コロナ:4月21日/家族送金が20%ダウン

コロナウイルスの現状:4月21日現在

上の曲線が感染者数

下の棒グラフが死者数

感染者:9,501(前日比+729)

感染疑い:8,262(前日比-1,391

死者:857(前日比+145)

実際の感染者数はこの約8.2倍とみられています。

よって実際は50,000人以上が感染している可能性が高いとのことです。

 

昨日ラテンアメリカで、

メキシコはベネズエラに続いて2番目の不況となる見込みと発表されました。

その主な原因の中で外国からの家族送金があります。

 

この家族送金は、

メキシコのGDP1兆2000億ドル強(日本の約4分の1)の内、

3%弱を占めます。

2019年が385億ドルでした。

ピンときませんが、

円換算で4兆2000億円ぐらいが、

毎年外国で働いている家族から送金されてきます。

 

主にはイタリア、スペインそしてお隣アメリカからの送金です。

という事は、

今回のコロナによる被害が最も酷い国ですね。

 

この額って言うのは、

ラテンアメリカでは1位で、

世界ではインド、中国に続く3位なのです!

 

ちょっと古いデータですが、、、

ご参考までに、

メキシコにはやく3,300万世帯(2016年)あり、

内4.8%の160万世帯が

この外国からの家族送金に頼って暮らしています。

州別で、

サカテカスが16.7%、

ミチョアカンが15.8%、

ナヤリットが13.2%

の世帯が送金に頼ります。

 

この家族送金の総額を単純に160万世帯で割ると、

年間一世帯あたり約250万円程の収入となります。

その20%減ですと、年間50万円ぐらいの減収となりますね。

(あくまで目安です)

 

でもこれはまだいい方で、、、

 

メキシコでは、

例えばスーパーのレジ打ちとか、

棚に商品を並べる人達というのは、

月収で4万円に満たないのです。

年収50万円未満です。

 

そう考えると、

正規零細事業者向けの政府から出る

4ヶ月の25,000ペソ(15万円ぐらい)の有利子借入金も、

無視できない額と言えます。

 

出典:

https://www.eluniversal.com.mx/

https://www.jornada.com.mx/ultimas/economia/2020/04/22/estima-banco-mundial-caida-de-20-en-las-remesas-este-ano-8008.html

https://www.bbva.com/es/consolida-importancia-remesas-mexico/

https://www.milenio.com/negocios/mexico-tercer-receptor-mundial-remesas-bm