そもそも年齢を数える意味がなかった昔のメキシコ。(2/2)


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育児期間中につき、

投稿が断続的になっております~。

落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。

 

昔の人は自分が「何歳」なのか知らずにこの世を去っていった。

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👆暦が解るって特権だったんです。マヤの遺跡、ラカンドンにあるヤシュチラン遺跡

 

昨日の続きです~👇

前編

 

西暦を使わなかったメソアメリカの暦

前編ではメシカ(アステカ)の暦について書いてました。

 

2022年10月4日という日は、

メシカ(アステカ)の暦だと、

matlactli tochtli (10のウサギ)年の、

teotleco月の1日目、

maquilli miquiztli(5の死者)日、

の3つで特定可能という話でした。

 

👆これは3つの暦からなっていて、

「年」をXiuhmopilli(シウモピリ)、

365日の暦をXiuhpohualli(シウポウァリ)、

260日の暦をTonalpohualli(トナルポウァリ)、

の組み合わせで2022年10月4日という日を特定します。

 

👆これって52年に一度一巡する仕組みになっています。

シウポウァリ暦とトナルポウァリ暦のある一点が交わるのが、

52周に一度なんです。

算数が得意な人は計算してみて下さい。(笑)

52年というのはトゥラからメシカ時代にかけて登場する、

ケッツァルコアトル神やテスカトゥリポカ神が創る「太陽」に関係します。

 

👆はぁ~、ややこしい。(苦笑)

これを聞いても解る方はいらっしゃらないと思うので、

続きは現地ツアーでゆっくり説明します~(笑)

 

ちなみに、

上述の260日の暦トナルポウァリは、

マヤ暦のツォルキンに、

365日の暦シウポウァリはマヤ暦のハァブに相当します。

マヤ暦はクエンタ・ラルガ暦というのもあり、

ちょっとその辺、

メシカ暦との違いも出てきますので、

一言で「マヤ暦」は説明できません~

これも現地でちゃんとご説明します~(笑)

 

「年齢」という概念

で、昔のお誕生日の話に戻すと、(苦笑)

52年で一巡してしまうメシカの暦では、

現代のように過去のある一点(キリストさんの誕生)を起点にして、

御年何歳という数え方ができなかった、

だから今のような「年齢」と言う概念はなかったというのが岩﨑説です。(笑)

 

ただ、

同じメソアメリカでも、

さっき書きましたマヤのクエンタ・ラルガ暦は、

紀元前3114年を起点にしてカウントしているので、

西暦と同じようなもので、

これだと原理的には可能だった、

でも暦を扱えたのは貴族階級だけだったので、

一般庶民に年齢の認識があったのかという、難しい。

 

結論。

 

昔のメキシコ(スペイン人が来る前)には、

年齢の概念はなかった、

故にお誕生日おめでとうと言ったり言われたりすることもなかった。(笑)

 

「お誕生日おめでとう」はメデタイ?迷惑?(苦笑)

誕生日パーティーの起源についてはハッキリしていないようですが、

15世紀ぐらいにドイツでそれらしきものが行われていた、

という記録があるようです。

 

今更ながら、

だからなんだってことはないんですが、

なんかこう、たまに感じるんです。

「何歳だからムリ」みたいなこと。

 

転職にしても、

夢にしても、

「もう~歳だからむりむり~」

っていう人多いじゃないですか。

 

そう考えていくと、

「お誕生日おめでと~」

と言われても、

「無理」が増えていくなら「迷惑」なこと?だと思うんです。(苦笑)

 

先日の境界線の話じゃないですが、

その点、

どこまでが可能でどこからが無理なのかって、

物理的に境界線があるわけじゃありません。

あるとすれば、

自分が「勝手に」境界線を作ってしまってると思うんです。

 

人類の歴史からすれば、

ホントに最近できたような「年齢」っていう概念によって、

自分の限られた人生の中で、

できること・できないことを分け過ぎない方がいい、

と言うのが僕の考え。

 

もちろん、

お酒、たばこなどの「20歳まで無理」なら、

健康へのリスクがあり得るのでダメなのはわかります。

でも、

その他に年齢によって「無理」ってすべきもの、

ありますかね?

 

一応締め

なんか今日(10月4日)は僕の妻と言うか嫁と言うか女房が、

誕生日なのでパスタ屋でご飯をごちそうしてくれるようです。(笑)

 

アカプルコにでも行こうか~と話してたんですが、

ちょっと今はいろんな理由で「辛抱」する時期なので、

自宅で過ごすことに。

「辛抱」といってもですね、

変なケチケチ生活をするという意味じゃなくて、

大きな出費を強いられることはちょっと控えましょうという意味。

だからと言って幸せ度が降下することはありません。

 

誕生日だからなんだ、

40歳だからどうした、

と言っている偏屈な僕なんですが、(苦笑)

でもやっぱり、

家族や友達から「お誕生日おめでとう」と言われると、

率直に嬉しいですね。(笑)

 

👆あ、いや、たぶんこれはお祝いに対する嬉しさと言うより、

承認欲求から来ているのか・・・(汗汗笑)

 

👆これにも境界線はあるのか。

 

はい~、

てなわけでして、

自分の誕生に感じたことをツラツラと書いてしまい2部制になっちゃいました。

 

当たり前のようにある「年齢」についての考え方、

鵜呑みせずに(苦笑)

そしてそれに縛られ過ぎないように生きて行ければと考えている、

メキシコガイド岩﨑功「40歳」で御座います。(笑)

 

ではまた、

皆さんごきげんよ~

 

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