2006年の出会い。

2006年の出会い。

 

僕がメキシコに来てからもう丸14年が経とうしています。

“もう14年”

という感情と、

“えっまだ14年?”

という二つの感情が交錯し不思議な感覚です。

 

14年と言えば、

小学校1年生だった子が大学2年生を終える時期ですね。

そう考えるととても早く過ぎ去った時間と言えます。

 

逆に、

その当時の事をかなりの程度で鮮明に思い出せるので、

結構な事をあたかも先月の事のように思い出せるので、

「まだあれから14年しか経っていないんだな」

という感覚が生まれます。

 

メキシコ一年目にまだスペイン語もままならず、

社会経験もゼロの青二才が、

リュックサック一つで貧乏旅行に出かけました。

行先は前マヤ文化が栄えていたチアパス州で、

地元の人の足であるコンビ(小さなバス)で、

小さな村を回っていました。

 

その頃からあまり有名な観光地には興味がなく、

趣味が写真だったため、

いかにもメキシコらしい、

田舎の住民の生活がモロみえる場所を探していたのです。

☝☝☝シタラからグアキテペックに徒歩で行く途中に出会った家族。

女性は民俗衣装を着ています。

 

そんな折、

チアパス州のチロン(Chilon)という村に行き、

たまたまあった宿に泊まる事にしたのです。

夜、夕食用に商店で買ってきたパンを共有スペースで

1人寂しく食べていましたところ、

同じような年代のカップルが隣に来て

気さくに話しかけてくれたのです。

 

レティとグアテマラから来たアルフレド。

まだ覚えています。(笑)

 

拙いスペイン語でやり取りしていたら、

「明日シタラ(Sitala)村の親戚の家に行くから一緒に行かないか?」

と誘ってくれたのです。

 

二つ返事でOK。

翌日その村に行ったのです。

 

そこで出会ったのがコンスタンティーノご一家。

その日の夜はその辺の空き地にテント張って野宿しようと思ったのですが、

この見知らぬアジア人を快く泊めてくれたんです!

☝☝☝2006年コンスタンティーノご一家。

 

しかもオイシイ家庭料理までご馳走になってしまって。

その日の夜は村人が狩りに行くとの事で、

銃を持って連れて行って貰いました。

あいにく獲物は捕れませんでしたが、

皆で息を潜めながら真夜中の森を歩いたのを思い出します。

 

一昨年2018年に12年ぶりに再会したんです。

2006年当時は電話も持っていなかったので連絡を取れず、

突然の訪問となってしまったのですが、

みんなちゃんと覚えていてたんです。(喜)

☝☝☝2018年の様子

その時もちゃっかり一晩お世話になってしまい、

この12年間で会ったことを語りあいました。

 

赤ちゃんだった末っ子も中学校に行っていたり、

高校一年生だった子がもう立派な大人になっていたり、

掘っ立て小屋が改築されていたり、(笑)

 

生活スピードは超ゆったりではあるものの、

日本もメキシコシティも山奥のシタラも、

地球上、

時間は同じスピードで進んでいるんだなぁって

しみじみ思いましたね。

 

今ではフェイスブックで繋がっていて、

何かあればたまにコンタクトを取れるようになりましたが、

でもやっぱりたまには会いに行きたいですね。

約1000キロ離れててちょっと遠いけれど、、、(苦笑)

 

やっぱり、

人となりを知るって、

興味深い。

でも国や地域が違っても分かり合えるって、

ステキですよ。

 

みなさんも、

スペイン語が分からなくても、

是非チャレンジしてみてくださいねぇ~