緑です。
(鮮やかすぎる色からして着色料もはいっているのでしょう)

籠に入ったトルティーヤ

👆オアハカの地方では違った形のトルティーヤが食べられる

 

トルティーヤとトラスカラ。

 

二つの名前にはそんな関係性があったんですね~。

トラスカラは小さな州ですが、

そこでトルティジャを噛みしめてみるだけでも、

メソアメリカの当時の様子が頭の中に浮かんでくるかもしれません!?(笑)

 

ぜひぜひ、お試しください~

 

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