メキシコブログ【キオテ通信】

2021年4月22日 / Last updated : 2021年4月21日 IwasakiKo メキシコブログ【キオテ通信】

フリダ・カロってどんな人？・番外編～

メキシコ在住１６年目、

「メキシコの素顔を世界に！」をモットーに、

複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】な完全プライベート日本語ツアーで、

いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、

公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

今日もメキシコから呑気に書いてます～（笑）

フリダ・カロってどんな人？・番外編～

いまや世界で検索されるほど超有名な画家になったフリダ・カロさんですが、

ある論争になってしまっているんです。

何かというと

「商標」。

「Ｆｒｉｄａ　Ｋａｈｌｏ」

というブランド名を巡り、

ちょっとおかしな方向に行ってしまっています。

実は「商標権」というのは、

フリダ・カロの遺族に属していない、

という主張があり、

フリダの家族が意義を唱えているというもの。

え、じゃあだれに？

フリダ・カロ・コーポレーションという会社で、

確かパナマにある会社ですが、

“事務所”の所在地と電話番号はフロリダになっています。

☟この“会社”

Home

全然コンテンツがスカスカで、

実際に運営しているのか怪しいですね。

一時期こんなもの☟が世間を騒がせたことがあるのですが、

皆さんご存知でしょうか？

はい、

バービーです。（呆）

フリダ・カロのバービー人形を販売し始めたのです。

☝この会社が。

しかもあろうことか、

メキシコのデパートにも陳列され、

その後「抗議」を受けて「在庫切れ」として棚から消えました。

商標権だけでなく、

肖像権もです。

事の発端は、

フリダの妹、

クリスティーナ・カロの妹、

イソルダ・カロさんが

フリダ・カロ・コーポレーションと交わしたとされる“契約書”の存在。

フリダの家族はその契約書の存在は“知らない”とし、

今も間違いなく

商標権と肖像権はカロ家に属すると主張しています。

イソルダさんがこの会社に“騙された”のか、

何かの“勘違い”でサインをしてしまったのか分からないまま、

イソルダさんは２００７年に亡くなられました。

しかし、

何があったのか分かりませんが、

フリダ・カロ・コーポレーション、

嫌な奴らですね。（苦笑）

彼らのＨＰを見て頂ければわかるように、

肝心なフリダ・カロの歴史やアートを保護する事業をしている様子はありません。

開かないページはあるし、

コンテンツは更新されていないし、

インスタは公開されていないしフォロワーも少ない。

もはや活動していないのか？

でも気になるのが、

ショップがアメリカやブラジル、

チリ、ヨーロッパ、韓国にあるとか。

メキシコには・・・聞いたことないですが。

た・と・え、

“法的に”権利があったとしても、

こういう人達は支持されないですから、

嫌がらせを受けて“事業”など継続できなくなるでしょう。

きっと。

そんなわけで、

みなさんがフリダ・カログッズを手にするときは、

ちゃんとシールを見てくださいね。

なんでもかんでも店にあるモノやテレビやネットに出ているものを買うのではなく、

その「買う」というアクションが何に繋がるのか、

一度立ち止まって考えて頂きたいんです。

日本で安く飲めるコーヒ―然り。

それがメキシコの文化財の保護につながりますから。

ということで、

フリダ・カロさんのお話し番外編でした～

【キオテQ＆A】

富山県・Ｎ・Ｔさん

Ｑ．陶器などをお土産に買って帰りたいのですが、持って帰れない分は送っていただけますか？

Ａ．はい。可能な限り空港に向かう前に運送屋に寄らせて頂きますが、

時間的にできない場合、

お見積りを取ってお知らせし、

お支払い頂いてからの発送となります。

【お知らせ！】

当メキシコ通信では、
皆様からのメキシコに関するご質問にお答えする企画、
【キオテＱ＆Ａ】を始めました！
全てにお答えできるかはお約束でき兼ねますが、
皆様がお持ちの素朴な疑問をドシドシお送り下さい！
私メキシコガイドの岩﨑への個人的なご質問もどうぞ！（笑）
他の方々のご参考にもなるよう、
可能な限りキオテ通信の中でお答えさせて頂ければと存じます。
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