「自然・民族・歴史」3拍子揃ったチワワをお楽しみください。

👆ホームに入るチワワ鉄道の客車

チワワの魅力

チワワと聞いてまず思い浮かぶのがあの目がまん丸した「犬」ですね。ここチワワ州で発見されたことから「チワワ」と名付けられている犬。チワワはChihuahuaと書きますが、この語源は諸説あり、どの言葉でどういう意味なのかは「謎」のまま。ただ、ナワトル語が元になって命名されている地名が多く、その説に基づくとXicuauhua(シクァウァウァ)ではないかということ。その意味は「乾燥した砂地の場所」。

そんなチワワは州であり、チワワ州の州都チワワ市でもあります。チワワ州は総面積でメキシコ32州の中でも最大の州であり、その面積の3分の2は砂漠地帯です。その一方で州の西側はシエラマドレ山脈が南北に貫き、緑豊かでメキシコ随一と言っても過言ではない、壮観な渓谷が位置します。

チワワ観光と言えばまず「チワワ鉄道」「チェペ鉄道」の旅でしょう。メキシコで唯一の観光列車の旅でゆったりと、メキシコの大自然の景色を眺めながらのご旅行は贅沢なひと時です。その一方で、鉄道の旅だけで終えては勿体ないチワワの魅力もたくさんあります。

「チワワ州」を三つの単語で表現するとすると「自然・民族・歴史」と言えるでしょう。

「自然」については日本のメディアでもよく紹介される「コッパーキャニオン」と呼ばれる、アメリカのグランドキャニオンの4倍もの面積を誇る巨大渓谷を含む大自然。

そしてその険しい山岳地帯に住む「タラウマラ」と総称される地元の民族の人々と彼らの習慣。チワワ市近郊に行けばポーランドにルーツを持つメノニタス(メノナイト)と呼ばれるヨーロッパ系の人々が、一部の場所によっては電気を使わない生活を今でも営んでいます。

最後に「歴史」で、ここは一般のチワワ観光では疎かにされてしまう部分です。外国から旅行される方々にはどうしてもその土地の重要な出来事や人物のインパクトが理解できず、それ故その歴史的現場の重要度がいまいち感じられないものです。しかし、チワワは今日のメキシコになる過程において省くことのできない人物の没地であり、歴史上重要な大統領が混沌とするメキシコの情勢の中、避難地として使い陣頭指揮を執った場所でもあります。彼らの存在なくして、今日のメキシコの発展はなかったかもしれません。

弊社では広大なチワワを「チワワ鉄道の旅」にプラスαで「自然・民族・歴史」という三つのポイントからご案内いたします。

観光ルート例

チワワ鉄道(チェペ鉄道)+「自然・民族・歴史」の旅、最短で2日~※どうぞ。

下記のルート例はコッパーキャニオンでピックアップ、チワワ市内またはチワワ空港でドロップオフを想定しております。ロスモチスからのチワワ鉄道の乗り方や、ロスモチス市内のホテル-鉄道駅間の送迎、鉄道のチケット購入代行も弊社で行います。

  1. ロスモチス👉チワワ鉄道👉コッパーキャニオン👉谷の奥地にあるタラウマラの村👉チワワ市
  2. ロスモチス👉チワワ鉄道👉コッパーキャニオン👉国定自然公園で谷をハイキング👉チワワ市
  3. ロスモチス👉チワワ鉄道👉コッパーキャニオン👉メノナイト博物館👉チワワ市内の歴史的現場
  4. ロスモチス👉チワワ鉄道👉コッパーキャニオン👉谷の奥地にあるタラウマラの村で一泊👉国定公園でハイキング👉チワワ市
  5. ロスモチス👉チワワ鉄道👉コッパーキャニオン👉谷の奥地にあるタラウマラの村で一泊👉チワワ市内の歴史的現場
※遠隔地のため通常のツアー料金に追加費用が掛かります。
詳しくはお問い合わせください。

スケジュール例

こちらは例です。事前にお客様のご興味や日程を伺い、スケジュールを作成し旅程の詳細をご提案いたします。

お急ぎの方
  • 4月1日 メキシコシティ(昼)👉飛行機👉ロスモチス(泊)
  • 4月2日 ロスモチス👉チワワ鉄道👉コッパーキャニオン着&展望台👉チワワ市(泊)
  • 4月3日 チワワ空港👉飛行機👉メキシコシティ(午前中)
丸二日しっかり観光されたい方
  • 4月1日 メキシコシティ(昼)👉飛行機👉ロスモチス(泊)
  • 4月2日 ロスモチス👉チワワ鉄道👉コッパーキャニオン(泊)
  • 4月3日 コッパーキャニオンと近郊👉チワワ市中心部👉チワワ空港👉飛行機👉メキシコシティ(夜)
チワワの自然と文化に触れたい方
  • 4月1日 メキシコシティ(昼)👉飛行機👉ロスモチス(泊)
  • 4月2日 ロスモチス👉チワワ鉄道👉コッパーキャニオン(泊)
  • 4月3日 コッパーキャニオン👉タラウマラの村(泊)
  • 4月4日 タラウマラの村👉チワワ空港👉飛行機👉メキシコシティ(夜)

チワワ鉄道の注意点

日本でもメディアで取り上げられるチワワ鉄道。これから多くの旅行者がこの観光鉄道を利用することでしょう。そこでご参考までに、私が気付いた「欠点」についても記しておきます。

「楽しみにして行ったけれどガッカリ・・・」ということがないように、皆様のメキシコ旅行の計画材料になれば幸いです。

今日時点でメキシコ唯一の観光列車として運行されている「チワワ鉄道」または「チェペ鉄道」。国内外から多くの旅行者に利用されますが、日本や世界各地での鉄道の旅に慣れている方からしますと、サービスの「質」については「発展途上」、場合によっては「ガッカリ」ということにもなり兼ねませんので、その点を念頭に置いてご利用いただくことをお勧めします。

私からのおススメは、テレビで放映されるような「チワワ鉄道の旅」がメインのご旅行よりも、周辺の観光地も含めての「チワワの旅行」です。

  • 窓が汚い

壮観な自然の景色が売り物の列車ですが、最も残念なのがせっかくの「パノラマ車窓」が曇っているということ。別の時期に利用した旅行者にも聞きましたが、やはり同じように曇っていたとのこと。これではせっかくの景色が台無しです。

  • 排気ガスで臭い

ファーストクラスの車両には屋外デッキがついていますが、もろに列車の排ガスが直撃するため、長時間快適に屋外を楽しむことができませんでした。(風向きにもよるのか・・・)

  • スペイン語での車内放送

ウェイターや車内放送がスペイン語ですので、スペイン語が分からない人には戸惑うことが多いかもしれません。

  • 収納スペースがない

キャリーバッグやボストンバッグ、大きなリュックなどは収納スペースがないため持ち込み禁止です。また、赤ちゃん連れの方はベビーカーを持ち込むことができず、常に抱っこしている状態になります。

お子様がいらっしゃるご家族やお年を召された方々でなるべくお荷物を少なく列車旅行をされたい場合、メキシコシティの弊社事務所でお預かりしたり、必要であればホテルなどにお届けすることも可能です。その際はお気軽にご相談くださいませ。

  • 便がない

ダイヤ改正により、今日現在は不規則なダイヤとなっています。翌日に便がないなど、あまりゆったりと旅行時間を取れない方々には利用しにくい場合があります。

写真ギャラリー

チワワ鉄道の車両

タラウマラ文化の日常へ

チワワの大自然を感じながら

渓谷ハイキングと民族史もあわせて

歴史的現場が残るチワワ市内

こんな方々におススメです!

  • 「メキシコの素顔」を感じたい方
  • 「移動」の時間を「発見」の時間に変えたい方
  • 一般的なツアーでは物足りなくなった方
  • メキシコ旅行の中・上級者
  • 女子旅
  • 時間が無いけど欲張りたい方
  • 歴史が好きな方
  • 自然が好きな方

もちろん、上記の方々以外の方でも大歓迎です!