観光以上の旅へ:メキシコ文化を体験する特別な時間
ガイドブックに載っている名所をただ“見る”だけでは、その土地の本当の姿は見えてきません。実際に体験し、作り手の声を聞き、手を動かし、味わうことで、はじめてその文化の背景や意味が立ち上がってきます。目に見えない歴史や人々の想いに触れることで、旅は「消費」から「共感」へと変わります。そんな本質にふれる体験こそ、あなたの記憶に深く残るメキシコ旅行になるはずです。
観光体験がもたらす地域社会への貢献
現在の観光の多くは「消費型」と呼ばれ、観光客がお金を払い、食べる・見る・買うといった体験をして終わるスタイルが主流になっています。しかしその背景には、人や自然への負担が隠れていたり、本来大切にされるべき土地の資源が、観光の都合で後回しにされていたりする現実があります。
本来、観光とは訪れる側と迎える側が、対等な立場で関わり合うことで成り立つものだと私たちは考えています。自然環境や地域社会に過度な負荷をかけることなく、持続可能な関係の中でこそ、本当の旅の価値が生まれるのではないでしょうか。
そのためには、観光客がただお金を払って楽しむのではなく、自分が触れているモノやサービスの背景にある文化や環境、歴史に関心を持つことが重要です。そして同時に、提供する側もまた、経済的利益だけを優先するのではなく、自分たちが提供しているものが本当に何なのか、それが人や自然、文化資源の破壊につながっていないかを見つめ直す必要があります。
提供者と消費者のどちらか一方だけが責任を持つのではなく、双方が学び合い、支え合う関係の中でこそ、本質にふれる観光が可能になると信じています。そのために「体験」は、モノやコトの背景にある本質を知るための、最も大切な手段のひとつと考えています。
他の地域と組み合わせたモデルコース例
①メキシコシティ➡サボテン渓谷➡オアハカ
【1日目】 |
メキシコシティ発 |
サボテン渓谷と塩田で作業体験 |
郷土料理店でご昼食 |
オアハカ市 |
【2日目】 |
オアハカ観光(遺跡、料理体験、ラグ作り体験など) |
【3日目とその後継続の場合】 |
①陸路でメキシコシティへ |
プエブラ&チョルーラ |
メキシコシティ着 |
②陸路でチアパス/タバスコ方面へ |
チアパスやパレンケ、メリダ、カンクン方面へツアー継続 |
➂空路で移動 |
オアハカ市内でドロップオフ |
お客様はメキシコシティまたは他の地方都市へ飛行機で移動 |
②メキシコシティ➡ベラクルス➡サボテン渓谷➡オアハカ
【1日目】 |
メキシコシティ発 |
ベラクルス市と周辺の遺跡・史跡など |
【2日目】 |
ベラクルス市 |
コーヒーの郷で収穫体験(時期による) |
プエブラ市 |
【3日目】 |
プエブラ市発 |
サボテン渓谷と塩田で作業体験 |
オアハカ市 |
【4日目】 |
オアハカ市内と各種体験や遺跡など |
【5日目】 |
①陸路でカカストラ遺跡経由でメキシコシティ |
②空路でメキシコシティや他の地域へ |
③引き続き陸路でチアパス/タバスコ方面へツアー継続 |
③メキシコシティ➡ベラクルス➡オルメカ➡パレンケ&ラカンドン➡カラクムル一帯➡メリダ/カンクン
【1日目】 |
メキシコシティ発 |
ベラクルス市と周辺の歴史スポット |
【2日目】 |
ベラクルス市 |
ラヴェンタなどのオルメカの遺跡 |
【3日目】 |
オルメカの博物館 |
パレンケ遺跡 |
【4日目】 |
ラカンドンの遺跡やジャングル宿泊体験 |
【5日目】 |
ラカンドンの遺跡 |
【6日目】 |
カラクムル一帯の遺跡 |
【7日目】 |
カラクムル遺跡 |
マヤ系のコミュニティでお料理や民芸品制作体験 |
【8日目】 |
エツナ遺跡 |
①チェネス圏の遺跡 |
②カンペチェ市 |
【9日目】 |
時間とご興味次第でセノーテやチチェンイッツァ、ウシュマル遺跡など |
メリダ市 |