テオティワカンが世界遺産でなくなる日。

メキシコ在住16年目、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】完全プライベート日本語ツアーで、

いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、

公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

今日も呑気にメキシコから書いています~

 

テオティワカンが世界遺産でなくなる日。

 

本題に入る前に、

メキシコのワクチン接種は進んでいて、

とうとう40~45歳が予約可能に(嬉!)

来月には30代も?

 

僕の身内や友人達もワクチン接種していて、

幸いにも今のところ深刻な状態になった人はいません。

 

さてさて、

テオティワカンが世界遺産でなくなる日。

 

なんか意味深な題名です。

 

昨日ちょうど、

テオティワカンがなんで重要視されるのかっていう話の第4話を書いたところなんですが、

実はですね、最近、

テオティワカンがユネスコ世界遺産リストから外されるのではないか、

という懸念が高まっているんです。

 

でもこのような聞くに堪えない話は今回が初めてではなくて、

過去にも幾度か話題になっているんです。

 

そうでなくても、

この業界にいるとイロイロ黒い話が耳に入って来るわけでして、(苦笑)

ここでは書きませんが、

人気がある観光地にはイロイロあるんです。

 

観光客が知らないだけで。(苦笑)

 

僕がメキシコに来た年かその前か、

アメリカの某大手スーパーが、(もうお分かりですね)

世界遺産の保護地域内にスーパーの建設工事を始めました。

 

2009年?には、

テオティワカン遺跡内で行われる「光のショー」に必要な工事で物議を醸しました。

 

「光のショー」、

僕はバカバカしいと思うんですが、(苦笑)

大勢の人が行くんですよね~。

 

てか、

べつにピラミッドに映写しなくたって、

どこか別の建物でいいじゃないですか。(苦笑)

 

今回は、

保護域の中に遊園地です。(呆)

 

まぁ、

皆さんが良く行くテオティワカン中心部も、

多くの建造物が観光用にキレイに整えられてしまっていますから、

そういった意味ではテーマパークと同じですよね~。(悲)

 

だから僕はテオティワカンの歴史には興味は尽きないんですが、

正直今日見る事ができる中心部の景観自体にはあまり興味ないんです。(苦笑)

 

古代の景観を求めるなら、

ユカタンやカンペチェの密林に佇む

知られざるマヤの遺跡の方が感じるものがあります。

 

今回のこの問題も不法工事。

 

3月に国立人類歴史研究所(INAH)が工事の中止を求め、

立ち入り禁止としたのですが、

その後それを無視し違法工事を継続。

 

既に未発掘であっただろう「小山」が破壊され、

他にも貴重な遺物が破壊される危険があるとのこと。

 

「小山」というのは、

自然の小山ではなくて、

“ピラミッド”が未発掘の状態で埋もれているわけです。

 

テオティワカンに行かれたことがある人でも気付かない人が大半だと思いますが、

敷地内の至る所に「小山」があるんです。

 

そこにロマンがあると思うんです。

ピラミッドの上で「イェイ!」と写真を撮るよりも。

 

例えばこんな所☟

メキシコで最も発掘調査が進んでいる有名な遺跡ですが、

それでも発掘率はわかっているだけでも54%程度。

 

メキシコで、メソアメリカ最も調査され知られているテオティワカンですら、
半分は「未知」なんですね。

 

保護区域外で、

知らずに掘ったら遺跡が、

なら仕方ないですが、

保護区域内で知っていながら「無許可工事」を始める神経、

理解でき兼ねます。

 

いや、

また当局のだれかに大枚が詰まれたのでしょう。

どうにかしてやるぞ、と。

でも結局どうにもならなかった。

 

世界遺産否かに関わらず、

現代人のご先祖さんの生活の痕跡って、

人類の宝だと思うんです。

文字や写真による記録がない時代のものなら尚更ではないでしょうか。

 

「光のショー」もいいですが、

「光」に感激する前に、

その「光」の背景にあるもの=投影される遺跡の背景に感激したいですね。

 

今となっては解明され難い遺跡の未知の部分。

 

この「小山」は何だったのか、

どんな形だったのか、

中はどうなっているのか、

どんな街の景観だったのか、

まさにその場所で建設に携わっていた人々の姿、

その「小山」の前に実際に立って、

知りたくても知り得ない背景をいろいろ想像してみるのも、

とてもロマンチックですよ?

 

そうした昔の生活の跡地が、

いつでもどこにでも建設可能なチンケな遊園地にならないように、

「使う側=消費者」が使うものを考えないといけません。

 

需要が無い場所に供給は生まれませんからね~。

 

そういえば、

メキシコ人やラテンアメリカ人を麻薬の犯罪者扱いするアメリカ人。

アメリカでのドラッグの大量消費が無くなれば、

みなさんがメディアで戦々恐々とする

一部の地域にあるような抗争もないのですよ・・・

 

ではまた明日・・・

 

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