メキシコのサンタ、レジェス・マゴスの話・前編
メキシコ在住15年目、
「メキシコの素顔を世界に!」
をモットーに、
メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
メキシコのサンタクロース、レジェス・マゴスの話・前編
(出典:Gobierno de México )
まだ続いています、
キリストの生誕にまつわるお祝い事。
前回のメキシコのサンタ事情についてはこちら☟
【メキシコのサンタ事情・後編】キオテ通信
今度は子供達が待ちわびるメキシコのサンタ!?
いえいえ、
レジェス・マゴスです。
日本語では「東方の三博士」などと訳されています。
レジェスって、
「王様たち」。
マゴスって、
英語のマジシャン。
手品師ではなくて(苦笑)
この場合は、
「賢者・博士」などと訳されます。
これについては、
日本でもいろんなサイトがあったり、
これに関する本なんかも出ているようです。
実際の所、
いろいろ見解があり、
どれも説でしかないんですが、
新約聖書にも登場する人物です。
レジェス・マゴスの人数だって、
12と言う説があったりしますが、
メキシコでは3人です。
メキシコの政府機関の情報源では、
メディア地方、
今のイランの北西部あたりの出身の部族で、
彼らの“職業”は占星術師とあります。
でも後にマゴスは魔法使い(悪い意味で)という意味で使われ始めたので、
「王様」を意味するレジェスと頭につけたのです。
キリストの誕生は、
神の子が人間であることの最初の証である為に、
いわば「新たな時代」の幕開けとなったのです。
その神の子の誕生という「大事件」について、
この占星術師たちは予言して知っていたのです。
彼らは占星術を利用して赤子のキリストがいる場所に辿り着こうとします。
するとある一つのひときは明るく輝く星が現れ、
それに導かれるがままに歩を進め、
キリストと父ホセ(ジョセフ)と母マリア
がいるベツレヘムに到着するのです。
今日のパレスチナにあります。
彼らはそこに到着する前に、
当時のユダヤの王ヘロデに、
エルサレムの宮殿で接見し、
キリストの居場所が分かり次第知らせるように伝えます。
ちなみに、
ポサダの話のところで、
9日間に渡って宿を渡り歩いたと書きましたが、
これは当時のユダヤの王ヘロデが、
神の子キリストの誕生で、
自らの王の地位が脅かされることを恐れ、
同時期の妊婦または赤子を皆殺しにしていて、
それから逃れるためだったのです。
☟ヘロデ王
さて、
星が示す「その場所」に到着した東からきたレジェス・マゴス。
入り口を入ると母マリアに抱かれたキリストが目に入ります。
彼にもって来た「お祝いのプレゼント」である、
金、お香そして没薬を献上します。
これが1月5日夜の出来事で、
現代のメキシコの子供達が楽しみにするプレゼントの日なのです。
ここからサンタクロースによらない、
アメリカバージョンでもない、(笑)
メキシコの「クリスマスプレゼント」の習慣が生まれたのです。
その後レジェス・マゴス(三博士)たちは、
ヘロデ王の元に戻るべきでないという夢を見て、
その後来た道とは別のルートで故郷へ戻って行ったのでした。
その後キリストの父ホセ(ジョセフ)と母マリアには、
天使を通じてヘロデ王の恐ろしい画策が知らされ、
キリストを連れてエジプトへと逃れます。
ちゃんちゃん。
いえいえ、
このレジェス・マゴスの習慣には続きがあるんです。
なにも子供達が楽しんで終わりじゃありません!(笑笑)
1月6日には、
あるパンを楽しむのです。
楽しむのは食べるだけではありません。
☟そのパンとはコレです。
大きさはさまざまで、
5、60センチぐらいの楕円形になっているのですが、
これをですね、
家族や友達、職場の同僚達と切って行くんです。
すると・・・
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