ベラクルスを知るとアメリカ大陸がみえてきます。(1/3)


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世にある旅行や海外生活について、

ほぼ毎日行き当たりばったりに、

メキシコ現地から好き勝手に書いている、

ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】です。

 

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2022年の年末年始の海外旅行、2023年の春休み旅行、ゴールデンウィーク、そして夏休み、

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育児期間中につき、

投稿が断続的になっております~。

落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。

 

知られざるベラクルスの魅力。

👆1519年4月21日のスペイン人の上陸時の様子。馬に乗ったスペイン人と質素な衣服の現地(ベラクルス)の人

 

ベラクルスとは

ベラクルス、

これまでにも特集で何度か書いたと思います。

 

Veracruzと書きます。

日本語だと「ベラクルーズ」とか、

「ベラクルズ」とか、

表記されていることがありますが、

正確には「ベラクルス」とそのまま発音していただければ通じます。

 

本来は、

Verdadera Cruz。

Verdadera=本当の

Cruz=十字架

Veracruzで「本当の十字架」。

 

その「本当の十字架」がなんなのか、

書くと長くなりますが、

話は「ミラノ勅令」までさかのぼります。

世界史でやりました「ミラノ勅令」。(笑)

多神教でキリスト教信仰を禁止していたローマ帝国が、

313年にキリスト教信仰を解禁したという大事件。

 

というのも、

新皇帝コンスタンティヌスの母だか姑が、

隠れクリスチャンになっていたんです。

当時はキリスト教とバレれば死刑。

それはマズいよねってことで、

皇帝コンスタンティヌスは「キリスト教解禁~!」としたわけです。

この後、

その母だか姑ははれて、

キリストさんが処刑されたゴルゴタ、またはカルバリオの丘に埋められたいたとされる「本当の十字架」探しにいったとのこと。

 

これ👆がVeracruz(ベラクルス)の語源でありストーリー。

 

ちなみに、

重罪だったキリスト教化は、

392年にはローマ帝国の国教にまでなってしまいます。

 

人間の信仰やら「鬼畜米英」っていうスローガンというのはいかに口だけか。(苦笑)

 

ベラクルスが外人には難しいワケ

ベラクルスはメキシコ中東部、

メキシコ湾沿いに、

南北に伸びる細長い州。

 

たぶん、

メキシコの外国人向けのツアーで、

「ベラクルスツアー」

というのを積極的に売っているところって・・・

あんまりない?

 

少なくても、

テオティワカンやグアナファトツアーなんかよりはずっとマイナーで、

ベラクルスという地名すら聞いたことがない人もおおいと思います。

 

まあでもですね、

わかります。少し。

外国人にベラクルスの魅力を伝える、

限られたメキシコのでの旅行の時間で、

ベラクルスを楽しんでもらうって、

実はハードルが高い。

 

理由その1。

テオティワカンのような、

特定の世界的観光地があるわけではないので、

歴史に興味がないと重要さが分からず楽しめない。

例えばテオティワカンやチチェン、メキシコシティやグアナファトのように、

国際的にも有名な観光地や遺跡があるわけではなく、

海沿いであってもカンクンのようなリゾートもない。

昔の建造物はあるけれど、

それが何なのかを知らないとまさに豚になんちゃら。

それだと心から感動できないから楽しめない。

 

理由その2。

ロジスティクス的に土地勘がない人の個人旅行では難しく、

主要観光地間の移動時間が長くなり、ツアーも少ない。

 

そんな理由で、

一般的に外国人にはあまり流行らないのがベラクルス観光。(苦笑)

 

僕がベラクルス愛を書き続けるワケ

でもですね、

僕はこうしてしつこく、

何度もブログを書いて、

熱いベラクルスへの愛を書き綴っているわけなんですが、(苦笑)

それにはちゃんと理由があるんです。

 

その前に、

僕の仕事は「お客さんにメキシコを楽しんでいただくこと」なので、

ベラクルス観光だけでお客様のメキシコ観光が終わってしまい、

満足にメキシコをお楽しみいただけないとメキシコ観光ガイドとして失格。

 

だからココでは、

他の観光地と繋げる前提で書いてみようと思います~。

 

メキシコにたくさんあるメソアメリカ文明の遺跡。

テオティワカンやチチェンイッツァですね。

「ぶっちゃけよくわからない」と言う方、

じゃあ遺跡は除外しちゃいましょう。(笑)

 

👆僕のサービスの特徴の一つ。

完全にカスタマイズしますので、

どんな方でもお好みのスタイルでメキシコ旅行をしていただけます。

 

ベラクルスには「トトナカ」という文化あったんですが、

それはそれで面白い文化なので、

ご興味がある方は別ルートでどうぞ~。

👇トトナカ文化の旧首都エル・タヒン(El Tajin)遺跡(世界遺産)

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ベラクルスに遺跡以外で何があるのかというと・・・

  • アメリカ大陸最初のヨーロッパ人の町
  • アメリカ大陸で最初にキリスト教の宗教的施設が出来た場所
  • アメリカ大陸で最初に現地住民と同盟が結ばれた場所
  • アメリカ大陸最初のヨーロッパ化の原点

 

と言う風に、

「アメリカ大陸初」というキーワードがあります。

 

もう一度いいます。

 

「アメリカ大陸初」です。

 

当時は、

もちろんメキシコという国は無ければ、

GDP世界2位のアメリカも、

カナダもその他中南米の国々は存在すらしていなかったのです。

南米にはインカ帝国がありましたが、

ペルーという国も、

サッカーが強ブラジルやアルゼンチンもなかった。

 

とうぜん、

それら全ての土地で、

スペイン語や英語、ポルトガル語の一切が話されていなく、

ヨーロッパ人との混血の人もいなかった。

 

強いて言えば、

マヤ人と結婚して子供を儲けたスペイン人ゴンサロ・ゲレロさんは、

ちょっと事情が異なり、

植民地化の前に「混血」の子が存在していました。

この話はまた今度。

 

今でこそ、

アステカ(メシカ)文化やマヤ文化が有名すぎますが、

それらの文化が終焉を迎える序章は、

ここベラクルスから始まったのです。

 

歴史が苦手な方、

世界史、メキシコ史なんてもってのほか、(苦笑)

歴史なんて聞くだけで眠くなる!

と言う方も、(苦笑)

このインパクトのデカさは感じていただけると思うんです?

 

「アメリカ大陸初」

 

それを少しでも感じていただけると、

大航海時代のスケールとインパクトのデカさ、

その当時にどう世界が変わっていったのか、

どうメキシコという国が生まれ、

なぜメキシコ各地に多くの遺跡があり、

美しい教会がたくさんあるのか、

なぜ民芸品が多いのか、

というようなことも少しわかってきます。

 

つづきは👇

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