真の楽天を追い求めて
(旧級友たちとのプレゼン)
ガイドの講習や研修で学校に行くことがあるんです。
学校といっても小さくて、
一日一教科しかないのですが多彩な顔ぶれです。
何が多彩なのかといいますと、
下は17歳の高校生から上は68歳の人まで、
同じ教室でワイワイガヤガヤしています。
高校生でいながら旅行ガイドの勉強をしている人、
大学院を終えて一旦は就職したけれど「違う」と思った秀才、
超早期リタイヤした40代半ばの女性、
68歳にして現役ガイドの女性、
60歳にして「ガイドになろう」と決めた歯科医の女性、
テオティワカンの気球の会社でガイドしていていつも底抜けに明るい50近いおっちゃん、
花屋を経営しながら家業を手伝う為に勉強している30代前半の気まぐれな女性、
二十歳でチャラチャラしていてろくに先生の話を聞いていないけれど実はスゴイ頭が良く物知りの男性、
軍隊出身だけどガイドになりたいという20前半の男性、
そしてアジアから来た30後半の脱サラがり勉男、
というような顔ぶれです。
僕は授業についていくのに必死の形相でいるのですが、
彼らは分かっているのか分かっていないのか、
超マイペースそのもの。
心配性の僕は「もし試験に通らなかったら・・・」「お客さんに聞かれて答えられなかったら・・・」なんてすぐに考えてしまうのですが、
彼らはお構いなし。(苦笑)
そもそも、
「~になったらどうしよう」
が、
本当に、全・く・な・い。
むしろ僕みたいなガツガツしているマジメ君が「きちがい」ぐらいです。
そんな超楽天的な性格にはきっと、
「なんとかなるでしょ」
があるのですね。
しかもグレずに、本当に何とかなるからスゴイ。
運?
何がイイ・ワルイは別として、同じことをしていてこんなに明るく能天気に生きられるって、
“ス・テ・キ”
だと思いますね。
メキシコに来て早14年。
僕も(これでも)かなり能天気になりましたが、
それでも、彼らは僕にとっては雲の上の存在です。(笑)