コロナ:4月16日/失業率5.3%
コロナウイルスの現状:4月16日現在
上の曲線が感染者数
下の棒グラフが死者数
感染者:6,297(前日比+450)
感染疑い:12,340(前日比+623)
死者:486(前日比+37)
致死率:7.7%
実際の感染者数はこの約8.2倍とみられています。
よって実際は50,000人以上が感染している可能性が高いとのことです。
先日も書きました失業率などの更新です。
El UNIVERSAL紙の情報です。
このコロナ禍により、
メキシコ国内では正規、非正規雇用は300万失われ、
完全失業率は5.3%になるとのことです。
大手求人サイトのOCC Munduialの求人は28%ダウン。
メキシコの現就業人口の6割が非正規職、
その数3,130万人で、
正規雇用も150万失われるとの予測です。
今年の全体の失業者数は80万~100万に達しており、
過去最多の失業者数は、
リーマンショック後の2010年の260万人で、
今回はそれを上回る予測です。
3月13日~4月6日の間に、
34万7千の職が失われたました。
☝☝☝メキシコの失業率の推移
①が1983年のラテンアメリカの債務危機 失業率6.1%
ラテンアメリカの主要経済国メキシコ、ブラジル、アルゼンチンが、
景気拡大に伴い、特にインフラ整備の為に、
他国の民間銀行から借り入れた資金のデフォルトに端を発する金融混乱。
②が94年メキシコ通貨危機 失業率6.2%
93年の北米自由貿易協定NAFTA発効により外貨が大量に入りましたが、
NAFTAに反対する南部チアパス州のサパティスタ民族解放軍(EZLN)の武装発起、
次期大統領候補の暗殺疑惑などのカントリーリスクが表面化、
加えて米国の景気拡大に伴う金利上昇によって、
外貨準備が急激に減少したことに起因する金融混乱。
③がリーマンショック後 5.3%
メキシコの主要財源は、石油、自動車、米国での出稼ぎ労働者による送金そして観光です。
近年では観光収入が財源の3番目となっています。
輸出の約8割が対米であり、
出稼ぎ労働者の仕送り額も約半減し、
石油価格の下落に起因した不景気です。
④が今回のコロナショック 5.3%
原因がウイルスだけに、
人との接触が不可欠な観光への影響が長引く可能性、
米国の経済状況も深刻で、
それに伴う仕送りの減額が長引く可能性がぬぐい切れないです。
今までにない、予測が困難な状況です、、、
僕もなけなしの貯金を切り崩し、
糊口をしのいでいますが、、、
メキシコ人の約6割は、
非正規雇用の貯金もない、
その日暮らしの人達です。
昨日政府から追加で、
小規模事業者向けに有利子貸付金の案内が出ましたが、
上限2万5千ペソ(約12万円)、
金利6%、4ヵ月の返済猶予でも、
多分返せる人というのは限られると思います。
そんな事で先が思いやられます。
出典:
https://www.eluniversal.com.mx/
https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Overseas/2010/ROR201019_001.html
https://www.eluniversal.com.mx/cartera/pandemia-dejara-3-millones-sin-empleo-en-mexico