「危ないメキシコ」を売ってる人へ、の巻。(2/2)
世にある旅行や海外生活について、
ほぼ毎日行き当たりばったりに、
メキシコ現地から好き勝手に書いている、
ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】です。
成田から直行便でたったの12時間、
アメリカ・カナダの各都市から5時間以内、
2022年の年末年始の海外旅行、2023年の春休み旅行、ゴールデンウィーク、そして夏休み、
メキシコ観光は弊社におまかせを。
あとはソノラ市場👇
なぜかソノラ市場、
僕も頼まれることがあるんですが、
なんでそんなに行きたがる!?(苦笑)
きっとガイドブックや観光情報サイトに載ってるんでしょうね・・・
ちなみに、
そういうところって、
現地の在住の僕とか平凡なうちのメキシコ人の嫁とか、(苦笑)
まず行かないんですよね・・・
長年住んでいてもあんまり近寄りたくない、
てか行くのが億劫、
もちろんご依頼があれば自己責任でお連れしますが・・・(苦笑)
そんな場所であるソノラ市場は、
なぜか日本の方々の希望観光地屈指のランカー。
どういう歴史があるのか、
住民がどういう境遇で生活してきたのか、など、
前後の文脈もちゃんと調べてお伝えいただきたい。
ちなみにバディラグアトというのは、
ラファエルとホアキンという、
ナルコの2大ボスの出身地。
じゃないと、
人の不幸で客の恐怖心を煽ってお金を稼ぐって、
自分以外誰も得をしないことになっちゃいますので。
それは社会のために良くないよねって思います。
あ、そういえば最近、
この町でナルコ博物館を造るとかっていう話が出てましたが、
結局州知事に却下されたようです。
麻薬ネタで稼ぐ人達、
とっておきのネタができただろうに、
残念でしたね~。(苦笑)
ネットフリックス見られる人は、
「Narcos Mexico」というシリーズみてみて下さい。
70年代から始まった、
ナルコ帝国の様子がリアルに描かれています。
もちろん、
全てがリアルじゃありませんが、
大筋というのが掴めると思います。
👆この方がよっぽど、
日本のメディアやユーチューブの、
ためにならない「危ないメキシコシリーズ」よりも、
よっぽど面白くタメになるとおもいます。
はい、てなわけでして、
ちょっと感情的になった自分を抑えながら書きました。
愚痴っぽくなったヵ所があると思いますが、
どうかお許しください。
ではまた、メキシコで。
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👆ただの国境では終われない、この柵が意味するもの
前回👇の続きです~ [su_button url="https://mexicoct.com/blog/abunaimexico-1/" size="5"]1/2[/su_button] 「女性の一人旅で絶対行ってはいけない場所」 というのをご丁寧に解説してる人がいたという話でした。素人がつくるランキングほど厄介なものはない
メキシコは 堂々の5位にランクイン。(苦笑) なにがって、 女性が絶対に一人旅しちゃいけない国ランキング。(苦笑) その動画では「ブラックマーケットはヤバい」と言ってました。 たぶんテピート👇のことだと思いますが、

「危ないメキシコ」を語る前にすべきこと
僕がこうやって、 「メキシコ楽しい国、みんなで来てね」 ってせっかく情報発信してるのに、 そういうメキシコの一部だけを切り取って、 あたかもそれが「ザ・メキシコ」みたいな印象を与えるような水差しテレビ番組、 いい加減にですね、 やめてもらいたい。 たとえ作る側はそういう意図はなくても、 そういう印象を与えるということ。 「アブナイ」とやった方が数字がとれるのでしょうが、 ちょっと、 伝わるものが現実に即してないと、 その国、その土地の人に失礼ですよ。 そんなことですので、 たぶん作り手の方は変わらないとおもうので、 見る側の人、 視聴者側がそういう切り抜き番組を鵜呑みにしないこと。 もう一度いいます。 そういうアブナイと言われる現実は、 他国同様、メキシコにもあります。 でも、 そこだけを切り取って、 視聴者の「ぎゃぁ~」を煽るのはいかがなものかと。 そういう現実を伝えたいのであれば、 包括的にすべき。 「治安が悪い」 「ナルコがひしめくメキシコ」 の前に語るべき現実があるのですよ。 そもそもメキシコのナルコ(ドラッグ屋)はどうやって始まったのか。 どういう境遇で生活していたのか。 僕は犯罪者を擁護するわけではありません。 でもどこかでそういうことに手を染めなければならなかった、 彼らの厳しい現実があったわけです。 でなければ、 今頃ドラッグのディーラーではなく、 株のディーラーになっていたのかもしれない。 でも彼らの現実は彼らをそうさせなかった。 日本はほぼ均等に教育のチャンスが与えられます。 いくら貧しいとはいっても。 そういうのを「民度が高い」っていうらしい。 でもメキシコってそうじゃないんですよね。 地方の田舎なんかにいくと、 学校ってほんとに質素な建物のところもあります。 当然教育のレベルだって違ってきます。 北部のララムリ(タラウマラ)族のある集落では、 ララムリ族の教員が不足し、 遠く離れたオアハカの先生を派遣しているそうです。 当然、ララムリ語の授業はできません。 そこで彼らの伝統は途絶えるのです。 僕の文化系ガイド仲間たちだって、 高卒がほとんど。 自然系には中卒の人だってザラ。 「努力しなかったから」 いいえ、 各々、学業をそこで終えなければならなかった事情があります。本当のメキシコの裏話
そういう現地の実際の生活の境遇って、 日本では想像がつきません。 せいぜい、 アフリカの飢餓でやせ細った子供が映し出されるぐらい。 でも、 中南米の移民の人達の境遇は映し出されません。 一方で、なぜか危ないマフィアの話題では盛り上がります。 ドラッグを売っていた青年の死が、 日本のお茶の間の「おかず」になっちゃいます。 「あら、麻薬なんて売って悪い人ね~、アブナイね~」、 チャンチャン。 以上。 👆これが現実の日本テレビ、動画です。 「危ないメキシコ」を売ってお金をもらっている人、 もう少しですね、 根っこのある意味ある“作品”にできないですかね。 そういう恐怖心を煽って儲ける人たちにはぜひ、 シナロア州のバディラグアトに行っていただきたい。

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