メキシコツアー
メキシコ料理
メキシコ生まれのインゲン豆

日本でもお馴染みのあの豆が、実はメキシコ料理に欠かせない食材だということをご存じでしょうか。

メキシコ料理といえば「タコス」と思われている方も多いかもしれません。
ですが、一度メキシコに来れば気づくはずです。

メキシコ料理の影の主役はお豆なのです。

日本とメキシコ、どちらも豆をよく食べる国

日本でも豆を食べる機会は多いですよね。

例えば

  • 枝豆
  • 落花生
  • おせちの黒豆
  • 赤飯

さらに加工食品として

  • 味噌
  • 醤油
  • 豆腐
  • 羊羹
  • 餡子

など、豆は日本の食文化に深く根付いています。

豆の種類も

  • 小豆
  • インゲン豆
  • ソラ豆
  • エンドウ豆
  • 大豆
  • 落花生

と実に多彩です。

一方メキシコも、世界有数の豆をよく食べる国です。

メキシコ料理の基本食材「フリホル」

メキシコで最もよく食べられる豆はインゲン豆です。

メキシコでは

エホテ(ejote)
フリホル(frijol)

と呼ばれています。

このフリホルはメキシコ料理には欠かせない食材です。

ちなみに少し面白い話ですが、

frijolero(フリホレロ)

という言葉があります。

これは「豆を作る人」という意味ですが、アメリカではメキシコ人を指す言葉として使われることがあるとか?

さらにもう一つ余談ですが、

メキシコで Taka Taka(タカタカ) と言うと日本人をからかう表現になります。

言葉というのは文化と歴史を反映しているものですね。

インゲン豆はメキシコ原産

エホテ

実はインゲン豆もメキシコが原産です。

これまで紹介してきた

  • トマト
  • トウモロコシ
  • 唐辛子
  • カボチャ

と同じく、メソアメリカ生まれの作物なのです。

栽培が始まったのは比較的遅く、
紀元前300年頃とされています。

この考古学的証拠も、プエブラ州のテワカンで発見されています。

トウモロコシと同じく、大量収穫ができる作物として重宝されました。

ヒヨコ豆・ソラ豆などメキシコで食べられる豆

メキシコではインゲン豆以外にも様々な豆が食べられています。

ヒヨコ豆(ガルバンソ)

ひよこ豆
ひよこ豆

メキシコでは garbanzo(ガルバンソ) と呼ばれます。

羊肉料理 バルバコア のスープなどに入れて食べます。

バルバコアのスープ

実は僕もメキシコに来るまでヒヨコ豆の存在を知りませんでした。

ソラ豆

ソラマメ
そら豆

スープやおつまみとしてよく食べられます。

落花生

ピーナッツ
ピーナッツ

日本と同じように、手で殻を割ってそのまま食べます。

日本とメキシコの豆消費量はほぼ同じ

実は日本とメキシコは、豆の消費量がほぼ同じという統計があります。

両国とも

1人1日あたり 約50g

の豆を食べています。

しかし世界にはさらに豆を食べる国があります。

それがアフリカのウガンダです。

ウガンダでは

1日100〜150g

もの豆を消費すると言われています。

これは日本やメキシコの2〜3倍です。

ただし主食は

  • トウモロコシ
  • キャッサバ

で、豆はメキシコと同じく付け合わせの位置づけのようです。

世界に広がったメキシコ原産の豆

先ほどインゲン豆はメキシコが原産と書きました。  

インゲン豆は、 これまでにご紹介してきました トマト、トウモロコシ、唐辛子、カボチャなどより、 栽培が始まった時期というのが比較的遅いんですねぇ。  

まぁ、遅いといっても 紀元前300年頃の話なんですけどね。(苦笑)  

やはりこの考古学的証拠もプエブラ州のテワカンから見つかっています。

テワカン
テワカンの洞窟

トウモロコシもそうですが大量に収穫できるという点で重宝されたようです。  

カボチャやトマト、トウモロコシ同様、メソアメリカの作物の多くはスペイン人によってヨーロッパへ持ち出され、世界へ広まりました。

その最古の記録は1542年とされています。

これはメシカ(アステカ)帝国が征服されてから21年後のことです。

ちなみにこの時代は、

宣教師 フランシスコ・ザビエル が日本に来る7年前でもあります。

メキシコのフリホルの種類

世界には約150種類のインゲン豆が存在すると言われています。

そのうち67%がメキシコに生息しています。

そして

5種類が栽培され
2種類が主に食用

とされています。

メキシコの豆生産量は世界の約7%を占めています。

メキシコの代表的な豆「フリホル」

メキシコで「豆」と言うとfrijol(フリホル)

これはインゲン豆を指すことが多いです。

いわゆる豆(フリホル=frijol)というのは、 vulgaris種でその名もフリホル(frijol=豆という意味)です。   そしてこの種は、 

これは

vulgaris

という品種で、

色は

など様々で、

大半のメソアメリカの人々に食されていたと推測されています。

黒や白、茶色、紫など様々な色があります。

豆
いろんな豆

大きな豆「アジョコテ」

もう一つの代表的な豆が

Ayocote(アジョコテ)

です。

これは

Phaseolus coccineus

という品種で、フリホルよりも大きく、紫色が特徴です。

この豆は

エホテ(ejote)

と呼ばれる未熟な状態で食べることが多く、

  • スープ
  • サルサ和え

などの料理に使われます。

ちなみに ejote という言葉は、ナワトル語の

exotl(エホトゥル)

に由来しています。

面白いメキシコの表現「エホテのように割れる」

エホテを二つに割ると

「バキッ!」

という音がします。

そこから生まれた表現が

Tronó como ejote
(エホテのように割れた)

です。

これは

  • 計画が失敗した
  • 恋人関係が終わった

など、「無残に終わった」という意味で使われます。

メキシコの定番料理「フリホル・デ・オジャ」

熟した豆は

  • ニンニク
  • 玉ねぎ

と一緒に煮込みます。

これを

Frijol de olla(フリホル・デ・オジャ)

と言います。

さらにこの豆と煮汁にアボカドの葉を入れてミキサーにかけ、トルティーヤにかけた料理が

エンフリホラダ(Enfrijolada)

です。

アボカドの葉
エパソテ

どちらも乾燥させて使います。

日本料理でいう出汁のような役割ですね。

メキシコ料理に欠かせない香草

豆料理には

  • エパソテ(Epazote)
  • ジェルバ・サンタ(Hierba santa)
  • アボカドの葉

などがよく使われます。

これらの葉が独特の風味を出すんです。 日本食では出汁のような位置づけですね。   煮上がった豆を、 ミキサーに掛けずに潰してペースト状にしたもを フライパンに敷いた少量の油で炒めます。

これにもアボカドの葉や、 エンパソテ、ジェルバ・サンタなどの葉を入れるんです。

ジェルバサンタ

そうすると、 不思議とあまり塩を入れなくてもちょうどいい味になるんですね~。

メキシコ料理で豆は「名脇役」

豆は決してメイン料理になることはありません。

しかし付け合わせとして必ず登場する存在です。

2000年以上前から食べられてきたこの食材は、
現代のメキシコ料理でも欠かすことができません。

例えば

ピピアン
メキシコ料理のモーレ
モレとお豆とお米
メキシコ料理
ミスィオテ

決してメインディッシュになる事がない そんなインゲン豆、フリホルですが、脇役(付け合わせ)として、2000年以上たった現代でも その存在感は大きなものです。  

このように、豆は付け合わせとしてついてきます。スーパーには缶詰も売っていますので、気に入った方はお土産としてもお持ち帰り頂きます。

ぜひ一度試してみてください。

SNSにてメキシコの写真と動画を多数アップしています!

20年に渡りメキシコの社会にどっぷり浸かり生活している私から見た「メキシコの素顔」を、文章、写真、動画でご紹介しております。「飾らないメキシコ」をほぼ毎日撮り続けて1500投稿以上、日本語のメキシコ関連では最大規模のSNS!Mexico Complete Travel でも検索🔍いただけます。ぜひフォローをお願いします!

メキシコ旅行相談窓口

【人生のリバイバルコーチング事業】
私岩﨑はICF(インターナショナル・コーチング・フェデレーション)認定ライフコーチング業も営んでいます。
皆さんが一度限りの人生、限りある人生を有意義に生きられるようお手伝いさせて頂きます。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。

ラテン式人生のリバイバルコーチング事業はこちら
シェアする