メキシコの独立記念日が大事なワケ。メキシコの歴史はブロックで分けると分かりやすい。(2/2)
あなたの1日、ココから始まります。(笑)
役に立つお得なメキシコ情報をほぼ毎朝発信!
この大統領、
今日メキシコのガイドブックにも載っている
数々の歴史的建造物が建設された時の大統領で、
電話の導入、
鉄道の延線、
外資を引っ張り国をある意味発展させたという功績がある大統領なんです。
ちなみに先日書きました、
メキシコに送りこまれた最初の日本人移民団もこの大統領の時代。
でも、
やりたい放題やっていたこの大統領に訪れたのが、
メキシコ革命、1910年の話です。
ちょうど独立記念1810年の100年後にまたしても血みどろの内戦に突入するのでした~・・・(痛)
そんなわけで、
今日はコロナ禍で2回目の独立記念日。
来年こそは・・・
みんなで一緒に祝いたいですね~
ではまた明日~
[su_button url="https://mexicoct.com/category/blog/" style="flat" background="#ce608d" size="5" radius="round" icon="icon: chevron-right" text_shadow="0px 0px 0px #000000" desc="バックナンバーはこちら!"]メキシコ発【キオテ通信】[/su_button]
一番下に関連記事が表示されるようになりました~
画面を一番下👇👇👇までスクロール~
【お一人のお客様同士のライドシェア】
[su_button url="https://mexicoct.com/rideshare/" style="flat" background="#ce608d" size="5" radius="round" icon="icon: chevron-right" text_shadow="0px 0px 0px #000000" desc=""]お得なキオテのライドシェア詳細はこちら[/su_button]
Facebook
Instagram
メキシコ在住16年目、
「メキシコの素顔を世界に!」をモットーに、
複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】な完全プライベート日本語ツアーで、 いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供している、 メキシコ観光省認定日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。 メキシコの数々の遺跡からグルメ、地方の見所、そしてメキシコの雄大な山まで、 尽きる事のないメキシコの魅力をお得にご案内しています。 今日も呑気にメキシコから書いています~(笑)メキシコの独立記念日が大事なワケ。メキシコの歴史はブロックで分けると分かりやすい。(2/2)

👆独立軍の象徴
昨日の続きです。 昨日の記事はこちら~ [su_button url="https://mexicoct.com/blog/historiaeindependncia-1/" style="flat" background="#e673b5" size="5" radius="round" icon="icon: chevron-right" text_shadow="0px 0px 0px #000000"]独立記念が大事なワケ・その1[/su_button] イダルゴ神父は群衆に向かって実際になんと叫んだのでしょう・・・ 「Vamos a matar gachupines!」 matarは「殺す」という動詞。 Gachupinesはスペイン人を軽蔑した呼び名。 強いて言うならば、 戦時中の日本人の呼び名「JAP」のようなもの。 つまり、 「スペイン人をぶっ殺そう!」です。(苦笑) これなら植民地政府にいいように扱われ、 憎悪に満ちていた群衆に着火します。 着火した群衆は、 今人気観光地と化しているサン・ミゲル・デ・アジェンデに向かって行進、 その後セラジャ(Celaya)という今ホンダの工場がある街を経由して、 もう一つの人気観光地であるグアナファト市に向かい、 「あの」大事件を起こすのでした。 確かに、 「VIVA MEXICO!」もした理由も分かります。 だって、 現職大統領が「スペイン人をぶっ殺そう!」なんて当時のその瞬間を模していたら、 さすがに問題発言ですから。(苦笑) そんなメキシコの独立記念日の所以、 実は更にストーリがあるんですね~。 考えてみて下さい。 イダルゴさんが9月16日の早朝に思たって、 「今日しかない」と思い立ってやるわけじゃないんです。 実際、 この独立派の武装蜂起は同年12月に予定されていたんです。 スペイン本国生まれのスペイン人を両親に持ち、 メキシコの地で生まれた人達をクリオジョと呼んでいました。 一種のランク付けですね。 トップに「スペイン人」がいて、 その下に「クリオジョ」がいて、 そのまた下に「メスティソ」という スペイン人と土着の人との混血の人が、 その下にカスティソ、ネグロ、ムラトと続き、 全部で18ぐらいの血統のランクがつけられていたんです。 江戸時代の「士農工商エタヒニン」とはまた別の、 血統によるランク付け。 メスティソまでの上位3位までが当時の全体人口の約27%を占めていました。 よく「先住民」と呼ばれている人々が30%、 4番目のカスティソ以下は全体の3%程でした。 第2位のクリオジョでさえ、 本国生まれでないというだけで、 特定の役職に就けなかったりしたそうです。 グアナファト近辺ではクリオジョが集まる「文学クラブ」なるものが発足していました。 そこで秘密裏に「独立」を画策するようになったんですね。 イダルゴさんはココで後に同志となり、 そして共に殉職する事になるイグナシオ・アジェンデさんと知り合います。 このアジェンデさんというが、 今人気観光地になっているサン・ミゲル・デ・アジェンデ出身なのです。 アジェンデは彼から命名しています。 その秘密クラブで独立を画策するようになり、 その決行を12月にする予定だったのですが、 いるんですね、私利私欲に走って自分だけ得したいというヤツが。(苦笑) 結局この計画はリークしてしまい、 やむを得ず9月16日に早めることになったのでした。 そこでこんなフレーズをイダルゴさんが残したと言われています。 “Caballeros, somos perdidos, aquí no hay más recurso que ir a coger gachupines.” 「皆さん、もうスペイン人の野郎どもをとっ捕まえに行くしないね。」 別にいやらしい意味ではありませんが、 「coger」という単語。 このイダルゴさんはスペインのスペイン語を話されていたようで、 今のメキシコで「coeger」というのは、 「ヤル=性交」を意味します。 スペインのスペイン語をお勉強された方は、 メキシコではお気を付け下さい~。 そんなわけで、 友達と約束してちゃんとご飯に行くのも一筋縄でいかないのに、 「独立戦争を政府に仕掛ける」なんていう大ごとを、 何の問題もなく推し進めるのは「不可能」。 でもなんとか「予定通り」、 独立に向けて行動を起こしたわけですね。 だからミゲル・イダルゴさんが、 メキシコ独立の英雄とされているんです。 で、 もう一つ裏話があってですね、(苦笑) 独立記念日は9月16日、 でもお祝いをするのは昨日15日の夜なんです。 なぜ?(苦笑) 確かに今日16日は祝日でお休みです。 でもお祭りは15日。 よく分からないと思いますが、 これはある大統領が自身の誕生日に合わせて、 勝手に1日前倒してしまったのがその所以。 その大統領とは、 メキシコを実質35年にも渡ってメキシコを独裁した、 ポルフィリオ・ディアス大統領。 ☟この人。
SNSにてメキシコの写真と動画を多数アップしています!
#MexicoCompleteTravel
20年近くメキシコの社会にどっぷり浸かり生活している私から見た「メキシコの素顔」を、文章、写真、動画でご紹介しております。 ぜひフォローをお願いします!View this post on Instagram