メキシコ在住１５年目、

「メキシコの素顔を世界に！」

をモットーに、

メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

テオティワカンってなに。

☝☝☝テオティワカンの正体ってなんでしょうかねぇ？

 

メキシコの三大遺跡といえば、

先ずテオティワカン、

次にユカタンのチチェンイッツァ、

そしてチアパスのパレンケ、

でしょうか。

 

知名度は、

所在地に大きく左右されますね。

テオティワカンなら、

首都から一時間ぐらいで行けます。

チチェンイッツァもカンクンから日帰りで行けます。

パレンケは大きな街からはちょっと離れてしまいますが、

チアパスに行かれる人なら必ず行かれますよね。

 

テオティワカンは、

メキシコにある遺跡の中でも、

最も調査がされている遺跡でもあり、

それに関わる文献も多い、

という事から、

話題に上がることも多いのだと思います。

 

あとは、

テオティワカン遺跡の景観ですね。

おっきな“ピラミッド”が三つあって、

その上で“パワー”を受けられる、

なんて宣伝文句もあったり。

そこで、

僕はついつい残酷に言ってしまうんです。

 

「ピラミッドに登って景色をみたいだけなら、

テーマパークでも造ればよくね？」

 

と。

 

現に、

カンクンの近くに

文化や自然が形骸化した

お粗末なテーマパークを造ったのと同じように、

テオティワカンのテーマパークを面白おかしく作れば、

もっと多くの、

事情を知らない人達が来き、

おカネ儲けできるではないでしょうか。

 

でもですね、

そんな事が始まりだすと、

観光大国としてのメキシコの地位が、

「おカネさえあればだれにでも造れてしまうテーマパーク」

という、

タダの遊び場になってしまうんです。

日本を始め他の外国から、

遥々飛行機でお越し頂いた方々は、

テーマパークを見に来たのではありません、よね？（苦笑）

たぶん。

 

もしかしたら、

ディズニーランドに行くような感覚の人も、

中にはいらっしゃるのでしょうが・・・

 

テオティワカンも、

僕が思うにそんな風になりかけているのが残念なのです。

この辺の詳しいことはメキシコでお話しします。

 

で、

本題に入るとですね、（笑）

「じゃあ、

テオティワカンの何が凄いんでかい」

ていう話になるじゃないですか。

 

「行く価値は？」

という問いに対して、

どう答えるか。

 

もちろん、

キオテを欠かさず読んで頂いている、

メキシコ上級者の方々は別格としまして、

メキシコのメの字も知らない方が、

 

「紀元前２００年ごろに、

後のオトミに繋がるプロトオトパメ族が建設を始めて・・・」

 

なんて聞いても

「！？・・・」

だと思います。（笑）

 

テオティワカンが特出している点、

他の文化と決定的に違う点、

それはと言うと、

 

マヤやプレペチャをはじめとする、

他の地方文化が、

共存していた場所

 

といえる点です。

 

地方の各文化が寄せ集まって、

巨大なテオティワカン文化を形成していたという事ですね。

 

そして、

テオティワカン文化の日常生活の形式や宗教的概念は、

メキシコ中央部全域に影響を及ぼしていました。

 

「そんならあのアステカも住んでいたのか！？」

 

続きは次回に～　（笑）

 

#MexicoCentralTours

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