戦争やテロの根底にあるものって何でしょう。メソアメリカのデュアリティ(二重性)から学べること。(1/2)
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メキシコ在住16年目、
「メキシコの素顔を世界に!」をモットーに、
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いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供している、
メキシコ観光省認定日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
メキシコの数々の遺跡からグルメ、地方の見所、そしてメキシコの雄大な山まで、
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今日も呑気にメキシコから書いています~(笑)
戦争やテロの根底にあるものって何でしょう。メソアメリカのデュアリティ(二重性)から学べること。
今日で20年目の節目。
今から年前、
僕は大学1年目、
今はなき渋谷の居酒屋「魚屋一丁」で働いていました。
わりと大きい居酒屋チェーンなのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。
たぶん、
まだ新宿三光町や札幌にはある?
上京して初めてのバイトで、
一番やりたくなかったホールの仕事をした場所。(苦笑)
おカネがなかった僕は時給だけを見て選んで、
でもイロイロ”勉強”させてもらい、(苦笑)
後の営業の仕事にも繋がり、
更にはそれを基に今の仕事で独立していること考えると、
人生どこでどうなるか分からないねぇって感心するのでした。
獅子唐の辛いのが当たった客が激高したり、(苦笑)
生け簀から活魚を獲る時水が客に降りかかったり、(苦笑)
なぜかいつも機嫌が悪い板前連中になぜかペコペコしたり、(苦笑)
大人社会の端っこを見させてもらったのでした。
今思えばいい経験で、
「あれがなかったら今の自分は無いかも」
って思うほど。
渋谷センター街に近い、
東京の繁盛店の一つでできたって言うのも自信になりましたね。
そんな思い出がある場所はもうないんですが、
ある日仕事が終わって帰る時、
皆が集まってテレビをみていたんです。
何かと覗いてみると、
「あの」映像でした。
当時は海外のことを本当に全く知らず、
ツインタワーがどこなのかも分からなかったんですが、(苦笑)
NYの中心部ってことで大惨事ということに気付いたという記憶があります。
あれだけの悪事を企ててさらには実行してしまうって、
どういうレベルの憎悪なんでしょう。
戦争もそうです。
罪のない一般人を銃や爆弾で皆殺し、
べつに人殺しでなくても、
身近な例でいうとイジメとか。
誰でも喧嘩はしたことあると思いますが、
突発的に言い合ったり殴り合ったりすることはあっても、
「皆殺し」とはならないですよね。
そこにある種の強力な憎悪があるのでしょう。
世界から憎悪が無くなるのは不可能、
故に戦争が無くなるのは、
残念ながら不可能だと僕は思っています。
「戦争反対!」なんて薄っぺらいデモをやるだけ無駄っていう話で、
「戦争」というのは世界レベル、
または人間レベルで我々のDNAに刻み込まれているようです。
もちろん、
今日メキシコがあるメキシコでも、
昔から「戦争」というのは頻繁にあったわけです。
同じ部族同士での戦いが頻発していたマヤ。
戦争から守るために高台に居住区を建てた時代、
でもそうしたら今度は内部の反乱がもとで滅亡した都市、
武力行使で地方部族を支配下に置いて勢力を拡大したメシカ(アステカ)。
そして更なる武力行使でメシカを乗っ取ったスペイン人。
そしたら今度は同じスペイン人同士でメキシコ独立戦争を戦ったメキシコ。
独立しても権力者間の争いは続き、
3人の大統領が暗殺されているメキシコ。
その後も麻薬組織同士の縄張り争いの抗争や、
市民の自警団との衝突。
挙げれば「戦争」がなかった時代というのはありません、
今ではインクルーションや差別禁止という言葉というのは、
世の中の体裁上「あたりまえ」となっているようですが、
でも元々そういう「敵を皆殺し」というDNAは変わらず、
人間が生存する限りは「争い」というのは絶えないのでは。
僕は以前まで、(笑)
売られた喧嘩は買う的な姿勢で、
理不尽な要求や出来事ではズケズケと物申していてたんですが、
最近はあんまりしないんです。
むしろ「放置」するようになりました。(笑)
友達や家族となれば尚更「放置」です。(苦笑)
メキシコの家族の問題、
先週末の文句しか垂れない夫妻の件、
人の安全なんか気にもとめない悪質ドライバー、
全部「無視」してます。(苦笑)
僕の昔と「今」の違いは、
「端から違いがあるよね。
だから完全一致は無理だから、
ここまで妥協をしよう。
でもそれが受け入れなければ深追いしても仕方ない」
と思えるようになったこと。
運転していて割り込まれても、
例え「危ない」と説明してもこの人には分からないだろうね、
って僕は考えているんです。
友達と話していて、
自分の考えと違う考えをしている人が、
僕が「おかしくね?」と思う事を
「真顔」で言っているのを見ると、
「なるほど、そういう世界にいるのね」って、
映画の世界の話を聞くかのように耳を傾ける時もあります。
もちろん自分の考えも出すんですが、
それで「いえいえ、そんなの違う!」
と挑まれても、
僕はそれ以上はそれに対して言い返しません。
むしろ自分がそれを受け止めてあげるようにしてるんですね。
日本では新たな流行?(苦笑)
友達とディベートして「論破」して自己満してもしゃーないし、(苦笑)
そもそも論、
それで物事が根底から解決するなら皆やっているでしょう。
いくら話しても完全に両方が100%納得することは無いと思うし、
大事なのは自分とも相手とも、
落としどころを見つけることだと思うんですよね~・・・
昔のメキシコにはデュアリティ(二重性)という概念が存在していました。
「生OR死」じゃなくて、
「生AND死」という考え方。
現代の「あたりまえ」を一旦脇に置いておいて、
「生AND死」っていう相反する要素が共生するってどういう状態なんでしょう。
続きは次回に~(笑)
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