旧正月と昔のメキシコの意外な接点(祝!)
メキシコ在住16年目、
「メキシコの素顔を世界に!」をモットーに、
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👆ベラクルス州トラコタルパンのカンデラリア祭の様子。中心部がユネスコの世界遺産の町です。クリスマス関連の一連の行事が終わります。
なぜ日本では旧正月を祝わない?
とは言ってもですね、 あんまり実感がわかないのは僕だけか。(苦笑) 中国をはじめ、 アジアのいくつかの国ではこの時期、 1月末ごろから2月にかけて、 「正月」を祝います。 太陰暦によるものなので、 太陽暦に合わせると25~50日ぐらい差が出て、 毎年「今年の旧正月はいつ?」なんて会話が出てきます。 その2022年の旧正月というのが今日(2月1日)なんですね。 現代の多くの日本の人々は、 正月と言えばもっぱら1月1日を祝いますが、 我が国日本だって、 1873年までは他のアジア諸国と同じように太陰暦で、 今でいう「旧正月」を祝っていたんです、よね? でもなぜか、 それまでの日本古来(といっても中国からの輸入品でしたが)の習慣は、 発展のためには「悪」とし、 そんな「旧」な習慣なんかポイ。 さっさと“進んだ”西欧の文化を取り入れるにことに躍起になった日本人。 暦は新暦に合わせたものの、 お正月飾りなどの習慣だけは日付を変えても存続していますね。 (だったら旧暦で祝い続ければいいと思うんです?苦笑) でもそんな細かいことは気にせず? キリスト教徒じゃないのにメリークリスマス、 ケルト人と何のルーツも交わらないのにハッピーハロウィンと言ってお祭りしたりと、 なんだか骨の髄まで欧米に揺さぶられまくっている感じがするのは気のせいか。(沈笑) そんな中でも、 中国と繋がりが強かった地域、 例えば長崎や横浜、神戸などでは、 旧正月を祝う習慣が続いているようですね。 あとはお寺や神社でも、 正月と旧正月両方を祝ったり、 沖縄では一六日祭という、 あの世のお正月なんかもあったりします。 僕はこういった日本古来の習慣というは、 今後も継承され、 そしてより重要視されるべきだと思っています。 また前置きが長くなってしまいますが、(苦笑) 僕は別に右とか左とかなんでもいいんですが、 この30年間の国力低下とか、 実はこういう日本古来の伝統や¥習慣の軽視が根端にあるのでは、 なんて思ったりもしたり。メキシコにも旧暦があった
はい、 それで今日はその旧暦で最後の月のお話です。 メキシコの。(笑) 有名なアステカで知られるメシカやマヤでは、 「暦」が使われていたというのはご周知の通り。 その「暦」のなかでも、 メソアメリカではいろんな暦が存在した、 ということはこれまでにも何度か書いてきました。 日本では「マヤ暦占い」なんてものもあるようですが、(苦笑) あれは基本的にツォルキンという暦を“材料”にしているようですね。 260日の。 でもマヤの暦といえば、 まず使われるのがクエンタ・ラルガ(Cuenta larga)。 ロングカウント。 その名の通り、 紀元前3114年を起点として、 ハァブ、 カトゥン、 バクトゥンなどという単位で表される暦。 ちなみに、 あの2012年12月の地球滅亡説だって、 このクエンタ・ラルガ暦が元になっていて、 紀元前3114年から13バクトゥンがそのXデーだったんです。 でも最終的には解読を間違っちゃって、 何も起こりませんでしたが。(汗笑) それで新Xデーというのは・・・ 20バクトゥン=1ピクトゥン=西暦4772年。 ざっと今から2750年ぐらい未来の話。(苦笑) てか、 それ以前にホントに地球がなくなってるかもね~。 この暦の話をすると止まらなくなるのでココでは割愛しますが、 このクエンタ・ラルガ暦の他にですね、 メソアメリカでは今でいう太陽暦、 360日+5日=365日の暦と 260日の暦があまねく使われていました。 前者をマヤではハァブ(‘haab)、 アステカで知られるメシカではシウポウァリ(Xiuhpohualli)、 と呼ばれていましたが、 原理は同じです。 後者はマヤではツォルキン(Tzolkin)、 メシカではトナルポウァリ(Tonalpohualli)とそれぞれ呼ばれていました。 その役割や細かいことは長くなるので飛ばします。(笑) で、 今日大事なのはメシカのシウポウァリ、 360日+5日の暦の方。 当時の人達は、 今のグレゴリオ暦のように 30.5日x12カ月=1年で回していなくて、 20日x18カ月+5日が、 かれらの「1年」だったんです。 各月は何らかの神に捧げられていました。 主なものだと、 今の2月下旬から3月前半にあたる トラカシュペウァリストゥリは、 人間に自身の皮を「食料」として与えたシペ・トテック神。
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