メキシコ旅行は歴史を知っていた方が100倍得をする。

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!

をモットーに、

プロのメキシコ旅行ガイド兼ドライバーをしています岩﨑コウです。

今日もメキシコから書いています~

 

最近歴史関係が多いですね(汗笑)

ご興味無い方々には何も貢献できず恐縮しております。

☝☝☝これがメキシコのどこか分かりますか?

 

僕がそうと分かっていても、

歴史関係の投稿を止めないのは理由があるんです。

もちろん難しいし、

興味が無い方にとっては読むのは退屈で面倒臭いと思います。

 

メキシコの歴史については、

ガイドの学校でメキシコ国立大学の歴史の博士の先生に教えてもらいました。

メキシコ史は幼稚園レベルだった僕が、

いきなり国立大の博士に教えてもらうって、

「いくら何でもついていけなくねぇ!?」

と思いました。(笑)

しかも外国語で。

でもなんとかなりました。

 

基本的な考え方として、

メキシコ史というのは1519年に、

スペイン人達がメソアメリカに上陸したときからの歴史です。

それ以前の時代、

メソアメリカ史は考古学の分野です。

 

僕の全くの想像ではありますが、

メキシコにご旅行される方の9割以上は、

メキシコについて全くご存知でなかったり、

一応日本語ツアーに参加したはいいけれど、

「へぇ~~、すごぉ~い・・・・・」

「(写真パシャパシャパシャ!)」

だと思うんです。(笑)

 

もちろん、

いいんです、それでも。

人それぞれ旅行の目的があるわけですし、

写真をSNSにアップするのが“仕事”の人でしたら、

写真さえ撮れればいいんです。

 

でもですね、

他の国の事はよく分かりませんが、

メキシコに関して言えば、

それだけだとちょっと勿体無いんです。

僕からすると。

 

例えば、

タコ(ス)一つ食べるにしても、

何千年も前から唐辛子やトウモロコシがあって、

メタテやモルカヘテ、コマルで調理して生地にして、

1930年代にレバノン文化が入って・・・

云々という事知っていて食べると、

「なるほどねぇ~

なんて思いながらタコスをじーっと見つめちゃったりして。(笑)

 

メキシコを沢山旅行してきて思うんです。

それが旅行の価値

だと。

 

これも人それぞれですので悪しからず。

 

もちろん、

「遺跡の写真が撮れればいいのよ!」

でもいいですし、

「遺跡で逆立ちしたい!」

でもいいんです。

「カンクンは有名だから行きたい!」

ももちろんOK。

(海だけなら石垣島の方が綺麗だと思いますが 苦笑)

 

旅の目的は各々あります。

 

僕も写真が好きで、

旅行に行くとバシャバシャ撮る人間なのですが、

ある時思ったんです。

「一体おれは何を撮っているんだ

と。

 

それが分からないという事は、

その被写体の【価値】が分からない

と同じことです。

 

ということは、

猫に小判

 

被写体がとてつもなく価値があるものなのに、

それが何なのかを知らずに写真だけ撮って、

「キレイでしょ~!」とかいってSNSにアップしている自分、

ばかネコじゃん、

って思ったんです。(痛)

 

歴史を少しでも知る事によって、

「何でメキシコではスペイン語が話されているのか」

から始まって、

「何でテキーラがあるのか」

「何で米じゃなくてトルティジャなのか」

「何でメキシコに沢山ピラミッドがあるのか」

「何でメキシコ料理は辛いのか」

「何で現在でも52以上の言語が存在するのか」

はたまた

「ラテンアメリカで何でブラジルだけポルトガル語なのか」

などなど、

当たり前の疑問が解決するんですね。

 

なにも超ハイレベルの歴史を知る必要はありません。

上を見たらキリがないので。

僕も歴史学者並みの知識など到底ありませんし、

当然お客様にも僕よりアメリカ史にお詳しい方もいらっしゃるかと思います

 

ほぼ毎日発信している

【キオテ通信】という

一方的な形態ではありますが、

一人でも多くの方に、

メキシコについて少しでもご興味を持って頂けるようにすることが、

この【キオテ通信】の目的です。

 

説明が至らない部分もあるかと存じますが、

不明な事はドシドシ聞いてください。

僕が分かる範囲でご説明を差し上げます。

そして実際にメキシコにいらして頂けるのであれば、

それ以上に嬉しいことは御座いません。

 

実は今日は、

「何でラテンアメリカはスペイン語が大半で、

ブラジルだけポルトガル語なのか」

を書こうと思ったのですが、

書き始めたら全く別の事を書いていました。(苦笑)

 

また別の日に書かせて頂きますねぇ~

ではでは。