なぜオアハカは魅力的か
メキシコでは日中30度を越しています。暑いです。。。
でもカラットしているから日陰に入ればなかなか過ごしやすいのです。
オアハカ(Oaxaca)に来ています。
オアハカと言いましてもとっても広いんですよぉ~。
メキシコシティーからオアハカ市まで470kmの道のり(直線距離で東京から姫路までに相当)、
オアハカ州の東西一番長いとことで直線距離で500㎞弱(東京から兵庫・岡山の県境ぐらい)、
南北は直線距離400㎞弱もあるのです!
広いオアハカを詳しく説明し始めると終わらないので,
ここでは簡単にご紹介だけしますね。
オアハカ州は大きく分けて8つ地域に分かれていて、
民族衣装などはその各地域で違うのです
。毎年7月に行われる伝統的なお祭りゲラゲッツァ(Guelaguetza)では、
オアハカ市にあるゲラゲッツァ専用ホールに8州の代表団が一堂に会し、
各地の民族衣装を身にまとい、民族舞踊を披露します。
ゲラゲッツァ(Guelaguetza)とは、
「分け合う」
「分かち合う」
「チャリティー」という意味がありますが、
ただ単にモノを分け合うだけでなく、
その意味自体を超えて、
サポテコ族のみならずその他の全ての民族への「愛」、
そして「自然と生」を分かち合う行為を意味します。
オアハカの村では都市部とは違ったスタイルで結婚式が行われています。
下の写真は数年前にオアハカのある村で行った結婚式のものです。
贈り物の中にはガスボンベまでありますね。(笑笑)
ミサの後は生演奏の音楽でガンガン踊ります。
村が小さいのもありますが、
村人総動員で新郎新婦を祝います。
こういった地方の村では日本の結納のような習慣があります。
ドテ(Dote)と言って、
新郎側の両親が新郎新婦に農耕用の牛(Yunta水牛)2頭や山羊などの家畜贈ります。
新郎新婦の新生活への援助という意味合いがあります。
オアハカは、映画【リメンバーミー・Coco】の舞台となった死者の日(Día de muertos)には各地から観光客が大挙して訪れます。
最近では映画ROMAの主演女優Yalitzaさんの出身地としても知られています。
注意:
【死者】の日は現地の伝統的な行事(日本でいうお盆)で、元来は集客目的の観光イベントではありません。訳の分かっていない外国人がハロウィン(日が近いため)と勘違いして、お墓で仮装して酒を飲んだり騒いだりしているのを見ます。お墓を訪れ現地の習慣をみるのは良いと思いますが、お祭りと勘違いして騒ぐのは不謹慎です。くれぐれも現地の方達の習慣を理解し邪魔しないように行動しましょう。
僕はオアハカに行くといつも市場に行きます。
市場というのはどこに行ってもその土地の空気見たいのを感じられて好きなのです。
いつかチアパス州(Chiapas)のサン・クリストバル・デ・ラス・カサス(San Cristóbal de Las Casas) の市場に入ったとき、
外国の白人女性がFワードを連発して「なんじゃここはー!」見たいなことを言っていました。
たいそう驚かれたようです。
それもそのはず、
こちらの市場は日本のように明るくてキレイで整った場所ではないのです。
市場は庶民の食堂としても使われます。
朝と昼は大勢の人達でにぎわいます。
この日もちょっと寝坊して9時頃に行きましたら写真のような感じでした。
オアハカでは直火焼きの肉をタサホ(Tasajo)といいます。
肉の種類はいくつかあるのですが、
ライム(Limon)の汁やワカモレ(Guacamole)、
サルサ(Salsa)などをかけて大きめのトルティージ(Tortillla)ャに包んでガブリといきます。
あとオアハカで必ず食べたいのはモレ(Mole最初の写真)です。
原材料を34種類も使っていて味が他の州のMoleと濃厚なのが特徴です。
次の黄色っぽいのがエストファド(Estofado)といい、
モレの一種なのですがカレーに似ていてウマイんです!
最後がトラジュダ(Tlayuda)と言い、
直径30センチぐらいの巨大トルティジャに肉や野菜をのっけたり挟んだりして食べます。
ありきたりなのツアーはあまりこういうところをツアールートに入れていないようですが、
ゴールデンルートの整備された世界遺産のキレイな街でインスタ映えする写真を撮るのもいいですが、
こういう所こそ【メキシコ・Mexico】を五感で感じらるのです!
でもやっぱり勝手が変わらないと勇気要りますよね・・・。
僕が喜んでお連れします。
ここでは書ききれないので、是非是非オアハカに行ってみて下さいね。ではまたぁ~。