パンツだけじゃない、メキシコのブドウの儀式。

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!

をモットーに、

メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

パンツだけじゃない、メキシコのブドウの儀式。

昨日のパンツに続き、

メキシコの一年の締めくくり方です。(笑)

 

各国には、

一年の締めくくりと、

新年の始まりに行う一種の「儀式」があります。(笑)

 

日本なら年越しそば。

メキシコの場合は幾つかあって、

その一つがブドウです。

 

年越しそばもそのルーツには諸説あり、

コレっていうのはわかりませんね。

 

引っ越し蕎麦から派生したというもの、

金運を高めるもの、

苦労や謝金を切るという意味のもの、

いろいろです。

 

メキシコの場合、

一番行われるのが、

「ブドウをたべる」というもの。

ただ食べるだけでなく、

12粒=12ヶ月分食べるとか、

シャンパンと一緒に食べたりします。

 

そして大事なのは、

食べながらお願いごとをすることです。

 

なんでブドウなのか、

これにも諸説あって、

本当のところはわかりません。

 

最も語り継がれているものだと、

スペインのワイン用のブドウ農家が

1909年に豊作で残ったブドウをおカネに変える為に、

12粒ずつに纏めた「幸運のブドウ」を売り出した、

というもの。

 

二つ目は、

1880年頃、

あるスペインの貴族が、

フランスで行われていたブドウを食べてシャンパンを飲むという習慣を始め、

その行為を蔑むために広がり、

プエルタ・デル・ソルというマドリードの広場に集まる人たちに広がった、

と言う説。

 

どちらにしても、

メキシコで生まれた習慣ではないですが、(苦笑)

これももうメキシコの文化の一つですね。

 

「メソアメリカではどうやって新年を祝っていた?」

というご質問を頂く事がありますが、

答えは、

「メソアメリカに今の新年という概念はなかった」

です。

 

今の暦はヨーロッパ製です。

スペイン人の到来により、

アメリカ大陸の地にもたらされました。

 

そのブドウを、

一年の最後の瞬間に食べるか、

新年の出だしに食べるか、

これは両論あります。

 

そんなわけで、

今日は願いを叶える新年のブドウの話でした。

 

僕は郷に入っては郷に従えで、

年越しそばです。(笑)

 

これからも皆さんに末長く僕の「そば」にいて頂けるよう、(笑)

そして皆様の「そば」にもいさせて頂けるよう、(笑笑)

今日は年越し「そば」3食べます。(笑笑笑)

 

(☝誠に図々しい願いです)

 

#MexicoCentralTours

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