遺跡、民芸品、料理の裏に隠されたオアハカの素顔をご体験ください。
オアハカ旅行の魅力
オアハカ州の州都オアハカ(Oaxaca)市は、メキシコシティーの南東約470キロに位置します。最近ではローマ(ROMA)という映画が注目を集めていますが、主演のYalitzaさんの出身地がこのオアハカ州です。
この旅では、メソアメリカ3大長命文化の2つであるサポテカ文化とミステカ文化の都市跡(遺跡)、この土地の特産物の地酒メスカル(Mezcal)の酒蔵見学や試飲、サポテカ文化時代に端を発する織物の産地テオティトラン(Teotitlan)、同時代に「聖地」としてされていたイエルベ・エル・アグァ(Hierve el agua)、現地の特産品の販売店が軒を連ねるオアハカ市中心部や市場、遠いからと言って飛行機で飛んでしまってはもったいない世界複合遺産でもある、メキシコ特有の広大なサボテンの生息地や、アメリカ大陸で人類が初めて“定住”を始めた場所などに最短2日でお連れします。(訪問箇所数によっては3日以上になります)この土地の特産品アレブリヘス(Alebrijes・正確にはTonas y Nahuales)という木彫工芸品の工房見学・制作体験、オアハカ料理や工芸品を通じて現地の人達との交流体験を組むことができます。
メスカルの一大生産地
メスカル(Mezcal)とは、テキーラ同様マゲイ(地域によってはアガベといいます)から出来る蒸留酒です。テキーラとはメスカルの法定産地名称で、テキーラ村があるハリスコ州を含む5州で造ったものしかテキーラという固有名詞を付けることができません。その起源には諸説ありますが、当時の住民がアガベの茎の根元部分から得た液体が自然発酵しアルコールが得られ、スペイン人がそれを蒸留したことが起源、メソアメリカ時代から蒸留技術が存在していたという説、またはフィリピンから持ち込まれた蒸留器で蒸留されたとされています。スペイン人はこの蒸留酒をメスカルワイン(Vino de Mezcal)と呼んでいたそうです。当時はまだテキーラという名称の製品は在りませんでした。全てメスカルだったのです。
近年、紀元前1000年以上前の複数の遺跡から、焦げた石やマゲイの残留物が残った大きな”鍋”が見つかっています。”蒸留器”とされる”鍋”の形は違いますが、このころから蒸留技術を持ち、蒸留酒”メスカル”を作っていたのではないかと考えられていますが、物理的にこの“鍋”を使って蒸留することに成功した例は一度としてないことから、蒸留技術がメキシコに伝わったのはヨーロッパ人による入植後という見方が現在の通説です。
メスカルについては現地で詳しくご説明いたします。
オアハカの自然を感じる
オアハカといっても広く、有名なモンテアルバンやミトラ遺跡、日本でメキシカンラグとして呼ばれているタペテ、アレブリヘスとしられる木彫りなど有名な観光資源だけではないのがオアハカの魅力。オアハカの自然も植生豊かで、オアハカ北西部はクィカトゥラン渓谷といって、その固有で多彩な植生や自然環境からユネスコの世界複合遺産にも指定されています。「人間と自然との共存」これは人類のみならず動物がこの地球上に生まれてから共通の「無言の約束」ですが、サピエンスにとってはその約束がいささか破られつつある今日。そんな自然と人間文化の共存の痕跡を感じられる地域の一つがオアハカにあります。当時の人が何を思ってこの大自然のなかに人間による人工物を作ったのか。そんな気が遠くなるような想像を、ぜひオアハカの大自然と無名の遺跡の中で感じてみてはいかがでしょう。
※伝統行事で有名な土地です。特に7月のゲラゲッツァ(Guelaguetza)、11月初旬の死者の日(Día de muertos)とその前後は街中も高速道路も混みあいます。その際は2泊ないしは3泊での日程をご提案させて頂きますのでご了承下さい。
※テキーラ村への旅と同様に、移動時間が長くなりますので、予めご了承下さい。一方で、飛行機では見ることが出来ない道中の渓谷は絶景です。時間次第ではタラベラ焼きで有名なプエブラ(Puebla)市やチョルーラにも寄ります。
写真ギャラリー
先史時代、サポテカ時代の人類の痕跡
オアハカの大自然
民芸品の歴史を辿るとメキシコが見える
オアハカといえばメスカルの大地
こんな方々におススメです!
- ワクワク感を高めたい方
- 「メキシコの素顔」を感じたい方
- 「移動」の時間を「発見」の時間に変えたい方
- 一般的なツアーでは物足りなくなった方
- 女子旅
- 体力が有り余っている方
- 特別なメキシコ旅行にしたい方
- 文化・自然が好きな方
- ご高齢の方や御身体に不自由がある方でメキシコを存分に楽しみたい方
- 悶悶と過ごしている老若男女
- 少人数での記念旅行(卒業旅行、お誕生日、結婚記念、還暦祝い、親孝行など)
もちろん、上記の方々以外の方でも大歓迎です!