行きつく先が変わる、言葉の魔力って実はスゴイ。
メキシコ在住15年目、
「メキシコの素顔を世界に!」
をモットーに、
メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
今日は、ココロの話です。
なんとなく「気が重いな~」
と感じている方でしたらお役に立てると思います。
「雲一つない快晴!」
の方はまた明日覗いてください~。(笑)
僕の実家近くの静岡県浜松市では、
クラスターが二つ発生して、
感染者に対する執拗な嫌がらせが増えているとか・・・
油断しきって自己責任で外出して感染したなら
「バカもん!」と言いたくなる気持ちは分からんでもないですが、
日本人て思いやって、
助け合う国民じゃなかったでしたっけ?(苦笑)
僕の地元の友達も、
コロナより人がコワイと感じているようです。
(人がコワイって・・・)
実際にそんな事するの一部の人なんでしょうけれど?
周りの人は見てみぬふり。
イジメと同じで、
それも加担しているのと同じですから。
思いやり、助け合いなんて、
そんなの所詮“偽善”だったんですかねぇ~・・・。
地元だけに残念です。
ところで、
そんな“不透明”な状況だからこそ、
言葉を変えてみると、
実は今まで見えていなかった、
いろんな新しい事が見えてきたり、
気付いたらできてしまう事だってあるんです。
例えば、
冒頭に“不透明”と書きましたが、
逆に“透明”な時ってあるんでしょうか。
結論。
「ない」です。(笑)
一寸先は闇。
では何で今この時が“不透明”のように思われるのかというと、
「コロナで経済が沈んで仕事がどうなるか分からない」
ということが、
まず大きなものとしてあると思います。
では、
今まで自分が今日仕事を失う可能性がなかったことがあるか、
といえば、
そんな事は多分一度もなかったと思います。
多かれ少なかれ、
「今日仕事を失う」
という可能性は、
自分が知らないところでいつもあったはずです。
人間だれしも、
昨日起こった事は、
今日も起こる。
昨日あったモノは、
今日もある。
昨日いた人は、
今日もいる。
と、
いい事も悪い事も思い込んでいるんですね。
でも、
現実として、
そんな“安定”した現実は、
いとも簡単に崩れてしまうものなんです。
その証拠に、
つい7か月前、
世の中は新年のスタートを切ったばかり。
僕も、
新年の目標なんかも立てて
ワクワク・ルンルンの時期でした。
そして、
その僅か一か月後、
だれが今年こんなことになるか想像したでしょうか。
75年前の米軍による日本の民間人に対する“大虐殺”だって、
その一瞬で一つの命がウン十万回消えたのです。
3.11で被災された方々も、
文字通り一瞬で状況が変わりました。
命を落とした方であれば尚更です。
“安定”した仕事を持っていた人でも、
もしかしたらもうその会社自体が無いという人もいると思います、
家のローンを組んだ人も、
解雇や減給で早々にプランが狂ってしまいました。
ということはですよ、
ずっと不透明なんです。
ウイルスとか、
仕事を失うとか、
誰かを失うとか、
そういうことが現実に表面化するかしないかで、
我々の身の回りの状況や、
それと連動することが多いココロの状態は
いとも簡単に変わるという事は、
あ・ら・た・め・て、
知っておいた方がイイですよね。
ましてや、
そんな事が表面化してくると、
知らず知らずのうちに、
ネガティブな言葉を使ってしまいがちです。
「あ~、今年いっぱい会社がもつか不安だ」
「この先しばらくはメキシコ旅行なんて不可能だ」
「状況はわかるけれど、減給には不満だ」
「家にずっと嫁といて喧嘩が多くて不幸だ」
不が付かなくても、
無理、~ない、なども同じです。
そんな事をあげたらキリがありませんネ。
会社や仕事が「不安」だったら、
「コロナを抜けて復調してきたらこれをやってみたい」
と計画してみる。
早くメキシコに行きたいのに行けないのが「不満」であれば、
「折角行くんだから、
キオテ通信欠かさず読んで、(笑笑)
メキシコのココにも行きたい、
あそこにも行きたい!」
と行きたい場所をあれこれ考えてみる。
奥さん・旦那さんと喧嘩が多いのであれば、
「きっと今こそ話し合いと理解が必要なんだ」
と考えてみる。
そんな風に、
自分の力では変えることができない、
どうしようもない現実に対して、
使う言葉をポジティブにすることですね。
ポジティブ・シンキングは、
寿命を長くすることが科学的にも証明されています。
言葉が変われば、
発想が変わります。
発想が変われば、
出て来る行動も変わります。
行動が変われば、
習慣が変わります。
習慣が変われば、
その先に行きつく場所も変わります。
「こんな世の中で・・・」
と思ったら、
それを「不」と捉えるのではなく、
新たな楽しい未来へのチャンスとして捉えた方が、
結局は自分が得するんです。
いくら悔やんでも、
嘆いても、
周りに当たり散らしても、
現実に起こってしまった事は変わりません。
それよりもそれを認めて許すことです。
少なくても僕は、
メキシコで、
いつまで続くか分からないこの状況を、
そうやって考えて、
不満なく、
楽しく生きています。(笑)
#MexicoCentralTours
【キオテ通信】バックナンバーもどうぞ