地域の産品から本質的な価値を考えたい・前編

メキシコ在住16年目、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】完全プライベート日本語ツアーで、

いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、

公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

今日も呑気にメキシコから書いています~

 

地域の産品から本質的な価値を考えたい・前編

 

先日は僕の「飛行機が嫌いな理由」をつらつらと書かせて頂きました。(苦笑)

その理由の一つが環境問題と陸の旅から得られる経験値の高さとのバランスということでした。

 

僕は飛行機自体はただキライなだけで、

使う事について断固として反対はしていません。

 

飛行機によって可能になる旅行がある事も事実です。

 

ようは、

飛行機も使い方次第。

 

それ次第で、

得られるものが大分違ってくるという話です。

 

若い人たちは有名観光地に飛びまくるだけじゃ、

あんまり賢い旅行とは言えないんじゃないですかい、

ということです。

 

「もう自分は歳だ・・・」

と思われている方も、

疲れすぎない程度に適度に車の旅を入れて頂き、

メキシコの壮大な自然を感じて頂くことをお勧めします~(笑)

 

SDGsの17の目標にもありますが、

作る側の責任はもちろん、

使う側の責任も考える必要があるという話。

 

SDGsなんて難しい言葉でなくても、

自分がする「旅行」が、

自分にはもちろん、

社会や環境にどういう「影響」を与えるか。

 

ここでいう「影響」というのは

「良」でもあり「悪」でもあります。

 

例えば多くの人が夢見るメキシコのリゾートのホテル。

 

そのホテルを使う人は白い砂浜に青いビーチに感激するのでしょうが、

そのホテルが与えている環境への影響、

そのホテルの食品の廃棄による影響、

その地域の文化への影響、

その地域の社会への根本的な影響、

一度考えてみたいですね。

 

影響って書くと「悪」の方に捉えがちですが、

もちろん「良」い影響も考えたいですね。

 

果たしてその「高級リゾート」が本当に「高級」なのか、

どういう意味で高級なのか。

 

僕が旅行する時に気を付けている事を少し書きますと、

な・る・べ・く、

チェーンではなくローカルのホテルやレストラン、お店を使うようにしています。

 

できるだけ地元の人に還元できるようにです。

 

お土産なども、

な・る・べ・く、

作っている所まで行って買うようにします。

 

もちろん、

その場所というのが遠く離れた場所で、

日程的に行けない事もあります。

 

でも、

それがどこでどういう人達によって作られたものなのか、

買った後でも良いので、

「知る」ことは大事かなと思います。

 

昨日国境地帯をみた後、

ある村に行ってきたんです。

 

村。

 

観光地とはとても言えない「村」です。

ココです。38家族、人口200人程です。

 

メキシコの人も知らないような「村」です。(苦笑)

 

なんでそんな僻地に行こうと思ったのかというと、

「消滅」の危機にあるメキシコの民族の伝統をみたかったから。

 

「民族の消滅」という書き方はちょっと違うかもしれません。

正確には「言葉」であり「伝統」です。

 

ガイド学校の考古学の先生が教えてくれて、

日本語の「組合」と同じだから覚えやすかったのもあります。(苦笑)

 

メキシコ、

正確にはメソアメリカ時代には確認されているだけでも124の言語があった、

という事はこれまでにも幾度か書いてきましたが、

その内の一つ「Kumiai」という言語。

メキシコ北西部に話されている(いた)言語族です。

 

続きはまた明日~(笑)

 

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