歳のせいにしない。(汗笑)/【自分探し】の【自分】て一体だれ?

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!」

をモットーに、

プロのメキシコ旅行ガイド兼ドライバーをしています岩﨑コウです。

今日もメキシコから書いています~

「あ~もう歳だから・・・」と言う方がいます(笑)

「自分探しの旅にでたい・・・」と言う20代、30代の人もいます。

 

今、

「んっ、わたし!?」

と思われた方もいらっしゃると思います。(笑)

 

僕も少しドキドキしてしまいました。

でもですね、

ちょっと冷静に考えてみてください。

 

そもそも「歳」って何歳から「歳」なのか。

 

(すみません、

幅広い年齢層の方々にお読み頂いていますので、

特定の年齢層に絞った書き方が難しいです。

その点ご容赦ください)

 

じゃあ、

学生も終わって一番元気に動ける20代で引きこもって、

体力も思考力も衰えている人は「歳」じゃないのか。

逆に60、70以上、100歳でも!好奇心に満ち溢れ、

能動的に挑戦し続ける人は「若くない」のか。

 

非常にあいまいな言葉です。

 

僕は今37で、

人によっては、

巷ではもういい歳っていう歳らしいです。(汗)

中年っていうんでしょうか!?(汗汗)

でも歳は37でも、

まず、

見た目が年相応でなく、

多分20後半ぐらい、

下手するともっと若く見えてしまい、

正直、困っています。

 

お客さんにも、

「コウさんお肌すごくキレイですね!」

と仰って頂いた事も何度かあるんです。(笑)

 

そんな“童顔中年”の僕ですが、

心はホントに若いと思っています。

むしろ20代の頃より若返ったと自覚があるほど、

「若い」という感覚です。

 

自己分析するに僕の場合は、

特に20代前半の頃は、

目標もなく、

ろくに仕事も出来ず、

大学も中退し、

職能もなく、

カネもなく、、、

ホントに路頭に迷っていたためで、

何よりも、

“目標がない&やりたい事がない”

というのが最大の苦しみでした。

(そういうのを贅沢病というようですネ)

 

先日、拙宅を掃除していたら、

2008年当時の銀行の残高表が出て来て、

見たら残高50ペソ(220円)でした。(恥)

戒めとして大事にとってあります。

 

2008年、私は25でしたねぇ~。

自分の同級生は社会人となって3年目。

それなりの定職、安定収入も得ていたのでしょう。

僕も2007年に、

一応正社員という形で社会人としてスタートしていましたが、

懐具合がこれでした。(寒)

その会社の財務状態など色々あり転職することになります。

 

26で転職後、

ようやく視界が晴れ始めたんです。

 

学生の頃は、

営業職だけは絶対にやらない・やれない、

というほど内気だったんです。

 

ホントにホントにです。

 

でもその時に僕の前に現れた仕事は、

営業しかなかった。

だからやると決めました。

もちろん心配でしたし、

心臓バクバクでした。

イメージ的には息を止めて水中に飛び込んだような感覚です。

 

大げさに聞こえるかもしれませんが、

今だから笑って話せます。

それほど僕はひ弱な人間だったんです。(辛)

 

転職後はもう無我夢中で、

心を鬼にして

弱い自分に鞭を打ち、

カネの亡者と化し

売上の為なら何でもやりました。

何でもというのは、

売上の為なら時には会社、

上司にも立てつきました。

 

またある時は、

あるオーダーをミスってしまい、

夕方に出発して、

550キロ離れたアグアスカリエンテスまで、

その日に商品を車で配達したこと。

取りっぱぐれた代金を回収するために、

夜な夜な店が閉まる24時半頃にアカプルコの“元”顧客の店舗前で張り込み、

その後オーナーの自宅を特定する為に一時間ぐらい尾行したことや、

アポをくれなかった大手スーパーのバイヤーの元に、

「アポがあったと勘違いしていた」と自作自演して

無理矢理入れてもらい話を聞いてもらったこと、

支払いの約束を守らない相手に烈火のごとく怒りを浴びせたり。(笑)

 

この物静かな僕がですよ。(笑)

 

最終的に、

これらの営業活動が、

10年後には年間3億円(総売上の約40%)の新規売上に繋がるわけですが、

気付いたんです。

 

「おれ、結構営業好きかも。ってか向いてねぇ?」

って。(笑)

 

これは僕の中で大発見でした。

 

徐々に自信もつけて行き、

いい意味で仕事に誇りも出てきたりして、

不のスパイラルが転換を始めたわけです。

 

僕が担当だったお客さん達って、

9割9分がメキシコ人のお客さんで、

これにも私生活でのメキシコの友人達とのやり取りが活きました。

 

他の国は知りませんが、

メキシコは

体育会系の精神論でやってもダメなんです。

こっちの人はそういう自分に得の無いものに興味がない。

(というか日本の精神論て怖い)

でも変に丁寧に礼儀正しくしてもなめられるだけ。

 

相手のリズムに乗っかって、

外人という立場も使わせてもらい、

対等な人間関係を築き、

最後は首を縦に振らないといけなくさせるのが、

ネゴの醍醐味です。

 

こういうのも、

やってみないと分からないんですね。

これを読んで頂いている私の大先輩の方々でしたら、

そのような事を何度もご経験されていると存じます。

木を見て森をみずに、

頭で考えたって分からないし、

目の前の事を目をつぶって息を止めてやってみると

瓢箪から駒が出るかもしれません。

僕の場合は出ました。(喜!)

 

そしてこの営業の経験が、

次のステップ、

ガイド業に繋がったのです。

 

だからもし、

【やりたいことが無い病】

で悶悶とされている方がいらっしゃいましたら、

えり好みせず、

目の前に現れたことを、

とりあえず無我夢中でやってみるべきです。

 

あと、

【自分探し】

はするもんじゃないです。

後から振り返って、

あの時あそこで、

【自分が見つかった】

と言うものです。

あなたの【自分】は、

今これを読んでいる【あなた】以外、

なにものでもないのです。

 

過ぎ去った時間は止まりません。

でもおカネは挽回できます。

夢中でやると、

いつか目の前がフワーっと雲散霧消するのが分かります。

 

これは20代でも、

30代でも、

40代でも

はたまた50、60代でも、100歳でも!?

同じことが言えるのではないでしょうか。

 

「歳だから・・・」

「やりたいことが無い・・・」

 

はこれから一切禁句にしましょう!

 

ちなみに僕はこのガイド業を、

生涯現役で、

体が動く限り、

死ぬまでやるつもりです。

それまで健康的な食生活、

健康的な精神状態と適度な運動で

体のベストコンディションを保ちます。

 

メキシコ旅行も、

「歳だから・・・」ってあきらめている方がいましたら、

 

間違いです!!(笑)

 

来て頂ければきっと心が若返りますよ。(笑)