メキシコがちょっとわかると自慢できますよ、の巻。(1/2)
世にある旅行や海外生活について、
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メキシコ現地から好き勝手に書いている、
ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】です。
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育児期間中につき、
投稿が断続的になっております~。
落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。
実は「メキシコ旅行」に行くってカッコイイことなんです。
👆メキシコのワイン、おいしいんですよ。(笑)でもやっぱり日本食には日本酒だね。
昨日、一昨日の歴史の話にも繋がるんですけど、
人間だれしも、
「ステータス」へのあこがれみたいのって、
あると思うんですよね。
「そんなの微塵もないよ~ん」
と豪語する人にだって、
実は無意識の部分にそういう欲望って少しはあると思います。
もちろん僕にだってありありです。(笑笑)
表では、
「僕、全然ブランドとかに興味なんですよ~」
って言っているくせに、
嫁からCITIZENの腕時計を誕生日プレゼントに貰ったとき、
そしてもちろんそれを着けて外に出るとき、
しっかり「ステータス」を感じております。(笑)
なんか、
デカくなったような気もしたりして。(苦笑)
話は変わりますが、
僕がサラリーマン時代にしていた営業は、
メキシコの地で日本食材を売るっていうもので、
日本食材にもいろいろあるんですが、
その中でも印象に残っているのが、
「日本酒」の営業です。
これは結構難しかった。
いや、
正確に言えば根気がいる仕事でした。
入社当時に気付いたこと。
なぜか日本料理店でワインなんですよね。
いや、
ワインが強いのは分かります。
でもワインて“所詮”、
べつにその日本食料理屋じゃなくたって飲めるよねって思うんです。(苦笑)
でもわざわざいつでもどこでも飲めるワインという飲み物を、
ワインとは関係ない日本料理店で飲む人が圧倒的多数で、
日本酒なんて、
売れてせいぜいやっすいハウス酒のようなものだけでした。
焼酎なんて言ったらもっと売れません。
「高い」が売れない理由なんですが、
「ホントかよ?」ってずっと思ったんです。
「お客さん、ホントに寿司にワインがカッコイイと思ってるんかい?」
と勝手に仮定を続けたのでした。(苦笑)
あと僕はすぐにやることに対して「意義」を謳いたがる傾向があって、
ま、簡単に言えばビジネスには向いていない性格なんでしょうけれど、(苦笑)
自分の中で何か筋が通ってないと気が済まないのです。(苦笑)
👆自己満という。
で、
入社4年ぐらい経った頃、
何かおもろいことをしたくなったんです。
何か盛り上がるようなこと。
日々のデスクワークや、
自分じゃなくてもできちゃうオーダー入力作業には飽き飽きしてたので、
何か営業らしいことをしたくなったのでした。
そこで思いついたのが、
日本酒を使った「宣伝」。
「日本酒を売る」もそうなんですが、
「日本酒を含めた店の売上アップ作戦」です。
ようは、
店に来るメキシコのお客さんに、
「スシ食いながら酒飲むオレ・ワタシってイケてない?」
と感じてもらうこと。(笑)
とにかく今までワインばっかで、
日本酒なんて飲んだことがない人たちに飲ませようと思い、
試飲会やディナー会をたくさんしました。
もちろん僕のお客さんとのジョイントで。
👇若かりし頃の岩﨑功
だって、
あんだけ高いワインがバンバン売れるのに、
甘い系の、
しかも日本食とベストマッチの日本酒が売れないって、
どう考えたって値段じゃないよねって思ったんです。
そこでとった戦略がさっき👆の
「日本食食べながら日本酒を飲むってカッコイイよね」
って思わせる作戦。(笑)
まずは日本酒が美味しい・マズいという評価は別として、
「自分、イケてる」って感じて貰うこと。
いやいや、
「思わせる」ってなんかいやらしいですが、
正確には「カッコよさをご体験頂く」に訂正します。
その時に、
お店で日本酒を売ってもらうウェイター、ウェイトレスさんに、
日本酒の味もそうなんですが、
簡単な豆知識を教えたんです。
そうすると、
ウェイター、ウェイトレスさんも、
知った豆知識を披露したいという欲望が沸き上がり、
一言二言お客さんにお披露目することが徐々に増えて行ったようです。
「オレ、大吟醸と純米大吟醸の違い分かるんだぜ」って。(笑)
「ワタシ、精米歩合の意味、知ってるんだに」って。(笑)
語尾の「だに」は静岡県西部や長野県南部の方言です。(苦笑)
日本酒は単価が高いから、
売れると自分のチップが増えるので、
俄然やる気になります。
で、気が付いたら、
殆どハウス酒や、
売れずにひねて真黄っ黄になったお酒しかなかったのが、
それはもう、
日本の人も知らないような超マイナーな地方の酒蔵のお酒もメニューに入るようになり、
更に、
メキシコの人がそういった安くない日本酒をすすんで飲むようになったのでした。
メキシコで日本酒を飲む人が激増するなんて、
正直思ってませんでした~。
僕がどれだけ直接的な貢献ができたのかは分かりませんが、
そういう「日本酒拡販プロジェクト」を実行できて、
あの時は楽しい時間でした。
で、
なんで長々と僕の思い出をつらつら書いているのかというと、(苦笑)
続きはまた明日~👇
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