タコスとケサディジャスとパヌチョスと・・・何が違う?(後編)
成田から直行便でたったの12時間、2022年の夏休み、年末年始の海外旅行、メキシコ観光は弊社におまかせください。
で、パヌチョ。
これも、
トルティジャ(トルティーヤ)に具材が乗っかって、
手でつかんで食べますから、
一見「タコス」と同類かと思われます。
一方で、
よく見ると明確な違いがあるんです。
パヌチョの生地、
これ油で揚げてあるんですね~。
若干カリカリしています。
さらに!
その生地の中あれが入っています。
はい、お豆です。(笑)
フリホル(Frijol)というんですが、
ペースト状にしたものを、
生地の中にできた空間に塗ります。
そのため、
トルティジャよりも若干厚めに生地を作ると、
中にお豆を入れやすくなります。
ちなみに、
具材を中に入れるの料理に、
メキシコ中央部では「ゴルディタス」というものがあります。
👇これは揚げたもの。コマルで焼いたものの方が一般的か。
パヌチョのように上に具材を乗せず中に詰めます。
パヌチョ場合は上に、
基本は鶏肉と紫玉ねぎ、茹で卵を乗っけます。(冒頭の写真)
今では、
コチニタ・ピビルやレジェノネグロという、
別のユカタン料理を具材として乗っけることがあるようですが、
基本はチキン、玉ねぎ、卵。
パヌチョの発祥の地というのがメリダなんですが、
メリダはメリダでも、
La Ermita de Santa Isabelという地区。
👇メリダ市
[su_gmap address="Merida"]
ここというのは、
植民地時代、
メリダとカンペチェ間190キロを繋いでいた交易路カミノレアルの中継地だったんです。
👇カミノレアル
(出典:Arqueologia Mexicana)
そこにとある宿があって、
カンペチェからやっていた旅人がそこで夜を明かしていたとか。
でも食い物がない。
そこでその宿のオーナー、エウヘニオさんが、
彼らの為にあるもので作ったのが今のパヌチョの原型。
ところで、
そのエウヘニオさん、
ニックネームでUchoさんと親しまれていたようです。
そんなUchoさんが造る即席料理が、
やがて旅人たちにウケはじめ噂が広まります。
当時(1500年代後半)は、
スペインの植民地になって間もなかったです。
トルティジャ(トルティーヤ)という名称も一般的でなく、
その生地をPanと呼んでいました。
Uchoさんが作るPan、
はい、「Panucho」の誕生です。(笑)
ちなみに・・・
トルティジャ(Tortilla)っていうのは、
「小さなトルタ」という意味。
トルタ(Torta)って、
パンで具材を挟んで食べる、
メキシコ版ハンバーガーのようなもの。(苦笑)
(強いて言えばね)
👇トルタ
だから、
トルティジャもメキシコ由来の言語ではなくて、
スペイン人が発明した、
比較的新しい400歳ちょっとぐらいのワードです。
でもですね、
今日トルティジャ(トルティーヤ)と呼ばれている生地自体は、
スペイン人が今日のメキシコの地に乗り込んでくる前から存在していたんです。
その起源はハッキリしていないものの、
タマルよりは全く新しくて、
古くて600年以降と考えられています。
トルティジャ(トルティーヤ)を作るには、
コマル(Comal)という、
板(今の鉄板)が必要になるんですが、
その600年以前のコマルが見つかっていないんですね。
👇土製のコマル。今は鉄製です。
タマルについては、
そのエビデンスがちゃんとあります。
紀元前100年ぐらいに描かれた壁画もあります。
👇丸いものがタマル。紀元前100年ごろの儀式で。
(出典:Arqueologia Mexicana)
はい、
てなわけでして、
少しおわかり頂けましたでしょうか。
タコス、ケサディジャ、パヌチョがどういうものかということ。(笑)
「ちなみに」が多いですが、(苦笑)
メキシコ料理であと注意すべきは、
タコス、ケサディジャ、パヌチョという、
料理自体は、
ユネスコの世界無形文化遺産には該当しない、
ということだけ覚えておいてください~。
👆これについては勘違いされている人が10億人ぐらいいらっしゃるようで、
「世界遺産の料理!」
「世界遺産の味!」と食べたのにもかかわらず、
後になってガッカリしないために、
ガイドとして明確に申し上げておきます~。(笑)
でもですね、
世界遺産否かに関わらず、
メキシコ料理には歴史があって、
その歴史の融合性がたっぷり詰まった料理で、
「本物」はとってもおいしいですので、
ぜひですね、
皆さんも「おいしい本物のメキシコ料理」を求めて、
メキシコ各地をご旅行することを強くおススメします~。
無論、
僕のツアーではこれも含まれていますのでご安心ください。(笑)
ではまた~
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