コロナの現状・11月29日時点
メキシコ在住15年目、
「メキシコの素顔を世界に!」
をモットーに、
メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
メキシコのコロナの現状。
2020年、
もう師走です。
もうお手上げです。(沈)
これまでずっとコロナ関連の情報は更新をしていなかったのですが、
今年も早最後の一ヶ月となりましたので、
一度コロナの状況をお知らせする事にしました。
メキシコへのご旅行のお問い合わせも頂いており、
「いらしてください!」
と明確に返答を差し上げる事ができず
とても心苦しい状況が続いております。
昨日29日時点での状況はこんな具合です。☟
説明するまでもないですね。(痛)
一日の感染者数の推移です。
昨日は6388人、
一昨日は1万人を超えました。
(出典:EL ECONOMISTA https://www.eleconomista.com.mx/politica/Numero-de-casos-de-Covid-19en-Mexico-al-29-de-noviembre-de-2020-20201129-0038.html)
死者は10万人、
感染者の累計も110万人を超えました。
人口10万あたりの死者数では、
世界で10番目となっています。
7月20日以降、
感染者数は下落していたのですが、
10月より再び上昇に転じ、
一昨日には一日の感染者数としては過去最多の1万人を超えました。
そんな状況です。(悲)
これ以上言葉がありません。(泣)
先日、
行きつけでした拙宅近くのメキシコ料理屋が閉店してしまいました。
週末にはよく嫁と朝ごはんを食べに行って言っていたんです。
安くてウマい、
家庭料理店でした。。。
ウーバーイーツなどの宅配サービスも導入して、
なんとか踏みとどまっている様子でしたが、
ついに力尽きてしまいました。
メキシコのレストラン業界の深刻さは増しているようでして、
2020年はトータルで12万2千の店が、
コロナショックで閉まると試算されています。
メキシコ国内には、
約32万6千軒のレストランがあるのですが、
この内37.5%が閉まるという計算です。
レストラン業界は210万人の雇用を生み出していたのですが、
その内20%強の45万人が職を失う(失った)形です。
メキシコシティとその周辺部だけでも、
約9000店もの店が閉まっています。
日本はどうなのでしょう。
メキシコは会社の事務所が閉まっています。
特別な許可が無いと事務所で就業できないんですね。
皆、自宅でリモートです。
てことは、
お昼に利用するオフィスワーカーが主な顧客だったところは、
大半が経営困難です。
前述の行きつけのレストランも正にそんな立地でした。
あとは観光地や空港、バスターミナルにあるレストラン。
こういう所は家賃が高いですよね。
難しいと思います。
あとは、
メキシコ特有の現象として、
簡単にウーバーイーツなどのテクノロジーを導入できない、
またはその存在を知らない零細店舗も多いのです。
お母さんがやっているような家庭料理店などですね。
料理の中には配達に向かない料理もあります。
12月は特に、
レストラン業にとってはかき入れ時です。
12月の最初の2週間は、
会社の忘年会が多いです。
パーティー会場もです。
それが今年はゼロです。
本当の試練は年明け、
1月から2月にかけて、
更に多くにレストランが廃業に追い込まれる可能性が危惧されます。
#MexicoCentralTours
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