桜が満開だったあの日から丸3年。

メキシコ在住16年目、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】完全プライベート日本語ツアーで、

いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、

公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

桜が満開だったあの日から丸3年。

☝拙宅近くの桜街道で。あの年の桜は特別な桜でした。
2018年3月下旬

 

今日はメキシコとは関係ない僕の個人的なことです。

ご興味無い方はまた明日覗いてください。

 

こういう心情って実はなかなか誰にも漏らせない、

ってことに最近気づきました。(苦笑)

 

妻も含めて。

 

☝ホントはダメなんですけどね・・・

でも結局彼女にとっては血のつながりのない姑は「他人」であって、

共有した時間も少なく、

感じる重さが違うという事もわかっています。

 

だから「無理に」同情させるようなことはしたくない、

っていう気持ちがあります。

 

気休めするぐらいなら、

こうして自分で好きなように書きたい事を書いた方がいいってなるんです。

 

だからこの場をお借りして、

去年もそうしたように、

一人、日記の如く綴るようにしています。

 

だから皆さんにも哀憐などを求めているわけではなく、

ただ単に自分の内にあるものを出したいだけなんです。

 

あと、正直言うといつもキオテを読んで頂ける皆さんには、

少しでも僕の事を知って頂きたい、

という欲求もある事は確かです。(笑)

 

認めてもらわなくてもいいですが、

知って頂きたいんです。

こういう人間ってことを。

せっかく何かの縁で、

テクノロジーのお陰でこうして知り合えたわけですから。(笑)

 

だから公の場で誠身勝手な行動でありますが、

毎年この日だけはそうさせて下さい。

 

日本ではちょうど九州が桜が開花したころでしょうか。

僕の実家がある静岡県掛川市の開花予想は19日頃となっています。

 

ちょうど3年前の今日、

メキシコはまだ16日ですが日本は17日、

僕の母は桜が満開だったこの日に逝きました。

 

実はその日(3月17日)というのは、

奇しくもその一週間後に控えた僕らの日本での結婚式の為に帰国する日だったのです。

 

母の危篤を弟からの電話で知らされたのは、

出発準備を済ませてメキシコの空港に向かう矢先の妻の実家。

 

ガンで余命1ヶ月と聞かされ、

頭が真っ白になって体の力が抜けたのを思い出します。

 

気が動転したまま飛行機に乗り、

日本へ到着。

 

着陸後すぐに父親に連絡を取ると、

容体は安定しているとのことでした。

 

ひとまず安心して、

メキシコの家族とその日の予定を打ち合わせるべく、

成田空港のレストランへ入りました。

というのも3日間東京観光をする予定でいたからです。

 

僕と妻は別行動で病院に直行する為、

メキシコの家族にホテルまでの行き方や電車の乗り方などを教えました。

☝一緒に行く予定だったので、何も教えていなかったのです。

 

何だかんだで遅れて3時間ぐらいそこにいたのですが、

再び父親から電話が入り、

母の容態が急変したことを知らされます。

 

僕の勝手な想いで、

日本での観光を楽しみにしていたメキシコの家族に、

最後に一度でも母に会って欲しいと告げ、

全員で病院に向かいました。

 

しかし静岡駅を出た直後の新幹線内で、

間に合わず、永眠した旨連絡を受けました。

 

病院への到着のたった30分前でした。

 

最後に会ったのはその約2年前の夏。

 

掛川駅の新幹線のホームで見送ってくれたのが

最後の母の姿になるとは想像もせず、

しかもメキシコから飛んでたった30分間に合わず、

お別れをできないという世の無情さに、

空港でウダウダと3時間も過ごしてしまった自分を憎みました。

もう1時間でも早く出ていればと。

 

でももしかしたら、

母親が、苦しむ自分の姿を息子に見せたくないという思いで、

運命をそうさせたのかもしれないと、

自分で勝手に解釈し落ち着くようにしています。

 

僕らの結婚式の準備を最後までしてくれていた母。

 

結婚式をやめるように促す声も親戚からありましたが、

僕らは逆に母の気持ちが無になると思い、

予定通り式を執り行いました。

 

葬儀から4日後の事でした。

 

時間は少し戻りますが、

メキシコ時間の3月5日の夜11時ごろに入った母からの電話が最後の会話でした。

その時僕はグアダラハラの支払いをしない愚客とのミーティングで、

「今忙しい」とだけ冷たく言って、

電話を切ってしまいました。

 

その後もなぜか掛けなおさず、

今でも水に流しても流しきれない後悔となって、

今も僕の心に残っています。

 

その時も結婚式についての話でした。

 

その時からですね。

「30分」を無駄にしないと強く思い始めたのは。

 

だからそれからは、

自分の「30分」を奪い取るモノやヒトを排除するようになりました。

 

支払いをしない不健全な客との関係然り、

非生産的なルーチンに凝り固まった会社然り、

車の渋滞や店でのレジ待ちや、

現在進行形の「メキシコの家族の問題」もです。

 

母がくれたその「30分」が、

一気に僕の独立への願望をより強固にし、

実行まで短期間で移せました。

 

そして今もそれは変わることなく、

「今死んでも悔いはない」生き方をしています。

 

今の仕事ももちろん、

妻や父親との時間、

そして生きていることへの満足感は、

常にメーターを振り切っている状態です。

 

☝これは全く「心配」がないという状態ではないです。

僕も人間ですから、

人並みに「恐怖」を感じる事もしばしばあります。

 

が、

それに囚われず、

「今」やれることを全力でやるという、

それだけの事なんです。

 

もし仮に何か失敗しても「事故」なので仕方がないですから。

そうしたらまた立ち上がるだけ。

 

あんな後悔は二度としたくありません。

 

できる事は先延ばしせずに全部やる。

結果は自分がコントロールできるものではありません。

 

良ければ嬉し、ダメなら別の道を探すのみ。

 

僕のプロフィールに「思考回路が単純」と書いてありますが、

そのためです。

 

今はそう生きていますし、

これからもそう生きて行くことでしょう。

 

3年経っても悲しいものは悲しいです。

いくら歳をとってもマザコンなんです。

悲し過ぎて鼻紙が終わってしまったので、

この辺で終わりにします。

 

僕の個人的な出来事に、

皆さんの貴重な命の時間を使い、

ココまでお付き合い頂きありがとうございました。

 

僕は公の場でも個人的な事をツラツラ書いてしまう、

こんな馴れ馴れしい人間です。

 

僕はいい意味で普通のガイドらしくない、

馴れ馴れしい友達のようなガイドですが、(苦笑)

その方がお客さんも気楽でいいんじゃないでしょうか?(笑)

 

皆さんにメキシコを知って楽しんで頂けるよう、

今後も尽力して参ります。

 

いつもありがとうございます。

そして今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

岩﨑 功

 

メキシコ発【キオテ通信】バックナンバーはこちら!

SNSでもどうぞ!

#MexicoCentralTours

facebook instagram

メキシコ旅行無料何でも相談窓口はこちら☟
どしどしお問合せ下さい!

または、
メール ko@mexicoct.com
ライン koiwasaki-mx
ラインQRコードでもどうぞ☟

必ず24時間以内に返信を差し上げております。
もし返信がない場合には、技術的な問題で届いていない可能性が考えられます。
大変お手数ではございますが、フェイスブックメッセンジャーまたはお電話下さい。
050-5539-7594(国内通話料金が掛かります)
呼び出しや応答までに若干時間が掛かります。
また、時差(日本−15時間)や通信状況によってお電話を受けられない場合が御座います。
その場合は後ほど着信番号にお電話させて頂きます。
海外からの発信のため非通知での着信となります。
何卒ご了承ください。