メキシコで海外登山デビューのすゝめ


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メキシコ旅行やメキシコ生活、海外旅行について、

ほぼ毎日行き当たりばったりに、

現地在住の視点で書きながらも、

ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】です。

 

成田から直行便でたったの12時間、

アメリカ・カナダの各都市から5時間以内、

春休み旅行、ゴールデンウィーク、夏休み、そして年末年始、

2023年の海外旅行は「未知の国メキシコ」への旅行はいかがでしょう。

 

メキシコ在住17年目のメキシコガイド兼ドライバーが、

複雑で広大なメキシコを、

【お得】で【楽】で【濃厚】完全プライベート日本語ツアーで、

数々の遺跡からグルメ、各地の見所、そして雄大なメキシコの山まで、

尽きる事のないメキシコの魅力をご案内しております。

 

育児期間中につき、

投稿が断続的になっております~。

落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。

 

何歳になっても己の壁を超えよう

高山をバックにサングラスをした男女二人が山の頂上で日本とメキシコの国旗を掲げている

👆登頂されたお客様ご夫婦

メキシコガイドは僕の天職です(笑)

もの凄い二日間でした。(笑)

 

「もの凄い」というのはいろんな意味で、

一言で言い表せないんですが、

「もの凄く濃密な時間をお客様と過ごせた」

ということです。

 

もちろん、

「お客様にご満足いただいた上で」

というのが絶対条件で、

更に僕自身も満足できた時間だった、

ということです。

 

👆これだからメキシコ観光ガイドは僕の天職だと思ってます。(笑)

 

百戦錬磨の登山家ご夫婦の新たな挑戦

今回は「初めての海外登山」に挑まれたご夫婦のお客様。

お二人とも名だたる日本の名峰を総なめにされていらっしゃり、

まさに「山のプロ」と呼ぶのにふさわしい、

百戦錬磨の登山家のご夫婦です。

👇前日の高度順化を終え、メキシココーヒーで一服されるご夫婦

左に緑色のテント、右に二人の男女が座って奥の山を眺めている

そんなお二人も、

今回が初めての海外登山、

更には4000mどころか5000mを超える高度は初めてのご経験。

 

なかなかお仕事のお休みも十分に取れず、

強行日程でのメキシコ登山に、

正直僕は心配をせずにはいられませんでした。

 

やはり5000mって別世界でして、

ほとんど海抜に近い日本からいらっしゃる方が、

いきなりそれほどの高高度に挑まれるのは当然身体への負荷も大きく、

それ相応のリスクも伴います。

 

僕はメキシコシティという標高2240mにある場所に20年近く住んでいて、

毎週ランニングもするんですが、

それでも4000m、5000m地点に行くと、

身体に何らかの影響が出てきます。

だから「心配」だったわけです。

 

今回はご夫婦のご意向もあり、

僕は緊急時に備えベースでのサポート役に徹しました。

 

なめちゃいかんメキシコの「白い女性」

今回の山はメキシコ第3の名峰イスタシワトゥル山5220m。

 

この山は見た目はそれほど険しくなく、

僕も初めて登った時には正直ナメてました。(苦笑)

 

イスタシワトゥル山はIztaccíhuatlと書くんですが、

これはスペイン語ではなくナワトル語が語源。

Iztac が「白い」、

Cihuatlが「女性」という意味の二つの単語からなっています。

「白い女性」という名の通り、

女性が仰向けに寝ている姿に似ており、

とりわけ雪化粧したその姿は神秘的です。

 

一見穏やかに見えるその神秘的な「白い女性」は、

実はそんなに優しくはないようです。(痛笑)

 

「女性」をナメると痛い目に遭います。(苦笑)

(👆僕)

 

5000m地点まで約5時間、

ここまではわりと順調に行けるんですが、

ここからがジワジワとボディーブローのように身体がダメージを受けることになります。

 

5000m地点から山頂まで高低差200m強を3時間で行きます。

大したことがなさそうに聞こえますが、

往復で6~7時間を標高5000m超で過ごすことになります。

しかも「優しく」見える上部もですね、

実はアップダウンが結構あります。

高高度とこのアップダウンがまさにボディーブロー。

ジワジワと身体のパワーを奪い取って行くんです。

👇山頂まで僅か、でもまだ上る(汗笑)

この点、

メキシコ最高峰シトラルテペトゥル山(通称ピコ・デ・オリサバ山5636m)は、

富士山のように上って下るだけ。

5000m以上のキツイ部分というのはイスタシワトゥル山の半分以下ですみます。

 

これにはさすがの百戦錬磨のお客様も参ってしまったようで、

途中からペースダウン。

目安のペース配分から1時間半遅れで登頂されました。

 

この山の厳しさは、

ここからまた来た道を戻ること。

またアップダウンを繰り返しながら約3時間掛けて標高5000m地点を戻ります。

 

時折入るお客様からの無線連絡に疲労が感じられます。

予定下山時刻から約2時間経った午後5時、

無事にお客様は下山され、

僕は心配から解放されたのと同時に、

ガイドとしてある種の達成感を感じずにはいられませんでした。

 

自然系ガイドの役目

というのも、

僕ら自然系ガイドの仕事は道案内もそうなんですが、

それ以上にお客様を「無事に」ベースに戻すことだからです。

 

「ガイド」ってもっぱら道案内だけする仕事だと思われる方が99.9%なんですが、

実はそれって仕事の一部でしかなくて、

99%は「お客様を無事にベースに戻すこと」、

そして緊急時には適切なファーストエイドを施し「事故を最小限に留めること」

なんです。

 

深夜0時半前のご出発から約17時間。

この時間だけみても、

相当厳しい登山ということをご想像いただけるでしょう。

 

数々の日本の名峰を制覇されてきたご夫婦にとって、

「今回の登山が最も厳しいもの」となったとご感想をいただきました。

 

その一方で、

今回のメキシコでの初めての海外登山が、

お二人にとって忘れない貴重な経験と思い出なったとのことで、

メキシコガイドとして大変嬉しく思います。

 

お二人にはメキシコ旅行を、

そして初めての海外登山をメキシコで行っていただき、

感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。

 

経験に合わせたメキシコ登山を

あ、イスタシワトゥル山登山はこのように厳しいものですが、

他にもステキな山はありますので、

お客様ご自身の体力やご経験によっておススメの山をご案内いたします。

 

どうか海外登山だからと気負わずに、(笑)

メキシコに観光に行った「次いで」でも構いませんので、

メキシコで初めての海外登山や、

メキシコの大自然を感じられるハイキングにも挑戦してみてください。

 

きっと、

終えられた後は達成感や清々しさを感じられるでしょう。

 

世の中にはいろんなメキシコ登山ツアーがありますが、

弊社のツアーでは、

お客様の安全を第一に考えてご案内を差し上げております。

 

メキシコの山では基本携帯電話は通じず、

日本のように電話一本でレスキュー隊が救急ヘリが助けに来てくれるわけではありません。

そもそも電話をしても英語は通じませんので、

メキシコに慣れない方が緊急時の対処を行うのは正直ムリです。

 

決して自然をナメずに、(苦笑)

でもメキシコの自然を安心して十分に楽しんでいただけるよう、

皆様のお手伝いをさせて頂いております。

ご興味がある方はこちら>をご覧ください。

 

では、

メキシコの山で皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。

 

ではまた~。

 

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