お家で簡単メキシコ料理:【ワカモレ(グァカモレ)】

アボカド好きな方なら、

たぶん聞いたが事がある方も多いと思います。

 

ワカモレ(グァカモレ)。

 

アボカド好きな方なら一度は食べられた事があると思います。

 

これまでに、

カカオとバニラがメキシコ原産なんですよ~~~

ってブログで書いて来ましたが、

 

アボカドもです。(笑)

 

メキシコ中部が原産です。

生産はミチョアカン州ウルアパン一帯が有名ですね。

あとメキシコ州、ナヤリット州、ハリスコ州、モレロス州。

この5州で生産量の95%を占めています。

あと隣国グアテマラの高地でも生産があります。

 

ところで、

メキシコが原産のアボカドって、

スペイン語じゃないんですよ。(笑)

メキシコではアワカテ(Aguacateアグァカテ)といいます。

 

ワカモレも語源はスペイン語じゃないんです!

こちらはナワトル語です。

 

スペイン語?ナワトル語?

二つも言語が出て来てややこしいですね。(笑)

メキシコの言語については、

また書きます。

 

語源はナワトル語の、

Ahuacatlmulliです。

Ahuacatlは後にスペイン語になったアワカテ(アグァカテAguacate=アボカド)、

Mulliはナワトル語でソースを意味します。

Mulliは後にメキシコ料理のモレ(Mole)の語源になります。

スペイン語では、

AhuacatlのAと語尾のTlがとれてワカ、

MulliはMole(ソース)になり、

アボカドソース、

つまりワカモレ(グァカモレ)

となったんです。

 

もうちょっとアボカドの話をしますと、

クスノキ科のアボカドの木ってメソアメリカ時代に

“聖なる木”

と呼ばれていたんです。

何が聖なる木かと言いますと、

“生命を生み出す”からです。

何でアボカドから“生命が生まれる”のかというと、

ナワトル語のAhuacatlの意味を知る必要があります。

“睾丸”という意味なんです。

いや、真剣に。(笑)

☝☝☝アボカドの木

☝☝☝アボカドの農園

いやらしい話をしているんではなくて、

アボカドの実の形が睾丸(スペイン語でTestiulo)に似ているという事です。

毎回またはバックナンバーのブログを読んで頂いている方はもうお分かりかと思いますが、

メキシコのご先祖さんは、

性に関わる事は、生命の誕生の象徴として、

尽く“神聖なモノ”、

と捉えていたんですね。

 

メキシコには約20種のアボカドがあります。

よく食されいるのは、

日本にも出ているHass、

クリオジョ(Criollo)、

バコン(Bacon)、

フエルテ(Fuerte)、

ピンケルトン(Pinkerton)

などです。

 

アボカドはメキシコではアワカテですが、

同じスペイン語圏でも、

南米の方、アルゼンチン、ボリビア、チレ(チリ)、ペルー、ウルグアイでは、

パルタ(Palta)といいます。

 

ということで、

アボカドについ書き出すと止まらないので、

そろそろ本題のワカモレ作りに行きます。(苦笑)

 

アボカド、メキシコ料理初心者の方向けに作り方をご紹介しますね。

超簡単です!

3分でできるんです。

 

ワカモレ(グァカモレ)はイロイロ使えて便利ですよ。

肉や、

ポテトチップスとかトトポ(一口サイズに切ったトルティジャを揚げたもの)などのスナックとか、

揚げ物など脂っこいものに良くあいます。

 

材料:

アボカド1個

塩・胡椒 適量

玉ねぎ 適量

パクチ お好みで

ライム(なければレモン) 適量

オリーブオイル 適量

 

中に大きな種があるので、

アボカドの半分の所を一周するように包丁で切れ目を入れます。

入れたら半分にパカッとあけます。

種を包丁の刃の方で叩いて、ネジって種を出します。

これが慣れないと意外に難しいカモです。

十分に熟れていないと固く取り出しづらいです。

種を出したら、

スプーンで果肉を取り出し

お好みで塩コショウ、玉ねぎなどをいれて潰します。

潰す程度もお好みで、

果肉の固形が若干残る様に潰す人もいれば、

完全にドロドロに潰す人もいます。

少し水を入れて粘度を調整下さい。

☝☝☝味噌汁で残った細ネギもいれました。

 

以上。(笑)

 

あとはお好きな料理に掛けたり、

つけたりしてお楽しみください!

☝☝☝トトポ(トルティジャを揚げたり焼いたりして硬くしたもの

酒の肴の定番です。ポテトチップスでもOK!

白いのはチーズです。