メキシコ最高峰&北米第3峰のシトゥラルテペトゥル山ってどんな山?

メキシコ在住16年目、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

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いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、

公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

今日もメキシコから呑気に書いてます~(笑)

 

メキシコ最高峰&北米第3峰のシトゥラルテペトゥル山ってどんな山?

 

前回はこちらから☟

シトゥラルテペトゥル・前回

 

行ってきましたよ、

メキシコ最高峰シトゥラルテペトゥル山!(笑)

 

結果は・・・

 

無事に登頂しました~!(喜!)

 

感想を聞かれれば、

 

良かったです!

最高でした!

忘れられない思い出です!

 

なんて月並みな事は間違いなく言えるのですが、

それだけじゃなかったんです、今回は。(苦笑)

 

どこかに行くたびに、

想像を絶することが起こるのがメキシコ。(苦笑)

 

前回のキオテ☝で、

シトゥラルテペトゥルの意味を書きました。

 

「星の山」でしたね。

 

トマトゥルしかり、

イスタシワトゥルしかり、

僕は“丁寧に”(苦笑)

スペイン語の発音に近くなるように「t」には小さな「ゥ」を入れて書くようにしていますが、

一般的な日本語の情報では「ゥ」抜きで表記するものが多いと思います。

 

だからこれも難しければ、

「シトラルテペトル」って覚えて下さい。

たぶん通じないと思いますが。(苦笑)

 

この山にはもう一つ、二つ・・・呼び名があってですね、

通称ピコ・デ・オリサバ(Pico de Orizaba)と呼ばれています。

むしろこちらの方が一般的で、

山通でないとシトゥラルテペトゥルとは呼ばないです。

 

てか、メキシコの人でも知らない人の方が多いと思います?

 

ピコ(Pico)がピーク、

「頂点」ていう意味です。

デは「の」、英語のofに相当、

オリサバはこの山のベラクルス側にある街の名前です。

 

☟ここ

 

オリサバってOrizabaと書くのですが、

これも形はちょいと違えどナワトル語が語源です。

 

元々は、

アウィリサパン(Ahuilizapanという名称でした。

 

その意味は・・・

 

「幸せな水の場所」

 

「幸せな水」ってなんでしょうね(笑)

 

確かにここって、

東シエラ・マドレ山脈の西側と違い、

雨がよく降ります。

曇り日も多いです。

 

アウィリサパンがだんだん「間違われながら」スペイン人に広まり、

最終的にオリサバ(Orizaba)に落ち着いたんですね~。

 

☝多分これも知らない人が多い?

有名な地名にも関わらず。

 

この山の周辺にはいくつかの文化が定住地を築いた痕跡が見つかっています。

トトナカ、トルテカ、トラスカルテカ、メシカという風に、

支配元が移り変わっていったエリアなんですね。

 

トトナカっていうのは、

主にベラクルスの中部の北のあたり、

あの有名な遺跡エル・タヒンという都市が、

500年から1200年頃まで首都だった文化です。

1519年にスペイン人と最初に同盟を結んだのもトトナカの人達でした。

当時は首都はエル・タヒンからセンポアラに移っていましたが。

 

トルテカっていうのは、

あのトルテカです。(笑)

トゥラの。

メシカ(アステカ)人が崇拝してやまなかったあのトルテカ人。

テオティワカンの建築要素が、

コジョトゥラテルコ人を通じて持ち込まれたトゥラの部族トルテカです。

900年から1150年頃までが全盛期で、

テオティワカンの没後、

カントナが勢力を付け、

その後の時代にメソアメリカ最大級の勢力を誇っていた部族です。

 

その後はトラスカルテカによる支配。

今のトラスカラの州都付近に首都を持っていた部族で、

メシカ帝国に抵抗し続けた部族で、

やはりスペイン人と同盟関係になり、

メシカの首都テノチティトランの陥落を幇助します。

だから「裏切者」として1853年の憲法改正までメキシコの地図から「トラスカラ」

という地名は抹消されていました。

 

その後メシカ帝国がこのエリアを支配下に置きます。

 

そんなわけで、

大きなピラミッドがあるような遺跡があるエリアではないのですが、

このシトゥラルテペトゥル山の山麓には、

メソアメリカ時代の生活の痕跡が発見されているんです。

 

山麓に生活の痕跡があるということは、

山にもあります。

 

山はメソアメリカにおいて神聖なものでした、よね?(笑)

だからイスタシワトゥル山の山頂にも宗教的儀式で使われたとされる陶器などの遺物が見つかっています。

じゃあこのシトゥラルテペトゥル山山頂にも遺物が!?

 

いいえ、

山頂では見つかっていません。

中腹ぐらいの高度までのエリアで出土しています。

 

でも不思議ですね。

 

イスタシワトゥル山に登頂可能たらしめる体力や衣服があったのに、

シトゥラルテペトゥル山の上部には、

まだその痕跡は見つかっていないんです。

 

今回僕が登ったのはサウス・フェイス。

南側の斜面で、

もう一方はノース・フェイス、

北側です。

 

南側からは主にセラミック(土)製の遺物、

北側からは黒曜石製の刃物が“たくさん”見つかっています。

 

これは何を意味するんでしょうかね~?

 

ちなみにもう一つ呼び名があってですね、(もういいよ・笑)

ポジャウカン(Poyauhcan)

またはポジュトゥラン(Poyuhtlan)と、

スペイン人修道士のサグンの歴史書に表記されています。

その意味は、

「霧の場所」

はい、

確かに霧がかかることが多いです。

 

そんなわけで、

今日は登山日記を書くつもりでしたが、

話がオリサバという名称からどんどん歴史の方に流れてしまいました。(苦笑)

 

登山日記は明日載せます~

 

では~

【キオテQ&A】

愛媛県・小川ノリコさん

Q.家族5人で利用させて頂きたいのですが、大丈夫ですか?

A.はい、もちろんです。

その場合、3列目シートにお一人お座り頂く事になりますが、

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それほど窮屈にならずお座り頂けると思います。

料金は定額料金で承りますので、

お一人あたりがお安くなりお得です。。

 

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当メキシコ通信では、
皆様からのメキシコに関するご質問にお答えする企画、
【キオテQ&A】を始めました!
全てにお答えできるかはお約束でき兼ねますが、
皆様がお持ちの素朴な疑問をドシドシお送り下さい!
私メキシコガイドの岩﨑への個人的なご質問もどうぞ!(笑)
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