セノーテやテマスカルが「特別」なわけ(5/6)


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前回の続きです~

まだの方はこちらもどうぞ👇

「マヤのシャーマン」メキシコのスピリチュアルな話(4/6)

 

マヤ文化にもスピリチュアルな文化はあったけど・・・

 

セノーテやテマスカルが「神聖」なわけ

「地上」でも「地下」でもない「中間の空間」、

しかも命の水が溜まる場所セノテ。

だから生贄やお供え物を捧げて神に祈ったのでした。

 

有名なマヤの遺跡「チチェンイッツァ」という名称も、

「イツァエスの泉の淵」という意味。

ここには「泉=セノテ」というキーワードが使われています。

イツァエスというはマヤ系の民族チョンタル族のこと。

もともとタバスコ一帯に居たと考えられ、

メキシコ中央部のトゥラ文化と深い関係にあったと考えられます。

だからチチェンにはトゥラの瓜二つの建造物があったりします。

 

ちょいと話はズレましたが、

生贄から考えると「死」は「悪」ではない。

じゃあ彼らは何を恐れていたのか。

残るは彼らが信じる「世界」とか「宇宙観」というものが「消滅」し、

新たな「生」が生む出されなくなること。

(👆これは僕の推察です)

 

あとお問い合わせがあるのは「メキシコのサウナ」というもの。

まあサウナっちゃサウナなんですが、(苦笑)

これだって「中間の状態」に入り込むことが目的。

現代のようなリラックスするとか健康のためとかスピリチャルな体験をする余興じゃないんですよね。

 

どういうことかというと・・・

 

テマスカル(メキシコのサウナ)とは

テマスカルというのはTemazcalと書くんですが、

これもTemazcalliというナワトル語が語源。

Temaというのは蒸気、Calliというのは家。

Calliはアステカカレンダで知られるメシカの暦トナルポウァリ暦やシウモピリ暦にも登場します。メシカ帝国ができた都市を「2Calli」、メシカ帝国そしてメソアメリカ時代の終焉を迎えた年というのは公式には「3Calli」の年となっています。

 

でテマスカルの話に戻ると、

「Tema」は蒸気、「Calli」で家、

「蒸気の家」といえばご想像いただける通りです。

「サウナ」です。(笑)

 

ただですね、

コレというのは「球技の儀式」と密接に関係していることが、

各地の遺跡の発掘調査から伺えます。

しかも、全てではないにせよ、

一般的に球技の儀式場の「西側」に位置することが多いようです。

 

メキシコ中央部やマヤ圏など、

メキシコ各地にあった「テマスカル」というサウナですが、

全ての都市で行われていたわけではないらしい。

マヤ圏有名な場所だとチチェンやパレンケ、

メキシコ中央部のアルティプラノ圏だとテオティワカンをはじめ、

ソチカルコやトラテロルコから見つかっています。

 

ここからが重要。

もちろん「家」だから人が中に入ります。

「蒸気」だから中で蒸気を発生させます。

で、これが何を象徴しているのかというと、

「地上と地中」なんです。

 

いや、正確には、

「地上に造られた地中の空間」

といった方がいいのか。

 

地上でも地中でもない「中間地点」、

そしてそこに液体としての水でも空気中の目に見えない水蒸気ではなく、

敢えて「空気中で白く見える水分」

を使うわけです。

 

やはりその「中間地点」や「液体の水」ではない不思議な白い“気体”を、

当時の人達は神聖なものと捉えていたわけです。

 

ちなみに「西」といえば・・・

太陽が沈む方角。

太陽は沈んでまた東から生まれます。

 

だから、

もちろん新たな「生」を生む「東」というのは神聖で、

各地の遺跡の建造物の配置をみてもそれが見て窺えるんですが、

西は西で「新たな生が生まれる前」という位置で「神聖」な場所だったんです。

 

いかがでしょう、

「テマスカル」の意味、

分かって貰えましたでしょうか。

 

なんで「蒸気」なのか、

なんで「閉ざされた空間=家」なのか。

 

だから、

テマスカル自体は「身を清める」というのはちょっと目的からして違うんですよね・・・

 

メソアメリカのデュアリティ

あとは「ピラミッド」もそう。

あれは展望台ではなくて、

神聖な場所、神聖な山の模型です。

というのは同じことで、

天でも地上でもない「中間地点」に人間が登ることができるから。

 

ちなみにテオティワカンの太陽のピラミッドの真下にはトンネルがあって、

ちょうど中央直下に空洞があり、

人骨とともにお供え物が置かれていました。

 

よく言われるような「お墓」じゃなりませんよん。(苦笑)

 

「ピラミッド」の頂上が天との接点、

その直下の洞窟は地下との接点。

 

ここから分かるように、

「天と地下」という二つの“対照的”な要素が一ヵ所にあります。

こういうのをデュアリティ(二重性)といって、

天は地の逆の世界ではなく、

天は地と逆の性質をもつ同じ世界という考え方です。

 

天は暑く、地下は寒い、

でもそれっていうのは異なる世界ではなく、

同一世界の異なる性質の場所。

 

そんな風にですね、

「中間地点」という状態やスペースを重要視していたメソアメリカ文明の各文化。

 

で、最後に「シャーマン」。(苦笑)

つづきは👇

マヤのシャーマンツアーに参加する前に知っておくべきこと(6/6)

 

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