メキシコのアレブリヘス:不思議な民芸品の背景と魅力/(1/2)

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メキシコの旅行事情、生活事情を赤裸々につづっているメキシコブログ「キオテ通信」です~。

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アレブリヘの本当の話

まずはじめにツアーについて

かなり前にも一度「 #アレブリヘス 」について書いたことがあります。日本のガイドブックやテレビでも頻繁に紹介されているようで、僕もピンポイントで「 #アラソラ に行きたい!」というお問い合わせを頂いたこともあります。

ちなみに、僕のサービスでは「アラソラだけ」など特定の場所のみにお連れすることも可能です。(というかメキシコ中どこにでもお連れします)しかし、定額制という特性上、少し割高になってしまうんです。まるで焼肉の食べ放題で「わたし、サラダだけ欲しいの」と言われる焼肉屋の店長のような気持ちです。(笑)

せっかくなので、1日に1カ所でも5カ所でも10カ所でも訪れることができるので、多くの場所にご案内させてください。メキシコを「欲張りたい!」という方にはとてもお得なプランです。

アレブリヘスの起源とその魅力

アレブリヘスについて説明しているメディアは多くないようですが、多くの人は「オアハカの可愛い #木彫り 民芸品」というイメージで、それをメディアで見たから求めているのだと思います。しかし、実はアレブリヘスの最初の形は木彫りではなく張りぼての人形だったのです。

アレブリヘスの起源は、#メキシコシティ に1906年に生まれたペドロ・リナレス・ロペスさんに遡ります。彼はメキシコの有名画家ディエゴ・リベラやフリダ・カロに作品を提供していた人で、1990年には国からアート部門で表彰されています。ペドロさんはフリダ・カロさんの一つ上です。

彼が30歳の時、大きな病気をして死の淵を彷徨いました。その時、夢の中で「アレブリヘス、アレブリヘス」と喋る不思議な生き物を見たのです。それがアレブリヘスの始まりです。

オアハカとの繋がりとサポテカ文化

この張りぼてのアレブリヘスが、どうやって #オアハカ の今の木彫りに繋がるのかについては、多くの人が関心を持たないかもしれませんが、私はそこが肝心だと思っていて、実はこれには #メソアメリカ文明#サポテカ 文化が影響しています。

サポテカ文化は #モンテアルバン が首都だったオアハカの長命文化で、アレブリヘスとともに「トナス&ナワレス」という言葉が良く使われるようになっています。これはメキシコシティ出身のいわゆるアレブリヘスと区別するためです。

なぜオアハカで、なぜ不思議な形をしているのか。その答えは次回に続きます。

 

アレブリヘスの話・後編

 

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