メキシコのお財布事情。ｉＰｈｏｎｅ１３を買うのに何日働いてます？（笑）

メキシコのお財布事情。ｉＰｈｏｎｅ１３を買うのに何日働いてます？（笑）   最近「日本は安い国～」と乱暴に言っておりますが、（苦笑） 皆さんはある商品を買うのにどれぐらい働いたら買えるのかっていうマイ指標、 使われますでしょうか？   僕はこれ結構使うんですよ。 よくサービスやモノが高いのか安いのかって分からないことありません？ 始めて買う商品とか、 効果が出るか分からないサービスを購入する時、 特にこれで計算して買うか買わないかを決めています。（苦笑）   「たとえこれで滑っても、～日働けば返せる」って考えて、 納得すれば支払う、 という風にしています。   例えば、 僕はテクノロジー関連が超苦手で、 ネット関連とかホントダメなんですよ・・・ で、今こうやって毎日ブログをアップするほど、 自分のサイトの手入れは欠かさないようにしているのですが、 それでもたまにあるんですよ、問題が・・・ いきなりログインできなくなったりとか、 コンテンツが全部消えちゃったりとか、 そうなった時はもう頭真っ白の放心状態。 「ヤバい・・・」と。   だってこのサイトが唯一の生命線ですから、（苦笑） これが機能しない＝破産です。   テクノロジーに関して僕の脳は１億年前のワニレベルなので、 おカネ払ってその道のプロを雇うのですが、 これがですね、 なかなか見極めが難しい・・・ てことに最近気づきました。（沈）   １００円払ってうまい棒１０本なら分かりやすいですが、 １００円払ってジャンケンに買ったら１０本貰える、 負けたら全部自己責任、 なんですよね、そういう会社って。   HPでは「アクセス、ガンガン伸びます！」とか書いてるくせに、 契約の段階になると、 これでもかってほど契約書にサインをさせられるんですねぇ。（困） そこで僕は「それってフェアじゃないよね？」っていじくるんです。（苦笑） だって、 コミットできないなら自信がない、 でもジャンケンで負けて損害を被るのは客の方だけ、 ってアンフェアです。   そんな時、 悲観的にも考えて、 もしジャンケンに負けて５０万円が消えたら、 それは何日働けばペイできるかって考えて、 「まぁ、これならいっか」となればそれに「賭ける」ようにしています。   まぁ、しかし、 「できる」と豪語しているくせに「約束しない」って、 要注意ですね。（苦笑） やれやれ・・・   それでその最近出たｉＰｈｏｎｅ１３、 メキシコはなななんと・・・ 平均月収で計算すると約５０日働かないと、 中間モデルが買えないのです。 日本は１０日のようです。 （出典：EL ECONOMISTA） 下から１４番目が日本（Japon）   でもこれってカラクリがあって、 平均値をとっているので、 上位数％でかなり吊り上げているんです。 メキシコの労働人口は５６００万人ぐらい。 その内約６割の３３８０万人が、 月収２.５万円～５万円の月収なんです。 この間の人達は６０日働かないといけません。 しかもその内１４００万人は最低賃金の、 ２万５千円の月収。 そうすると１２０日働かないといけません。   その一方で、 金融業界に行くと、 月収１００万円ぐらい、 またはそれ以上の人も、 僕の周りにたくさんいるんですね。 この差って何だろうと思うんです。（苦笑）   ん～、メキシコって公立の学校なら小学校から大学まで、 殆どタダです。（笑） メキシコＮｏ１、 というかラテンアメリカＮｏ１のメキシコ自治大学って言うの大学があるんですが、 そこだってもちろんタダ。   だからその気になれば、 おカネを掛けずして這い上がれる、 って僕は簡単に思ってしまうんですが、 勉強の前に衣食住ですから、 その為のおカネがない人は、 子供の時から路上で働いたり、 路上でなくても親を手伝ったりとか、 そうしている内に、 学業もままならなくなってしまいます。   嫁に黙って嫁の話をしますと、（苦笑） 彼女の実家はガチ貧乏で（以前は）、 自家用車なんてなくて、 子供の頃は外食でレストランに行ったことなんてなく、 家族旅行も一度、 しかも家から１時間ぐらいところしかした事がなかったそうです。 僕らの結婚式で行った日本が、 ２回目の家族旅行だったとか。（苦笑） 家にはやっと居間にテレビが１台。 でも全部民放です。 もちろんゲームもなし。 お小遣い、 というか大学への交通費やお昼代として日に１２０円。 なんとかそれでやりくりして、 大学を卒業したのでした。 それでも恵まれている方で、 彼女の場合は子供の時には路上で働かずに済んだのです。   一般化してはいけませんが、 経済的にきつくても、 頑張り次第では学校に行けないこともないわけではないのですが、 今日ココでのほほんとこれを書いている僕には知り得ない、 過酷な現実を生きている人が多いという事をご想像頂けるでしょう。   僕はｉＰｈｏｎｅには全然興味がなくて、（苦笑） 操作したこともないんです。（沈） だからもちろん何がそんなにいいのか、 皆が惚れこむのかってことを知らないのです。（困）   まぁ、でも、 自分には自分がどうしたら幸せに生きられるのか分かっていて、 その為に必要な要素は十分すぎる程揃っているので、 たぶん、たとえ一度操作しても僕の考えは変わらないでしょう。（苦笑）   そのｉＰｈｏｎｅ１３は、 先日僕が買ったモトローラの携帯の４倍ぐらいするんですが、 そのお金で何処か旅に出てこようと思います～（笑）   これまでにも、 地方の民芸品を制作・販売する方々をご紹介して来ましたが、 旅行される方のほんの少しのお心遣いで、 彼らの商品やサービスを公正な値段で購入して頂くことが、 現地の人達を経済的に助けることがお分かり頂けると思います。 価格に見合わないものに大金を支払う必要はありません。 商品の価値はその実用性も大事なのですが、 その伝統的価値、 そして製作者が掛ける労力に対して適正であるべきです。 民芸品を購入される際に、 いったいどれほどの時間を掛けて制作するのか、 そういった社会的な視点も持ってご旅行頂くと、 「メキシコの素顔」が少しずつ見えてくると思います～   また皆さんのご意見をお知らせ下さい。（笑）   ではまた～