【死者の日の花】センパスチル

ロゴ,メキシコ,観光,ツアー,ガイド

メキシコはコロナ禍において入国規制がない、数少ない「今行ける海外旅行先」です。 成田から直行便でたったの12時間、 年末年始の海外旅行、メキシコ観光は弊社におまかせください。  

メキシコ在住18年目のメキシコガイド兼ドライバーが、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】完全プライベート日本語ツアーで、 メキシコの数々の遺跡からグルメ、地方の見所、そしてメキシコの雄大な山まで、 尽きる事のないメキシコの魅力をお得にご案内しております!

これ、メキシコが原産の植物です

センパスチルってどんな花?

Cempasúchilと書きます。   日本で大人気だった? リメンバーミーを観た方や、 メキシコの死者の日にご滞在された方でしたら漏れなくご覧になられています、 あのお花ですね。 👇リメンバーミー 👇これです スペイン語圏以外ではマリーゴールドと呼ばれていますが、 これ、 メキシコ出身のお花ですので、 で・き・れ・ば、 センパスチルと呼んで頂きたいです。(笑)   メキシコ原産という事は、 昔ぁ~しからあったということです。 どれぐらい昔からあるのか、 ちょっと僕の知識不足でまだ調べられていないのですが、 少なくても、 あのアステカで知られるメシカ時代(1300~1500年代前半)には、 このお花が「元祖死者の日」に使われていた、 という記録が残っているのです。   メシカだけでなく、 他の文化、 チアパスのマヤ、 ミチョアカンのプレペチャや、 ベラクルスのトトナカ文化など、 カタチは違えど同じ目的、 つまり死者を敬う習慣で使われていたのですね。  

なぜ死者の日に使われる?

それもそのはず、 このお花は雨期が終わった後、 10月から11月にかけて咲く、 季節の花です。   この時期というのは、 トウモロコシの収穫と重なるので、 メソアメリカ時代の人々は、 トウモロコシの収穫の儀式を行っていたのです。 日本でも秋にお祭りが多いのは、 お米の収穫の時期と合わせているからです。   収穫、 つまり死を迎えて、 次の生に繋げるための儀式です。 それを人間の「死者」と繋げていました。 だからこの時期に、 この季節に咲くセンパスチルで お墓や祭壇を飾り、 死者を敬うのです。  

センパスチルの語源。

センパスチルもナワトル語が語源なんです。 元々はCempohualxochitl センポウァルソチトゥルと呼ばれていたものが、 後にCempasúchilとなりました。   Cempohualは20、 Xochitlは花という意味。   なんで20なのか。 実は、 ベラクルスにセンポアラ(Cempoala)というトトナカ文化の遺跡があるんですが、 その意味については二つあって、 未だにどちらなのか、 解明されていないようです。   「20」という数字は、 メソアメリカ時代に使われていたカレンダーの日数に一致します。 当時は一ヶ月20日を18週+5日で回していました。 これをメシカ(アステカ)ではシウポウァリ暦といい、 マヤ文化ではハァブ暦といいます。   もう一つ、 365日ではなく260日の暦もありました。 1週間13日を20週で回すものです。 これをトナルポウァリ暦といい、 マヤではツォルキン暦といいます。 👆これ、 日本でもご興味ある人が多いマヤ暦でも使われるものですね。   きっと当時は、 20という数字は特別のものだったんですね。 厳密にいうと、 1~20という数字ではなく、 0~19で、 19の次に一つ桁が上がるという数え方。 10進法の0~9と同じようなもの。   👆メソアメリカの暦はちょいとややこしいので、 また別の稿で書きますネ。 もちろん、 ツアーではより丁寧に、 どなたにでもわかるようにご説明させていただきますので、 お気軽にお問い合わせください~。  

センパスチルを使う意味。

死者の日には、 この花で、 「表の道から屋内の祭壇に“道”をつくってあげて、 死者が迷わず戻って来られるようにします」 というのは植民地時代から始まった習慣のようで、 センパスチルは「生の循環」の象徴だったんです。 時期が終わると花は枯れてしまいますが、 翌年また同じように咲くのです。 「枯れて咲く👉死んで生まれる」 だから「死者の日」の習慣に象徴的な存在として扱われるのです。   あともう一つ、 昔の人にとって、 センパスチルは太陽の象徴でもありました。 その色ですね。 太陽はメソアメリカ社会の根源的な要素の一つで、 皆さんが行かれる遺跡の建造物の配置なんかも、 太陽が軸になっているわけです。 また太陽も「沈んで登る👉死んで生まれる」という、 「生の循環」の象徴なんです。   太陽の熱を吸収し、 それが光となって“道”を照らすとも考えられていた、 という記述もありますが、 どうなんでしょう、 僕の先生はこれは植民地時代からではないかって言っていました。  

センパスチルのいろいろ。

そんな「死者の日」用の装飾用としてだけでなく、 昔の人は薬としても使っていました。 その効能は様々で、 腹痛、下痢、生理痛、歯痛、吐き気などの症状に効くとの事です。 基本的に煎じて飲んでいたようですが、 お香のようにしたり、 傷口に直接つけたりもしていたそうです。   生息地域は多岐にわたり、 メキシコシティ周辺や、 プエブラ、 グアナファト、 イダルゴ、 ミチョアカン、 チアパス、 サンルイスポトシ、 トラスカラなどが主要な生産地です。 👇プエブラのセンパスチル畑 メキシコ,観光,ツアー,ガイド,死者の日,マリーゴールド 染料としても使え、 現在では中国でも多く生産されているか。 センパスチルを使うと例えばこんな色👇がでます。 中央の黄土色、右の鳥の色、左の砂時計型の模様の色。   メキシコには30種(別の公式資料では35種)が生息しているようです。   ということで、 ただ綺麗なオレンジ色、 黄色のお花じゃないんです。 季節的な要因と、 メソアメリカ時代の儀式の時期が、 ちょうどこの時期に重なり、 あのメキシコの象徴的な雰囲気を醸しだしているのです。   「マリーゴールド」をみましたら、 メキシコを思い出して、 「センパスチル!」 と唱えてみて下さい。(笑)   弊社では見かけだけではない、 メキシコの「死者の日」の背景を大事にしたツアーでご案内しております。 予約は半年以上前から埋まってきますので、 お早めにお問い合わせください~ https://mexicoct.com/tours/diademuertos/   [su_button url="https://mexicoct.com/category/blog/" style="flat" background="#ce608d" size="5" radius="round" icon="icon: chevron-right" text_shadow="0px 0px 0px #000000" desc="バックナンバーはこちら!"]メキシコ発【キオテ通信】[/su_button] 一番下に関連記事が表示されるようになりました~ 画面を一番下までスクロール~ 【お一人のお客様同士のライドシェア】 [su_button url="https://mexicoct.com/rideshare/" style="flat" background="#ce608d" size="5" radius="round" icon="icon: chevron-right" text_shadow="0px 0px 0px #000000" desc=""]お得なキオテのライドシェア詳細はこちら[/su_button]

SNSにてメキシコの写真と動画を多数アップしています!

#MexicoCompleteTravel

20年近くメキシコの社会にどっぷり浸かり生活している私から見た「メキシコの素顔」を、文章、写真、動画でご紹介しております。 ぜひフォローをお願いします!

Facebook

Instagram

メキシコ旅行相談窓口

[su_button url="https://mexicoct.com/new/contact/" style="flat" background="#ce608d" size="10.8" wide="yes" center="yes" radius="0" icon="icon: chevron-right" text_shadow="0px 0px 0px #000000"]お問い合わせはこちら[/su_button]   【人生のリバイバルコーチング事業】 私岩﨑はICF(インターナショナル・コーチング・フェデレーション)認定ライフコーチング業も営んでいます。 皆さんが一度限りの人生、限りある人生を有意義に生きられるようお手伝いさせて頂きます。 詳しくはこちらのホームページをご覧ください。 [su_button url="https://koiwasaki.com/" style="flat" background="#ce608d" size="5" radius="round" text_shadow="0px 0px 0px #000000"]ラテン式人生のリバイバルコーチング事業はこちら[/su_button]
]]>

シェアする